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初めて声優(Kiramune)のイベントに行った感想


<(特に序盤)ファンの方からすると無礼だと感じる可能性のある表現があります。ごめんなさい。>

・私はそもそもアニメやゲームは好きだったが、声優さんのイベントにはあえて行こうはしなかった。

・それは私の中では声優さんというのは、声というキャラクターをつくる一要素をあてがう存在で、わざわざ表に立ってキャーキャー言われるのは理解できなかったからである。(ヒプノシスマイクやアイマスライブも、キャラクターと声優さんの同一視しなければならないのがきついから履修してなかった)

・そんな中、友人のゆかこ氏から同伴する予定だった友人が行けなくなりチケットが余ったので、土曜日一緒に「Kiramune Music Festival ~10th Anniversary~」に行かないかとお誘いを受けた。

・上記の理由で声優さんには体操興味はなかったが、場所がメットライフドームと所沢在住の私からすればまぁまぁなご近所で、二限目を切るする言い訳にちょうどいい時間帯から始まるので、社会科見学的なノリで同行させていただくことにした。

・せっかく行くのだから予習するべきだと思い、ゆかこ氏から何を見とけばいいのか聞いて送られてきた動画を全部見たり、Wikiでどの声優がどのキャラクターの声を担当しているのかを調べたりした。

・ライブでペンライトを振る時に暫定の推しを決めた方が振りやすいので、生放送で萌え袖をしていた翼さんという方を推すことにした。特に好きなアニメに出ているというわけではないが、矢澤ニコのモノマネをしている動画を見せてもらい「なるほどね」ってなったから。

・暫定的な推しは決めたが、私は今2~3ジャンルの沼に漬かっていてこれ以上他のジャンルに堕ちたくなかったので、当日は何色にも染まらないという気持ちを込めて真っ黒の服を着ていった。薄っぺらい決意。

・当日ゆかこ氏と駅で再会し、翼さんはウイングと呼ばれていること、彼女の推しの江口拓也さんは髪よくカラフルに染めていること、全体の持ち歌は数百ある中今日のライブではその中から50曲ほど歌われること、公演は6時間ぶっ続けで基本トイレには行かないことを教えてもらった。前日までは3時間ぐらいで終わるだろうと舐めていたので、ここでようやく今からとんでもないところに行くことを悟った。

・会場に着いて開演までまだ時間があったので、場外でフラスタを見たり柿の種を買ったりした。柿の種は1000円もした上、オマケのシールの中にゆかこ氏の推しのシールが入っていたので回収された。

・座席はスタンドの後ろの方だったけど、端っこの方ではなかったので全体を見渡せてよかった。トイレも近かった。公演が始まる前ステージに今までのライブ映像やPVが流れていたが、始まる10分前ぐらいからPVに合わせてペンライトを振っていた方が多くてびっくりした。

・ライブの注意事項が流れ出すと、デフォルメ化された声優さんがいい声でキャーキャー言われながら説明していて、自分の立っているこの場所は多くの人に楽しみにしていた場所で、ペンライト一つ一つに気持ちが詰まっていて・・・って考えていくうちに、感動して目尻が熱くなったし、前日までの自分の思考が申し訳なくなってきた。自分の暫定推しのデフォルメだけ目がアンダーテイルのテミーさんみたいになっていていた。何故?

・注意事項が終わり、客席全員が立ち上がり、歌が始まり十数人の男性が出てきた。とりあえず教えてもらった推し色のペンライトを周りに合わせて振って、辛うじてわかる暫定推しのソロの適切なタイミングで黄色い(?)声援も出した。ペンライトを振るシチュエーションに遭遇したことがなかったので、振っているのではなく曲に合わせて様々な振り方をして会場が一体になってる光景を初めて見て、宗教味を感じた。しかし、この時点でもうこの輪に自分も入っているのだ。

・全員で歌う歌が終わり会場全体が紺色に染まった。なぜ分かる。と思ったら、紺色コンビは数年前から活動を休止していたのだけれど、今日復活して再開するというエモーショナルなあれだったらしい。確かにそんなことツイッターで見た。だから歌っている人が途中で疲れて座ってお話していた。

・神谷さんはイベント云々より前からさすがに超有名人なので存在を知っていたが、それ故に歌っていると陰から間桐信二が(ペンライトの色も相まって)ちらついて申し訳ない気持ちになった。

・推しが出番の時、暫定が暫定じゃなくなりそうで危なかった。手でハートを作るな、語尾にハートを付けるな、美少女であることを認めるな!

・行く前は声優だしキャラソンみたいな曲ばっかかなと思ったが、どの曲もかっこ良かった。あと、どの声優さんも生歌なのによくそんなに動けるなと終始思っていた。ダッシュしながら歌ったり、ダンサーさんとキレッキレに踊ったり・・・超人軍団か?

・全員歌い終わったところでトークコーナーが始まった。時計を見たら開始から2時間半経っていた。あっという間だった。トークも20分ぐらいあったがあっという間だった。

・日が傾くにつれ突き刺さるような冷たさが、主に手と腰を襲った。これが我が埼玉県民が誇る西武ドーム・・・寒かった分ペンライトは滅茶苦茶綺麗だった。

・どの曲も最高だったけど、記憶に残っているものの中で赤いペンライトの方が、アカペラで歌っていたのは鳥肌が立った。寒かっただけじゃないよ。ここでは本来ペンライトは消さなければいけなかった(本人がツイッターで言っていた)らしいが、赤一色のライトで彩られていたあの光景もとても良かった。

・曲がすべておわり、アンコールが始まった時に10年分のライブ映像が流れて、愛を感じた。初めて来たけど、ここでも随時適切なタイミングで黄色い(?)声を出した。

・最後はなんかフロートみたいなやつでぐるぐる回りながら全員で歌っていて、同じフロートにいる声優さん同士で腕を組んでいたり、目を合わせながら歌っていて、好きな人が見たらたまらないやつだと思った。しかし私は絶対"そっち”にはいかないぞ!

・と思ってたけど最後に一人一言いうとこで本格的にやばくなった。その日代永さんはリボンを付けていて、そのことを話題にしたのだが、会場からかわいいと言われて彼なんて返したと思います?「知ってる~~~(⋈◍>◡<◍)。✧♡」ですよ?本当顔文字のまんま。そんなことある?

・終わった後、反省会会場でゆかこ氏に今日の翼さんは通常営業なのか聞いたら、3人ライブの時はもっとすごいからライブ映像をこんど一緒に見ようとスケジュールを聞かれた。怖。あとライブ中手でハートをずっとしていたが、そのときはファンもペンライトを持ったまま手でハートを作らなければならなかったらしい。まあ落ちなけば必要ない情報なんだけれども・・・・

・そんな話をしていたら、ゆかこ氏がイヤホンを差し出しこの動画( https://youtu.be/KU7z2dtSQWY )を見せてきた。自分は元々Dオタであり、このパレードもいっぱい見た。しかし、まさかそこに貴方が?そう思った瞬間涙が止まらなかった。なんで泣いているのかわからなかったが、ひたすらに胸が苦しかった。

・最初私は声優に、はまっていくのは好きなキャラクターを推していく延長線だと思っていたが、違う。好きになった推しが偶然好きなキャラクターとかの声を担当していて、そこに強い何かを見出して好きになっていくのだ。みんなそうかは知らないけど、なるほどそういうことね。

・でも私はまだ落ちたことは認めないので、なんかお勧めの動画とかあっても見せなくて大丈夫です。堕ちてないので。

(もしなんかあったらコメントまでお知らせください)


スキを押されたら飛び跳ねちゃうぐらい嬉しいし、お金も人並み以上に好きです。でも、最後まで読んでくれる貴方が一番好きかもしれません(チュッ)