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マイナ免許証は待った!

 難しいことを誰にでもわかるように簡素化するシリーズ。テクニカルな背景や難しい専門知識は省いて、なにが不便なのかを考える。

 結論: 海外でレンタカーを運転するならマイナ免許証は、待った方が良いと断言します。


◆マイナ保険証とはインパクトが違う

 実は医療業界に大混乱を起こしているマイナ保険証。全国の医師会からの従来の保険証存続の願いも虚しく、政府は一歩も譲らない構え。

 ここまでは、国内のドメなお話しだけど、運転免許証までマイナに移行すると、ちょっとグローバルな問題が起きそうな予感。

◆国際免許証だけでは運転できません

 国際運転免許証と言うのは、公的な書類なのだけど、それ自身は免許ではなく翻訳書類。なので本来的にはその原紙である日本の免許と揃って初めて機能するもの。

 この辺は警視庁のページでも説明あります。

 本来の運用としては、海外でも日本の免許証の番号を確認して、翻訳書面である国際免許証を確認して初めて使えるもの。
 ただし、日本人による利用が多い地域では、国内免許証を見ればその真贋を概ね確認できるので、パスポートと併せて承認している感じかな?

◆海外でも国内免許証は必須

 よく米国に行ってた頃は、ペンシルバニアの運転免許持ってたので気にしてませんでしたが、それが失効して日本の国際免許でレンタカーを借りるようになって、ある時期から日本の免許証も提示を求められる機会が増えました。

 それどころか、だいぶ前にサンフランシスコの空港で車を借りようとしたら、国際免許証は無視されて、日本の免許を出せと言われたこともあります。

 まあ、日本語なんて読めないので、たまたまなんだろうけど。

 この辺りの対応ってアメリカの場合は個人の判断に委ねられてるので担当者によって対応はまちまちです。

 日本から予約して行くのであれば、最近はレンタカー会社が提供する免許翻訳もあるので、こちらも便利。私の場合は、現地で安いレンタカー会社を探す事も多いので、原則国内免許証と国際免許証を持っていきます。

◆マイナ免許証は海外で使用できない(筈)

 一番の問題は、マイナ免許証になった場合、現地で読み取りが出来ることにはならないので、免許証の番号等の確認が取れないこと。

 この辺りの対策は考えてあるのだろうかは疑問?なので、従来の免許証は絶対に残します。

 そこで特別措置として別ドキュメントを用意する可能性もあるけと、マイナ保険証に対する資格確認書のようなやり方は、当然海外では通用しません。

 現状の国際免許証だって、安い作りで本物かどうか怪しい体裁でありながら、見た目が公式っぽい国内免許証、パスポートとセットで初めて有効となります。

 仮に運転資格確認書の様なものを発行するにしても、本来の免許証体裁レベルのものでないといけない。
またお金を掛けるのですか? 

と言う話。

 まあ日本人は近年貧しくなって、海外旅行は限られた人向けとなってるので関係ないと考えてるのかもね。

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