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マンガ読みの年中休業うつらうつら日記(2022年10月8日~10月14日)

本格的に寒くなってきて、ついに羽毛布団を厚い方のやつに交換しました。ふくふくとして温かい。息子のカノジョがコロナに罹患してしまい、婚姻届け前の家族顔合わせは延期とせざるを得ません。このうえは息子がなるべく罹らないように家庭内隔離を厳重にし、何とか乗り切ってくれるよう祈るばかりです。リアル宴会を前にちょっと気持ちが引き締まりました。

22年10月8日

昨夜の定例ZOOM飲み会は久々にせいうちくんもフル参加。
ただし参加した最大の理由は先週「仕事の山を越える見込みだから、木曜金曜あたりに休暇を取り、長老の山荘にお邪魔したい」と発言し、その場で週末を絡めた平日休みを取って参加したいと言う人もいて、急遽プチ合宿が開催される運びになっていたこと。
私と同じく年中休日のGくんがうちに泊まりに来てドライバーの手助けをしてくれる話までついていたが、Gくんの、
「わしは本気にしとらん。せいうちさんは絶対仕事が入る」との予言通り、がっつり仕事が入ってしまったのだ。
「皆に謝らなきゃ。見通しが甘かった」と悔やんでも悔やみきれないせいうちくん、謝罪会見に現れた。

「ごめんなさい。GくんとSくんで行ってください」と謝ると、Sくんが、
「土日は休めるんだったら僕がうちの車でGくんを拾って、それからうさこさんを拾いに行って、渋滞する金曜夜の前に山荘に行く。せいうちは電車で来て土日に参加するってのはどう?」と提案してくれた。
しかしせいうちくんは情けなく、
「うさちゃんと離れているのがイヤなんだよぉ。どうかうさちゃんは連れずに、SくんがGくんを拾っていってあげて」と訴えた。
「なんでGくんと僕2人で行かなきゃいけないんだ!」とSくんが呆れ、この案は棄却された。

議論百出で様々な案が出たが、最終的に長老の、
「土日だけじゃつまらんしな。これから紅葉のシーズンで山は混む。いっそせいうち家で合宿したらどうか」に全員がうなずいた。
それなら駅前にカラオケ屋あるから久々にアニソンカラオケやろう。
せいうちくん、さっそくカラオケ屋さんに電話して朝の7時から夕方18時までのフリータイム、フリードリンクを押さえる。
これは4年ぐらい前、別の駅前のチェーン店でやりすぎて、月に2回ぐらいこの伝で飲み倒して歌い倒していたらそこの店のコースから土日のフリードリンクがなくなった、というカラオケ屋荒らしの手法。
幸いこちらの駅前ではまだ生きている。
もっとも味をしめて毎週のようにやってたら早晩廃止になるだろうけど。

地元のチェーン店によく行くSちゃんは今回用事があって不参加だが、
「土日のフリータイムって、一定時間経って混雑してくると追い出されることありますよ」と意見をくれて、せいうちくんが確認したらやっぱり「4時間で終了となることもあります。土曜日でしたら12時前にそうなるケースはほとんどないのですが」ってお答えをいただき、「少なくとも5時間は飲んで歌える!」と喜んだ長老によって裁可された。

金曜夜からうちに集まり、まあその晩は軽く飲んで朝早く起きて7時からカラオケ、追い出されるなり終了時間まで歌うなりしたらまた我が家に戻り、夜を徹しての宴会をしよう、って計画だ。

遠方のGくんは先乗りしてる方が楽だろうと思ったのに、
「わしは朝7時にカラオケ屋に行く。飲み放題の金を払うのに、なんで前の晩に自腹で飲まなきゃいかんのだ!」と抵抗する。
吝嗇で知られる長老が、
「前日のGくんの飲むビール代はわしが出すぞ」とまで提案してもてこでも動かない。
「前日に飲んだらカラオケ屋で2千円近く払う分のモトを取るだけ飲めないじゃないか!これはわしとカラオケ屋の勝負なんだ!なんとしても飲み負けるわけにはいかん!」と主張し続ける。

彼の計算では愛飲している安いバーリアルというビール2ダースで2千円ぐらいだそうで、カラオケ屋で飲めるプレミアムモルツに換算しても12杯は飲まないと負けるんだそうだ。
「なーんで翌日飲むってわかってるのに前の晩飲むんだ!その分、カラオケ屋でアルコールが入らなくなるじゃないか!」と。

前日の晩、我が家から大勢が参加するZOOM飲み会に煽られて結局飲みすぎ、翌朝起きられない可能性を指摘したんだが、
「わしの睡眠時間は順調に毎日後ろにずれていき、来週末には朝5時に起きるサイクルになるはずだ。おまえら、なんでわしの睡眠サイクルに口出しする!」って怒ってた。
毎週金曜の夜に大きく乱れて明け方まで起きてる睡眠サイクルなんだから、当日も乱れればいいじゃないか。
「金曜の夜に寝ないで徹夜で朝からカラオケする」という私の意見は長老から「それは20代の若い者の遊び方だ。老人がマネしちゃいかん」と却下された。

いずれにしても次の週末は我が家で総勢6人の大宴会だ。(あとからその場にいなかったKくんを別に誘った。一部参加の予定)
せいうちくんは大鍋を出してハヤシルーを作ると張り切っているし、私は鶏もも肉6枚分のタンドリーチキンを漬け込むつもりだ。
リアルの飲み会は久しぶりだ。
皆、コロナに飽き飽きし、かつやや慣れてきてしまっているんだろう。
こうやって第8波が起るのかもしれない。

Sちゃんが途中で落ちてしまったので、日頃から彼女の悩みを聞いてあげてるらしいGくんは、
「あの人は母親の介護の愚痴を言いに来たんだぞ。もっとちゃんと聞いてやれ!」と怒っていた。
「せいうちくんのお父さんが特養に入ってて先日お母さんが初めて面会に行った話は、かえってしない方がいいかと思ったんだけど」と言い訳すると、
「そういう話こそしてやればいいじゃないか」とおかんむり。
我々の世代は今、子供の巣立ちと親の介護でけっこう消耗してるよ。

ZOOM飲み会は3時ごろ抜けた。そのあとも残っていた人がいるかどうかはわからない。
5時ごろに長老とGくんが2人で話し込んでいるのでは、と見に行きたくなったが、とりあえず寝ておこう。
せいうちくん久しぶりのまともな休日、しかも創立記念日も入れたら4連休の貴重な休みだ。

朝起きて、せいうちくんはいつもの買い出しに行き、そのあと一緒にケーキを買いに行った。
ドーナッツとプリン・ア・ラ・モードを買い、先日アプリ会員になってもらったクーポンをいろいろ使ったら、「お誕生日おめでとう」のクッキープレートが手に入った。
Sくんのお誕生会も兼ねることになっているから、冷凍庫に入ってるテリーヌショコラと一緒に出してあげよう。

途中まで見ていた連続ドラマ「石子と羽男」を終わりまで見て、最近は当たりのドラマが多い、と喜び合う。
「六本木クラス」も「初恋の悪魔」も面白かったし、もちろん大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も毎週楽しみにしている。

そんな風に遊んでいたら、息子から連絡あり。
「急で申し訳ないんだけど、今夜、泊めてもらっていいかしら?」って。
特に問題はないのでOKを出す。
せいうちくんは煮込みラーメン作ってあげようと言って冷凍庫から豚肉を出していた。

そこで初めて気がついたのだが、昨日か今日、宝飾店にサイズ直しに出していた婚約指輪を引き取りに行かなきゃいけないんだった!
はっとなったのがすでに閉店時間を過ぎていて、日曜祝日はお店が休みなので火曜にならないと取りに行けない。
昨日行っていたら今夜息子に渡し、18日のお母さまを含めた会食の時にカノジョにゆっくりつけてきてもらえたのに。
夜中にやって来た息子にそう話して謝ったら、
「18日で全然かまわないよ」と鷹揚だった。よかった。

婚姻届けには2人の証人の署名が必要だと言うと、「えっ!」と軽く驚いていた。
「それは、実印とかいるの?」
「いや、そこまでは」
「じゃあ筆跡変えて書けばいいね」とあっさり言われ、今度はこっちがあっけにとられた。
「記念だから友達とか信頼できる人に書いてもらうものだと思ってたよ」と言うと、
「相手に負担をかけたくないから」だそうである。
誰かの名前を使うのなら少なくとも本人に了解を取っておいた方がいいね。
保育園時代からの親友、Sくんに頼もうと思う、ってさ。
もう1人はカノジョが友人の誰かに頼めばいいね。

「戸籍謄本が必要だと思うよ。うちの戸籍を抜けて、新しい籍を作るわけだから」と言うと、またびっくりしてた。
「そんなのいるの!?」
今月中にも入籍だって言うから、もうちょっとネットとかで調べてるかと思ったよ。
せいうちくんがこっちの近所の役所に取りに行って郵送しようか?と助太刀を申し込んだが、郵送でもできるんなら自分でやるってさ。
ただ、料金を払うために郵便局で小為替を買うとか、けっこうめんどくさいよ。
しかし婚姻届けを出すんだから、そのぐらいの面倒は自分たちで乗り越えた方がいいか。

私「姓はどっちを名乗ることにしたの?」
息子「どっちでもいいから、それぞれ姓の由来を調べてみて、特に何か残しておきたい理由が見つからなかったらじゃんけんで決める」
私「そう、それはいいね」
息子「え、もっと驚いたり反対されたりするかと思った。こんな冗談みたいな決め方でさ」
私「別に悪いとは思わないよ。どちらかが名前を変える際限ない面倒に耐えることになるんだから、女性が変える、って決めるもんでもないでしょ」
せいうち「それに、調べてみても特に理由がなければ、ってことでしょ。それぞれちゃんと姓について考えるってことだから、いいと思うよ」
息子「そうかぁ。もっと驚かれると思ったよ。でもこうして考えてみると、どっちも変えたくないから事実婚をするって人の気持ちもわかるね。別姓制度になればいいのにね」
私「選択的夫婦別姓なら、一緒にしたい人はすればいいわけだしね。同姓反対派で、『自分のアイデンティティに影響がある』っていう理由を挙げる人は、父母のどちらかと違う姓で成長する子供のアイデンティティ形成についてはどう思うのか、とは聞いてみたいところだけど」
息子「!!!そうか!夫婦別姓だと、子供はお父さんお母さんのどちらかと姓が違うんだ!そこは考えたことなかったなぁ!」

こっちもまた驚いたぞ。
結婚や姓について考えるなら、それぐらいは視野に入れておいてくれ。
君たち「子供は欲しいなぁ」派らしいんだから。

あと、名古屋の母の影響で引っ越すたびに本籍を移しがちだった私、こないだ長老から恐ろしい話を聞いた。
誰かが(たぶん息子かせいうちくん)が私の「遺産」を相続しようと思うと、生まれてこの方ずっとの戸籍謄本が必要になるんだそうだ。
普通の人は本籍はそれほど移ってないもんだろうが、母が結婚以来ずっとそのやり方でやってきたなら名古屋のあちこちに私の本籍が散らばっていることになる。
引っ越しが好きな人だったんだ、これがまた。

我々の結婚後は3つぐらいしか本籍移してないと思うんだが、自分の子供時代のよく覚えていない土地に戸籍があった時期がたくさんありそう。
息子のためには「どこに住んでいたか」をしっかり調べておいてやった方がいいのかな、と一瞬思ったが、どうせ謄本を取るために役所に手紙を出しまくらねばならず、ひとつさかのぼればその前が、そこではその前の前がわかる数珠つなぎの仕組みだから、何とかやり遂げてくれ。
「めんどくさそう~!」と悲鳴を上げるのは想定内だ。

そのへんで、昼間買ったプリン・ア・ラ・モード、息子が来ると思ってなかったから2つしかないけど、お誕生日前日(すでに夜中過ぎてたから)の彼にひとつ丸々あげて、せいうちくんと私はひとつを半分に切ってそれぞれ食べた。
せいうちくんが10時半に予約入れてる床屋から帰ってきたら、昼ごはんには焼肉食べに行ってプレ誕生日を祝おう。
今日来てくれてよかったよ。一緒にお祝いできて嬉しい。

そこで全員、寝た。
もう2時過ぎだ。
せいうちくんはあいかわらず思いっきり爆睡できる日が少なくて気の毒。
寝たら12時間眠り続けてるのをたまに見るだけにね。

今週のマンガ紹介は全部友人のミセスAから借りて読んで自分では持ってない作品、で行こうと思う。
かつて「Dr.STONE」や「二月の勝者」などを教えてくれた猛者なので、選んでくれたものは全部とても面白い。
7作連続企画、「マンガを広める人々」開始!
(普段より書影が小さいのは、現物をスキャンしてないのでAmazonの写真を借りてきてるせいだよ)


今日のマンガは香日ゆら「漱石とはずがたり」全2巻。
作者はものすごい「漱石マニア」らしく、自伝他伝書簡集全部読みまくり、どの漱石像も大好き!と言ってはばからない。
そもそも「漱石マニア」がいるという現実をまったく知らなかった!
「文豪マニア」って広い括りは聞かないでもなかったが、個人に特化した更なるオタクがいるんだね。
夏目漱石がどの辺の小説家と親交が深かったかとかがよくわかり、とても興味深かった。

22年10月9日

私が起きたのは、せいうちくんが床屋に行くためにドアを閉めた音でだった。
息子を見に行ったらまだぐーすか寝ていたのでそのままにし、私ももうひと眠り。
12時ちょっと前にせいうちくんが帰って来たので息子を起こす。
シャワーを浴びたり髭をそったりの彼を待ち、皆で歩いて出かける。

家を出る直前にせいうちくんのお母さんから息子のスマホあてに電話が来たようだ。
住所を聞かれて答えている。
「聞き耳たててたわけじゃないんだけど、誰?」
「ああ、おばあちゃんだよ。誕生日のプレゼント送るから住所教えてって」

せいうちくんと顔を見合わせてしまった。
できるだけ息子のことはほっといてほしいんだが、引っ越すたびに「贈り物をしたい」と今住んでるところを聞かれてしまうんだ。
入籍間近だなんて知ったら相手の家に押しかけて行きかねないし、住所を知られただけでも何か聞きだされるんじゃないか、カノジョのお母さまといきなりやり取りを始めないか、などなど心配。
かつてそういうストーカーみたいなことを何度もされているからなぁ。

せいうちくん、半年前に3センチぐらいに切ってもらった髪のまま半年床屋に行かずにすませてかなり長めになっていたところ、また角刈りみたいな頭に逆戻り。
「コスパがいい」と喜ばれても、個人的には出会った頃の面影があって文学青年的なやや長い髪が好きだよ。

息子と3人で近くの焼肉屋まで歩いて行く。
よく前は通るんだけど入るのは初めて。
いつもいい匂いの煙を嗅いでいたから期待は大だ。
14時ごろになったせいか、席は空いていて座れた。
名前と人数を書き込むリストみたいのが店頭に出てたから、少し前までは混んでたのかも。

ランチがお得だろう、とそれぞれ好きなものを頼む。
せいうちくんは「いろいろ肉160g」のセット、息子と私は「ハラミセット」だが彼は160gで私は100g。
焼き肉は久しぶりで、しかも美味しかったので満足だ。
もうそんなに肉が食える身体でもないよ。
息子はライスのお替りをもらったうえ、私が残した分のごはんも片づけてくれた。

若い食欲はいいけど、そろそろ代謝が落ちたのに習慣でバカ食いして腹が出るお年頃だぞ。
夜の方が活動が多く寝る前におなかがすいてつい食べちゃうとか、危険要素がいっぱいだ。
夜中にせいうちくんが煮込みラーメン作ってくれてる横で晩ごはんの残りも食べちゃうの、あんまりだろう。
人のことは言えないが、30歳ごろついた脂肪は簡単には取れないんだよ。涙。

マンション前まで一緒に歩いて、ぎゅっとハグしてお別れ。
寂しいし、あと10日ぐらいで入籍してしまうと思うと、もうこれまでのように頻繁には会えなくなるんだろうなぁと悲しみが押し寄せる。
子供の独立は嬉しいが、「親」という仕事の定年でもあり、じわっと胸に来るものがあるよ。

せいうちくんは昨日ZOOM会で「お墓の話」が盛んに出てきて大論争になってたせいか、自分たちは樹木葬でいい、ってのは置いといて、ご両親の入るところを探さなくちゃいけない。
千駄木にいた頃よく散歩しに行った谷中の墓地にせいうち家本家のお墓があって、お墓は「通常の相続とは違って慣習に従う」と民法で決まってるため長男相続で回っている。
谷中のお墓は本家が管理しており、本来は次男であるせいうち父とその妻は自分たちでお墓を都合しなければいけないところ、お義母さんはどうしても本家のお墓に入りたいらしい。
「次男夫婦が入るってのはかなりイレギュラーなことなんだよ」とせいうちくんが諭しても、
「お祖父ちゃんが亡くなった時にお義兄さんは海外赴任していたから、うちのお父さんとお義兄さんと2人の名前を彫った石柱を建てた。お義兄さんも『あなた方も入ったら?』と言ってくれた」と譲らない。

今度せいうちくんが現在のお墓の管理者である義伯母さんによくお願いしておくことになった。
亡くなったが入れる墓がない、ってのは困るだろうから。
もっとも実際のところ誰が困るのか、よくわかんないんだけどね。


今日のマンガは高浜寛の「エマは星の夢を見る」全1巻。
ずいぶん前に借りたから忘れちゃったけど、ミシュランの星をつける人、ミシュランガイドの調査員というお仕事マンガだった。
フランス国内のいろんな土地に行き、候補に挙がってるレストランで食事をし、いろんな細かい手順を踏んで星をつけて行く。
身元がわかるような情報は一切出さず、メニューや店内の雰囲気、接客態度などをメモを取らずに全部記憶しておかねばならない難しい仕事。
主人公が元フードライターの若い女性なのは、カップル文化で食事はカップルの方が怪しまれないからだろうか。
他の作品、「ニュクスの角灯」や「扇島歳時記」のようなあたたかみのある、人間の生活の根底にいつも思いを馳せているような作風は変わらない。

22年10月10日

日付が変わった頃、息子にメッセージを送っておいた。
「お誕生日おめでとう!29年前の今頃、母さんは陣痛の真っ最中で父さんが一生懸命顔をさすってくれるのを『うるせー!立ち合い出産やめときゃよかった!!』と言葉にならない状態で奮闘していました。夜明けにあなたが生まれましたよ。それから29年、一生懸命生きてきてくれてありがとう。これからも毎日新しい素敵なことを見つけてください」
返事は、「素敵な言葉をありがとう。2人がいなければない命なのでまあ、一緒に楽しんでもらえたらと思うよ」
楽しませてもらっているとも。

ついでに生まれたてのまだ赤い顔をしている彼の写真も送った。
「赤ん坊にしては髪がふさふさ」
「本当だね。こういうの見ると、子供が欲しくなるね」
「頑張りたまへ」と打ったら「頑張るー。カノジョと仲良くするよー」と返事が来て、そこにせいうちくんが割り込む。
「今から?」
大真面目に、「今日は実家の方に行ってる。僕は下北沢泊まり」って。
こういう下ネタを振る父母って、どうなんだろう?

せいうちくんはあまりつきあいのない義伯母さんに電話をして、両親を本家のお墓に入れてくれる話の確認をしていた。
お父さんの兄嫁としては、盆暮れの行事も墓参りも全然してない義弟嫁が入るってところにちくちくと文句ともとれることを言いながら、まあなんとか入れてくれそうだ。
ただし、下の代、つまり我々や妹さん夫婦は関係ないわよね、と念は押された。

伯父さんが亡くなった時にお墓をきれいに直したり日頃からのおつき合いでいろいろお金もかかるらしい。
もしかしてお義母さんやお義父さんが入ったあとは私も草むしりや法事に出なけりゃいけないのかしらん。
自分たちのお墓もテキトーにしようとしてるのに、まったく墓問題ってのはけっこう大変だ。
報告を聞いたお義母さんは「きれいにするのに〇十万かかったって言うなら、半分払うわよ!」と主張してたが、よその家の軒下にちょっと入れてもらう立場なのに「お金は払うから文句ないでしょ」みたいな態度だとまたもめるよ。
「お父さんはあと10年は死なないしねぇ」って、夫の葬式の場面ばかり想像してるようだが、自分の方が先に死ぬって考えないんだろうか。
なんで日頃つきあってない嫌いな親戚の墓に入りたいのかまったく理解できないが、お墓事情はその人その人の考え方だからなぁ。
ただ、子供の代を巻き込み過ぎ。
もめないように日頃からきちんとつき合っておけばいいのに。

ついでに息子の住所が知りたければ僕に聞いてくれ、とせいうちくんが言ったのでまたもめた。
「あなたは教える気ないんでしょ」と言われれば「考えるねぇ」だよ。
カノジョと息子が同棲してる頃、アメリカに住んでる従姉一家が日本に遊びに来てたから一族の集まりをしようかって時に、「カノジョ連れてくね」と息子が無邪気に言うのににいったんは「いいわよ」と言っておきながらすぐに前言を翻して、しかも我々には何も言わずに息子に「やっぱり連れてこないで。結婚も決まってないのにおかしいわよ」って断り方。
結婚することも教えてあげたくないしもちろん式には呼ばない、って気分でいる。
息子がどうするか次第だけど、内輪だけのリゾート婚なら呼ぶ必要はあるまい。

「そういうこともあったし、僕らが神経質になるのもわかるでしょ」とせいうちくんが言っても、
「わからないわよ。私は別に反対してなかったのよ。妹ちゃんがね」とこれ以上せいうち兄妹の中まで悪くするつもりなのか。
今でも「お母さんに冷たい。認知症のお父さんを抱えて大変な苦労をしているのに、何もしない」と言われて怒鳴られてるせいうちくんは、妹さんと話すのがすっかりイヤになってしまっている。
「兄妹は仲良くしてほしい」と言いながら、お義母さん、あなたが争いのタネをまいているんだよ。

我々の結婚に反対していたのに式場に勝手に行って「料理のランクが低い。差額は出すから上げなさい」と口を出したり(せいうちくんが家出したあげくの結婚式だったので、費用は全部自分たちで出した)、娘が生まれた時主治医の先生に我々より先に症状を聞きに行ったり、私の実家に「お産は女の側の親の責任。生まれた子の面倒なんて見られない」と何のお願いもしていないのに突然苦情の電話をかけたり、何かと突撃しちゃう人なんだよね。

「いろいろ勝手に聞きに行ったりするから、息子のこともあまり教えたくない。相手の家に迷惑かけるようなことしかねない」とせいうちくんがこれまでも言ってきたように言うと、
「すぐそういうことをぐちゃぐちゃ言い始める。あなたが一方的で話を聞かないからじゃないの。それはそれは長いいろんな話があるのよ」。
おう、そんなら聞こうじゃないか!と思ったらせいうちくんは聞きたくないらしく、
「大事なことならひと言で言えるはずだよ」と聞く耳もたず。
これはこれで困る。

結局「はいはい、もう何にもしませんよ。金輪際何もしません。それでいいんでしょ!」と激怒されたまま電話は終わってしまい、言ってしまった以上息子に誕生日のお祝いは送ってやってくれ、がっかりさせたくない、と伝えるのが精いっぱいだったみたい。

私と話して「お義母さんの言い分も一応聞こうよ」と言われ、電話したら「あとでかけ直します」のショートメッセージが。
これ、出られない時にスマホが出してくれるやつだよね。
「今から2時間、腰のリハビリ体操するって言ってたからかな」と待つことにし、1度かけてみたけどすぐ切れちゃったから、やっぱり出られないのかな。

結局2時間待ってもかかってこなかったからもう1回かけたら、出た。
「あとでかけるってメッセージ?知らないわよ。私、何にもさわってないもの。切れちゃったから、用事があるならまたかけてくると思ったのよ。2度目?やっぱり出たら切れちゃったから。だって何にもしてないんだもの、知らないわよ」の一点張り。

肝心の話は、
「もう何を言ってもしょうがないから、私は怒るのなんかやめたの。怒らない主義なの。さっきの話?思い出せないわ。ボケちゃったんでしょうよ」と開き直る。
せいうち「そうか、あなたは認知症気味なんだね?」
母「あら、脳の検査に行ってるけど、『この歳でこんなにしっかりした脳の人はいません。だいたい、認知症の人は自分が認知症じゃないかなんて思わないものなんです。あなたは全然認知症なんかじゃありません』って言われたわよ」
せいうち「都合が悪い時は『ボケちゃった』せいにして、認知症じゃないかって言われると絶対違うって言うんだね。使い分けてるんだ」
母「あら、そんなひねくれた取り方されたの初めてよ」
ううう、話が通じない。ご老人相手ってこんなものなの?

せいうちくんは「イヤーな気持ち。まともに話が通じない」と嘆きながら寝てしまった。
お互い、休日の最後の夜が台無しだね。
寝て、明日は明日の風が吹くにまかせよう。


今日のマンガは守村大の「新白川原人 ウーパ!」全10巻。
田舎の森に引っ込み、ログハウスを建てサウナを作り、ついには炭焼きまで始めてしまう本人の「新原人生活」紹介マンガだ。
石を積んで風呂を作っていた「北の国から」の黒板五郎を思い出すなぁ。
一部しか借りてないので全体像はまだつかめないが、「シアワセと生きがい」を求めての自然と共に生きる生活らしい。
守村大と言われると我々が20歳の頃、ちょっと大友克洋っぽいテイストで「大根入りカレーライスの唐辛子あえ」とか「イブのおくれ毛」といったヒッピー的なマンガを描いていた覚えしかない。
かつてのヒッピーは今、何でも手作り生活か。
筋が通ってると言えば通ってるね。ずっと自然回帰路線。

22年10月11日

息子からカノジョにあげた婚約指輪、サイズが大きすぎたので前に私のサイズから直してもらった宝飾店にもう一度頼んでおいた。
今日、引き取りに行ってきた。
特急料金まで払って頼んだのだから、先週息子が来る前、金曜に取りに行っておけばあっさり渡せて、そしたら18日の会食までにカノジョの手に渡っていたのになぁ。
心から悔やんでいる。

指輪はいい出来だった。
5.5号サイズでお願いしたが、サファイアの部分を歪ませないために全体が少し楕円になっており、リングスケールでは5号サイズ。
でも指にはめればちゃんと5.5号ですから、と店長さんが言っていた。
大元のサイズが15号だったものを5.5号に直す。
なんかすごい無茶をしたような気がする。
カノジョの宝石箱にずっと大切にしまっておいて、時々つけてもらえたら嬉しいね。

4連休が明けて、せいうちくんはまた忙しくなった。
それでも夜のエンドレスな会議がデフォルトだった時よりはずいぶんマシ。
「夜に時間が取れると嬉しいねぇ」
「ごはん食べてお風呂入ってもまだ21時半!このあと会議がないなんて信じられないよ」とお互いに言い合って暮らしている。
だからそんなに忙しいのがいけないんだってば。
閑職に回る日を指折り数えて待っている我々。


今日のマンガはさーたり「腐女医の医者道!」全2巻。
そりゃね、医者だって人間だから、何かのオタクだってことはあるだろう。うん、あり得る。
だけど、消化器外科医、しかも専門は肝臓・胆道・膵臓の女性医師が「ついに男女CP(カプ。カップルの意)を推してしまったぁぁぁ」と叫ぶほどのBLを基礎とするアニメオタクだと思うと、それぞれの専門領域の狭さから話の合う人がこの世にいるんだろうか、と心配になるほどのバックグラウンドだ。
夫も外科医で、じいじとばあばは小児科医。
なので子供3人の予防接種は寝ている隙にやってしまえるため、本人たち「注射打ったことない」と思ってる。
一番面白かったエピソードは「肛門にシャンプーとリンスのボトルが『風呂場で転んだ拍子に入ってしまった』」患者さんに麻酔をかけて取り出す話。
この言い訳はどうも「病院あるある」らしい。
あらゆるプレイは衛生的に安全に!

22年10月12日

また病院のハシゴをしてしまった。
緑内障の定期点検以外に眼科の予約を取った理由は、前に右目に出た「飛蚊」が消えないうえ下の方からもやっとした新たな飛蚊が見えてきたから。
前回、眼底出血でないのは眼底撮影でわかったが、「飛蚊が増えたり視野が欠けたりしたら次回の予約を待たないで来てください」って言われてる。

今回も大きな異常は見当たらなかった。
加齢によって起こる「硝子体剥離」で出てきちゃうものなんだって。
せいうちくんも「自慢じゃないけど飛蚊がすごい」と常々言っていて、視野にはいつもところてんのようなうにょうにょがかぶさっているのだそうだ。
私のは黒い点とか黒っぽいもやなんだよね。
人によってずいぶん違う、飛蚊症。

午後は歯医者。
ちょっと前に冠を新しくしてもらった奥歯、なんだか金属の角が出っ張ったようになってきた。
気になってつい舌で触ってしまう。
最近また奥歯を食いしばりがちだから歯が欠けてその位置の金属がはみ出してるのかもしれない。
予約を取って歯医者に行く。

予想通り、歯が欠けたために起こったことだそうだ。
ちょっと削って歯科医師用の硬くなるパテみたいなものをちょちょいと盛って、欠けたところがわからないほどにしてくれた。
「これでしばらくやってみてください。また取れちゃうようなら金属冠を少し大きくして付け直すことになると思います」と言われておしまい。
家から近い歯医者さんでまあまあ腕が良い。ありがたい。

近所ばかりとは言え1日に2回外出したら私には大旅行だ。
残りの時間はぐんにゃりして過ごした。
最近ってこういう形而下的な生き物だよなぁ自分って、としみじみ思う。
もしかしてゾウリムシの方がまだしも生きる目標を持っているかもしれない。


今日のマンガは意志強ナツ子「るなしぃ」全2巻。(まだ続くような雰囲気でもある)
かなり変わった絵柄で、猛烈に変わった女子高生がいじめにあっていても全然かまわず、家の鍼灸院が使っている「もぐさ」を「処女の自分の血が入っているから効き目がある」と学校で商売している日常を描く。
実家の信仰を隠すこともなく、ついには自ら「信者ビジネス」を立ち上げるほどの「神の子として生まれた郷田るなの伝記」。
強烈な何かが伝わってくる。怪作ここに極まれり。
これをつかむとは、マンガ読みとしてのミセスAの眼力と胆力にはいつもながら恐れ入るばかりだ。

22年10月13日

いつものように何にもしないでぼーっと過ごした1日、と言いたいが、実は美容院に行った。
夏場はかなりのショートにしていたがそろそろ秋だし、いずれ息子の結婚式もあるかもしれないから伸ばすか。
じゃあ2カ月ぐらいご無沙汰の美容院に行き、だんだんボブヘアに持っていけるように切ってもらうか。
ついでにたまには白髪染めもやってみよう。
己の老化とはもうすでに十分向き合った。

近所のお店に行って、ランキング下から2番目ぐらいの「トップスタイリスト」って番付の人にお願いする。
番付によって料金が変わるんだよ。
平の「スタイリスト」が一番安い。
もちろんそれでもかまわないんだが、まだこのお店に「指名」したいほどの相性の美容師さんが見つからないので、あれこれ試してみよう。

結婚してて2人子供がいるという男性美容師は物腰が柔らかく、ていねい。
カラーリングの部分とドライヤーはアシスタントがやってくれたのでそれほどたくさんの話はしなかった。
でも来週息子の結婚相手との家族顔合わせがあるから綺麗にして行きたい、と話したら、「それはおめでとうございます」と祝ってくれた。
「嫁」の話がちらちら出たので、男性側の両親はどういう態度で息子の妻に接するべきか、いろいろ質問してしまった。
結局、「あまりかまい過ぎない方がいい」に尽きるようだ。
Twitter見てると奥さん側からの「姑ウザイ」がすごいからなぁ、うんと気をつけて接しないと、常識がなく思ったことをすぐ口に出してしまう私はあまりいい姑にはならんだろう。
今のところ、「お母さんは可愛くて大好き」と思われているようなので、その線を維持したい。

見た目はあまり変わらないショートだが、綺麗にそろえてもらって前髪薄くしてもらって、何よりちょっとオレンジがかった栗色に染めてもらった髪は気持ちが華やぐ。
元の髪質が黒くて太いのであまり明るい色に染まらないのはどうしようもないのだ。
もうずっと半白髪で行こうと思っていたけど、やはり頭だけでも若返ると気分も上がる。
次もまた同じ人を指名しようっと。

そんな浮かれた気分でいたら、悲報が入る。
息子から、「カノジョが高熱を出した。さっき病院に行って検査をしてもらった。結果は明日」とメッセージ。
コロナにかかってしまったのか?!
あれだけ狭い店で接客してコントやってる息子じゃなくて、カノジョが先にかかった?
急いで返事を打つ。会社のせいうちくんもほぼ同時に同じような内容。
「大変!とにかく身体を大事に、何事もないのを祈る」と。

明日の結果を聞くまではわからないけど、もしコロナだったら18日の鰻屋さんはキャンセルだね。
コロナでなくても具合が悪くて熱が出てるんだったらあまり無理をしない方がいいし。
入籍の予定まであと1週間、六曜に凝っているカノジョのお母さまが「良い日取り」と決めてくださったのはどうなるんだろう。
「両方の親と本人たち」のフルメンツで会ったことがないだけで、我々はカノジョにもカノジョのお母さまにも会っているし、息子もカノジョのお母さまとは何度かお会いしている。
このまま入籍してあとから顔合わせでも構わない気はする。

今はとにかく心配。
若い人はあまり重症化しないとは聞いてるけど、カノジョは大丈夫なのか、息子はちゃんと看病できるのか、そもそも家庭内隔離は可能なのか。
万が一コロナで、息子も濃厚接触者で買い物にも行けないとしたら、休日の夜などに車で物資を運んでアパートの部屋の前に置いてきてやりたいが、今週はがっつり宴会だからなぁ。

コロナの世界に生きているのだ、という思いを新たにした。
宴会も、長老が持ってきてくれる抗体検査キットを活用して行おう。


今日のマンガは島袋全優の「腸よ鼻よ」既刊6巻。
難病指定されている「潰瘍性大腸炎」にかかったマンガ家本人が描く闘病記。
しかし全然悲惨なところはなく、ひたすら入院と退院を繰り返す生活も厳しい食事制限も明るい絵柄とギャグで読ませてくれる逸品。
元総理がかかっていたことでも有名になったが、患者はひたすら辛かろう。
なのに笑わせてくれてありがとう。
闘病で大切なのは自らをネタにするほどのあっけらかんとした自己肯定と、それからセカンドオピニオンであると痛感した。
セカンドでかかってみた医師が頼もしいおっさんで、本当によかった!
私も検査は別の病院で受けざるを得ないが「普段はウチに来ちゃいなさいよ!」と言ってくれた江口のりこ似の女医さんを愛している。
いろんな病院に行ってみるのはいいぞ!

22年10月14日

いいタイミングで羽毛布団を厚手のに替えた。
今夜あたりはとても寒い。
ふかふかのグースのダウンにくるまったせいうちくんはとても幸せそう。

前夜、仕事の疲れか宴会の緊張か、17時からすでに寝てしまって朝まで起きない構えだった。
ごはんもお風呂もすっ飛ばした。
しかし23時ごろ急に起き出して、明日の夕方、皆が来てから始めるつもりだったハヤシルー作りと低温調理のローストポークを作り出す。
いきなり張り切る人だ。

Gくんは何度懇願しても今日は泊まりに来ないそうだ。
Gくん抜きの宴会は正直面白みがちょっと足りないのだが、そこはまあ気で気を養うというか、残りのメンツで頑張ろう。
業務スーパーで買った冷凍鶏唐揚げが1kgあるので業務スーパーの主のようなGくんから美味しい調理法を聞いておいた。
フライヤーで10分ほど加熱して食べるだけなんだそうだ。

夜中に息子より急報あり。
カノジョはやっぱりコロナ陽性だって。
とりあえず息子が買い出し等行けるみたいなのと、自治体の支援物資は同居人も陽性になって初めて届くものらしい。
18日の会食の予定はキャンセルするしかない。

婚姻届けを出すの自体、準備もあることだしもうちょっと落ち着いてからにするようだ。
顔合わせの後でいいって。
狭いアパートで何とか家庭内隔離をし、カノジョの回復を待つらしい。
幸い、熱がある以外はよく寝ていて特に苦しそうでもないみたいだ。
無事に済むといいな。
息子もできれば罹患せずに看病してあげられたら絆も深まることだろう。
彼もダウンしたら、どうせ休みを取って空いてしまった18日に車を借りて食料品やティッシュ、洗剤など足りないものを配達に行き、顔を合わせずにアパートの部屋の前に置いて帰ってきたい。

さあ、週末は久々の宴会とカラオケだ。
こっちはこっちでちゃんと抗体検査キットを使って注意深く行いたいと思う。


今日のマンガは徳也正也の「昭和不老不死伝説 バンパイア」全5巻。
子供の頃の一家惨殺強盗事件のトラウマで口がきけなかった男子高校生、昇平はある日超グラマー美人のマリアと知り合う。
不老不死のバンパイアの力を手に入れようと人々は大昔からマリアの命を狙ってきた。
無性生殖で子孫をつないできたマリアは昇平を「覚醒者」と呼び、共に行動する。
そんな中、マリアを教祖とする「マリア会」を立ち上げる十文字篤彦との出会い、思想の違いはやがて大きな争いとなる。
と、あらすじを書いていても印象に残るのは「いいのかな?!」と思うような性的シーンの嵐。
そもそもマリアは巨乳だし、昇平はすぐチンコ出すし、作者本人が「私はインテリでも一流大学出身でもないので、ボインとチンコの間にさりげなくメッセージをつつんで見ていただく」と言い切っているぐらいだ。
マリアのボインはな~、筋肉系で、私の好みのボインとは違うんだよな~。
ストーリーより争いより、そこが何より悲しい…
しかし、借りなければ一生読むことはなかっただろうマンガとの出会いを、どうもありがとうミセスA!

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