年中休業うつらうつら日記(2024年7月27日~8月2日)
27年7月27日
水曜日に東京を発って、木曜から仕事に入ったらしい息子は「なかなかハードだ」とメッセージをよこした。
それが翌日には「何とか頑張るよ」なり、さらに今日は、「だんだん慣れてきた」とあった。
さすがに1日2日で逃げて帰ってくるということはなさそうだ。
こちらは土曜日、やっとのんびりできる週末を迎えて、2人ともひたすらゆるんでいる。
Disney+に入会して観始めた岩明均のマンガが原作の「七夕の国」ドラマ版はかなり面白い。
そもそも原作がコミックス4巻と短すぎて、打ち切りになったのではないかと言われている。
案の定、原作では無意味に出てきて少しも活躍しなかった女子学生が、主人公に絡んで重要な役を担っている。
週に1本増えるのだが、今のところまだ第7話までしか見ていない。
何とか1ヵ月でDisney+の契約を終了したいのだが、それまでに終わるだろうか。
ついでに見始めた「ドクター・フー」はあまりに長いシリーズなので、一体今どの辺を見ているのかの見当もつかない。
結構カルトな作品らしく、根強いファンが多いようだ。
1話半で離脱して、続いて渡辺ペコのコミック原作の「1122(いいふうふ)」を観始めるも、大河ドラマでこないだ儚くなった定子役の高畑充希が主人公夫婦の妻・一子役で、夫は岡田将生。
セリフまでほぼ原作通りのやや芸のないドラマだ。
果たしてコミックを超えられるだろうか。
それでも自転車で2人とも皮膚科にそれぞれの薬をもらいに行き、買い物を済ませたところであまりの暑さに図書館に轟沈。
それぞれプリンとパンケーキセットを食べて涼み、やっと家まで帰る元気が出た。
明日は家から出ないでエアコンかけて過ごそう。
食材をたくさん買ってきたので、私が少しずつつまめるようにせいうちくんが豚の角煮、鶏レバーの煮たの、春巻き、ぶり大根などを作ってくれる。
そういったものを食べながら「1122」を最終第7話まで観たが、結局原作通り一子ちゃんに振り回されて終わった。
あまり後味のよくない物語だった。
日曜夜のお楽しみ、大河ドラマ「光る君へ」を観て、風呂に入って早々に寝室で休む。
せいうちくんは田村由美の「7Seeds」全35巻の途中でいたく感動しており、私は「マイホームヒーロー」既刊26巻を読み終えて(そういえばこれもドラマ版をあるだけ観たなぁ)山田芳裕の「望郷太郎」最新巻を読むために1巻から読み返す前の腕鳴らしとして「へうげもの」全25巻を読む。
なかなか新巻に辿り着けない所以だ。
その代わり、息子夫妻が住居をたたんだ時に預かったマンガのうち、自炊してもいいものをスーパーエクストラファイン(うちのスキャナで一番細かいスキャン)で撮った。
浦沢直樹の「PLUTO」全8巻や「Billy Bat」全20巻、「20世紀少年」全24巻など、当然すでに2回ずつぐらいやっている。
今回も、画質を上げて読み取り部分のガラスも2冊ぐらいスキャンしたらアルコールで糊残りを拭き取りながら神経質に撮ったぶん、高画質版ができたわけだ。
荒川弘の「鋼の錬金術師」全27巻、「銀の匙」全15巻も同じく。我ながらちょっと偏執的かも。
でもそうしたくなっちゃうんだから仕方ない。
息子のいない家がどうしてもがらんと感じられ、2人で寝室にいてもリビングには息子がゴロゴロしているような気がしてしまう。
いずれまた老夫婦2人の生活に慣れるだろうが、2週間はそれなりに長かった。
24年7月29日
息子は相変わらず上高地でハードに働いているらしい。
意外なことにそこそこ暑いようだ。
屋外での肉体労働が多いせいかもしれない。
1日何時間働くか知らんが、日当1万3千円と聞けばそれなりに重労働だろう。
いつ東京の実家の玄関先に「やってらんないから逃げ出してきた」とおめおめと姿を現すか、不安でしょうがない。
今日はせいうちくんがテレワークなうえ、私は完全に寝そびれて完徹なので、1人寝室にこもっているが、一向に眠気が訪れない。
明け方に大量投入した睡眠薬もピクリとも効かない。
「そういう時は身体だけでも横たえて休み、疲れを取りなさい。緊張が去れば眠気も来るだろう」というせいうちくんにならたちまち効くであろう処方に従ってじっと横になっている。
この状態でもう8時間以上。つらいもんだ。
最後に読んでいたオクショウ×渡辺静の「リアル・アカウント」全24巻がつまらなすぎたせいかもしれない。
久々に大スカ作品に当たってしまった。
まだ同じ作者の「デッド・アカウント」が残っていると思うと気が重い。
「読まなきゃいいじゃん」とせいうちくんは簡単に言うが、「敵に後ろを見せる」のは性に合わない。
ガッツリ読んで退治したい欲求がムラムラと湧き起こってくるものなのだ。
非生産的なのは認めるが。
そんな状態なのに、「少しでも涼しい夜のうちに運動しよう」と2人でバカなことを考えてしまったせいで、夕食後、自転車で30分のブックオフに行く。
近いところはもう狩り尽くしてしまって、そうそう探しているものにぶち当たらないからだ。
前に住んでいた家からちょっと先のブックオフは、大通りに面していたのにその大通りの車線拡張工事が終わり、どかんと突き抜けてまっすぐなでかい通りになってしまったため、位置は変わってないのに道路に勝手によけられてしまい、ちょっと南に入ったところにあるという気の毒な目に合ってしまった場所だ。
駐車場はデカいし店舗もデカいんだが、客足は当然少し遠のいたように見える。
しかしさすがは普段行かない店舗だけあり、探していた古いマンガの「抜け」がいくつか埋まるという大収穫であった。
2人で6千円ぐらい買ったから、かなり快調な狩りだったと言えよう。
さすがに汗をだらだらかいて、帰りは少しゆっくり自転車をこぎ、すぐに汗でびしょびしょの服を脱いで洗濯を始めながら風呂に入ってさっぱりした。
だが、パリオリンピックの開会式を少し観て寝る頃には2人とも「ケツが痛い」「いや、むしろしびれている」とこぼし合い、私はシップを貼りまくったうえに鎮痛消炎ジェルをあちこちに塗って寝る羽目になった。
息子から今日は特に連絡はない。
毎日、急に仕事がイヤになって帰ってきたらどうしよう、と心配している。
うちに1週間以上置くのは無理だとこないだ悟ったし、そもそも3か月のバイトがガマンできないようではこの先どうやって暮らしを立てていくのやら。
「もし『このまま仕事を続けたら死んでしまう』と言って帰ってきたら、『あなたは生存に向いていない個体だから仕方ない』と言ってしまうだろう」とせいうちくんに告げたら、たいそう驚かれた。
「なんでいきなりそんな怖い話になるの。結婚してるんだし、まずは妻と相談させる場面でしょう。親がそこまで言っちゃ身もふたもない」と呆れられたようだ。
私の死生観は確かにどこかおかしい。
生きていられないなら死ぬしかないだろう、と思ってしまうのだ。
自分が何度か自殺を試みた過去に、せいうちくん以外の家族から「どうして死にたくなっちゃったの?」と聞かれたことがないせいかもしれない。
母が亡くなったあと、姉と話したら、
「うさちゃんは、とにかく困った子だったわねぇ。うさちゃんが自殺未遂とかするじゃない?そうするとママが荒れて不安定になって、それが全部私にかぶさってくるのよ」とだけ言われた。
「うさちゃんのことをとても愛していて、心配している」と口癖のように言っている姉の言葉を信じたことはないが、「ああやっぱり」と思った。
精神的に折れて、会社を休職していた頃、せいうちくんと一緒に実家に帰ったことがある。
なにかで私はすごく不安になり、丸まって大声で叫び始めた。
母は怖いものを見るようにあとずさっていたし、姉は驚くほどの素早さでリビングのサッシを閉め、カーテンを引いた。
父は、せいうちくんによれば2階の自室のベッドで黙って丸くなって座り込んでいたらしい。
「生きていられない人間は死ぬしかないんだ」と思うのに十分な環境ではあるまいか。
だからと言って息子にそんなことを言いたくはないが、彼が生きてる限り私はなんとかしようとあがき続けるだろうし、それはしんどい。
息子の人生が断たれることは私の未来が閉ざされることでもあるが、どうしてあげることもできない。
育て方が悪かったのか、私の接し方が悪かったのか、考えるのが面倒くさくなってまず私が退場しようと思うかもしれない。
このように危うい均衡の上になんとか生活が成り立っているのは、ひとえにせいうちくんが健全で普通だからだ。
感謝してもしてもし足りない。
息子が少しでも好きな道で生きていけるようにと願いながらも、今は不安をたくさん抱えている状態。
せいうちくんは、
「よく考えずに生活をたたんでカナダに行ったのは無茶だったけど、その失敗を取り戻すために今、夫婦して出稼ぎに行って頑張って生活を立て直そうとしているところじゃないの。良くない想像ばっかりしてすぐに『いっそのこと』みたいに考えるのはキミの悪い癖だよ」と至極もっともに説得してくれる。
本当に、この人がいなかったら今のとりあえずの幸せはなかっただろう。
24年7月30日
あいかわらずせっせとマンガのスキャンをしながら、長編を読んで楽しんでいる。
渡邊ダイスケの「外道の歌」全15巻は驚くほど南勝久の「ザ・ファブル」シリーズに似ていると思う。
こういう劇画調の長編も大好物になったのはけっこうな収穫だ。
あと、「ここは今から倫理です。」既刊9巻とか「松かげに憩う」既刊4巻を描いている雨瀬シオリが大好きで、先日「amase」名義のBL「蛍火艶夜」上巻を買った。
これがまあ、その筋の人が読んだら激怒しそうな「特攻隊員のBL」なのだ。
若い男性ばかりで明日の命の保証がないとなればこういう状況にもなるのかな、と精一杯好意的に見てはみるが、やはりただのBLではある。
Kindleでしか買えない単話シリーズの「うす消し版」というのが気になって買ってみたが、1話だけ買うつもりが気がついたらシリーズ6話全部購入していた。
「うす消し」とはぼかしのことかと思ったら、絵のきわどい部分に細い黒線をかぶせて、「見えてませんよ~」というための技だった。(しかしほとんど見えている)
昔、息子がコミケの運営サイドのバイトに行った時、定規をもって各ブースを回り、「黒線」の幅や長さ、隠し方がルールにのっとっているかを調べる仕事があったと言っていた。
もちろん「出し過ぎ」なものは「販売不可」の付箋を貼られてお蔵入りなのだそうだ。
見たいから隠すのか、隠すから見たいのか、このいたちごっこはなかなか終わらない。
とにかくとんでもないものを見てしまったので、気持ちを落ち着けようと一智和智の「便利屋斎藤さん、異世界に行く」既刊11巻を読んでみた。
いいなぁ、こういう古典的な魔法ダンジョンもの。
大魔術師なのにあれこれ忘れちゃってる高齢のモーロックさんが毎度のように下半身すっぽんぽんになるのがお楽しみ。
エロはこのぐらいの方がいいね。
あんまり命の瀬戸際での情交のやり取りは切なくなりすぎるから。
ところで最近日記が面白くなさすぎると自分でも思うんだが、どうしたものやら。
以前は日々起こる事実からいろんな構想が沸いてきて様々な持論が展開できたものなのだが、最近では本当に小学生の日記みたいに「何々をしました。楽しかったです」ってな調子だ。
「コロナに罹患して頭が悪くなったんじゃないか」と言う友人もいて、やっぱりそう?
なんか、語彙も少なくなったし表現力が枯渇してんのよね。
最大の悩みは25年前に始めた頃は息子が毎日なにかしら面白いネタを提供してくれていたのが、今はむしろ心配になるばかりの状態なので、笑えない日記が出来上がってる点だろう。
24年7月31日
あー、しまったわ。
車中泊の直後に整形外科に行ってシップと鎮痛消炎ジェルをもらってきたのですっかり安心していたが、もう月末。
シップ等は月に2回まで、2週間以上あけた状態でないともらえない。
今月の2回目分を取りに行こうと言ってる間に暑くてゆだっていたら、今日はもう月末。
おまけに私の行ってる整形外科は水曜休みなのだ。
昨日までの間にもらいに行くべきだった…シップとジェル、1回分もらい損ねちゃった…
しかしせいうちくんがクロゼットの中を探し回って、通院2回でもらえる分ぐらいの余剰を見つけてくれた。
嬉しい~!
なんでもため込んでおかないと不安な性格はなかなか治らない。
その件とは別に、心療内科面談日。
前回は「1年間カナダに行ってる予定の息子が1週間で帰って来てしまった。その後の暮らしの目処もつかない」というけっこう急転直下めんどくさい状態で、ドクターも困っていた。
とりあえず薬をいつもの倍量もらって、一緒に来てくれたせいうちくんも「ダンナはとにかく奥さんのそばにいてあげること!」と訓示を受けた。
今回は息子夫妻両方とも山小屋勤めが3か月ほど入っていて当面他にやることはなくひたすらお金を貯めるというフェーズに入っているので、心配することは減った。
そのかわりに私を襲っている大不調は、「自分の輪郭がぼやけて、これまでは常に自分の中にあった芯のようなものがなくなってしまった。何がやりたいか、何かイヤかの判断も難しくなっている」というややこしいものだった。
ドクターが言うには、
「こういう時こそ好きなことだけして、嫌いなことは一切しないで暮らしでください。あなたの本当のやりたいことが見えてくるかもしれないから。今までお母さんに決められるか反発するかで出来上がっていたあなたの人格がふわふわと漂っている。対処には困るが、決して悪いことじゃない」のだそうだ。
また同行してきたせいうちくんは、
「夫は妻が楽しくなれるようにしてあげてください。え、妻は夫とおしゃべりするのが好きだが話題を向こうから振ってくれないので困っている?じゃあ、ダンナ、話題をもっと提供しなさい。仕事してるんだから、いくらでもネタはあるでしょう」と彼には厳しいドクターに叱られていた。
薬は倍量とはいかなあかったが3週間に対して4週間分もらえたのでヨシとしよう。
帰りにブックオフでダブりマンガを売り、メガネのフィッティングをし、先日買ったばかりなのに壊れた「落ちないくん」というピアスのキャッチをめぐって百貨店の売り場の人とバチバチ火花を散らし、買い物をして帰ったらぐったりしていた。
デパ地下みたいな食料品街で売っている1辺が10センチぐらいある立方体のラザニア(ラザニアとはわからず、二度見してしまった)が1個1300円て、誰が買うんだろう。
はるか昔、この街によく来ていた頃は「毎日散歩に来て図書館に行って、帰りにはこういうお惣菜を勝手って食べたいね」と無邪気な妄想を膨らませていたものだが、現実が重くのしかかってくる。
これを毎日食べられるほど、年金は潤沢ではない。
てゆーか、ここ、本当に庶民が来る場所なの?!
疲れ果てて水風呂に飛び込み、涼んでから「ぶっかけそうめん」の夕食を食べる。
1か月だけ入ろうと決心しているDisney+で「SHOGUN(将軍)」を観始めてしまったので何となく観ているが、なぜ徳川家康は偽名なのだろう?
うっかり2人とも転寝をしてる間に「三浦按針」は捕虜の身分から重臣に取り立てられていたよ。
何が起こったのか、もういっぺん観なくっちゃ。
今頃になって「パリオリンピックの開会式」を録画で観ている。
スタジアムを使わない、セーヌ川を船で行く、フランスの誇る歴史や美術品を実にうまく見せてくれる、見なくていい金玉まで見せてもらってしまった、というのが現状。
いやー、カッコいいわ。どこでアルフィーの曲が流れてもおかしくない(基準はそこかい!)。
パリのエスプリに魅了された我々であった。
24年8月1日
好事魔多し。比較的平穏な我が家に大問題が降って来た。
息子が、山小屋で働く間にコロナをもらったらしく、昨夜は38度5分の発熱だったそう。
発生源の人も特定できているらしい。
松本の病院に行くにもまず2時間歩かなくて張らないって、過酷だ。
最初は「家にいったん帰ったら困る?」という論調だったものが、だんだん「ホテルで自己隔離する」方向へ向かってきた。
妻のMちゃんが我々への感染を恐れて「実家は避けておいた方がお父さんお母さんのため」と説得したらしく、松本近辺で泊まろうと思ったらこれがまたハイシーズンでどこも満員なのだそうだ。
結局、我々は土曜に友達と会うからそれまでの木・金は家の近所のホテルに泊まってもらう、土曜に我々が帰ってきたら、息子は事前に渡しておいたカギで勝手に入って1人で部屋作って寝ている、という計画に落ち着いた。
ホテル代は、息子より早く働きに出て、日払いも可能だというMちゃんが「私が工面しますから」と言ってきた。
「(お金を)工面する」という古風な表現に泣けたよ。しっかり者の、いいパートナーだ。
病気だから面倒ぐらいは見てあげるけど、まず夫婦で解決を図るのが筋だよね。
Mちゃんはいつもしっかりしてて、本当に偉い。
24年8月2日
息子が出稼ぎに行く日、残っていたタバコ2箱とライターと携帯用灰皿を全部あげて、禁煙体制に入ろうと思った。
本当に、その後5日間はうまく行ってたんだよ。
でもやはり正体不明のストレスに負けて、せいうちくんに頼んで買ってきてもらった。
あー、落ち着くわぁ。
肺がんの原因になるのはわかってるし、ただでさえ心肺機能に不安がある私は止めといたほうがいいと思う。
ヘビースモーカーだった父は肺がんで71歳で亡くなってるしね。(いこい、わかば、缶ピー、ハイライト、様々なタバコの移り変わりを見てきた子供時代だった)
末期を宣告されてホスピスに入ってからも1日1本のお楽しみがやめられず(いまさらやめてもね)、美味しそうに吸っていたものだ。
父の死に方があまりにあっさりと綺麗なものだったので(家に帰る母に「オレは、もう今夜ぐらいでいいなぁ」と言ったと思ったら、真夜中の巡回の時に安らかに心臓が止まっていた)、なんとなくあやかりたいような気もする。
がんって、痛みさえコントロールできれば人生の残り時間も計算できるし、来し方についてゆっくり考えるヒマがある。
せいうちくんも、
「ただでさえストレスを感じやすいキミに新たなストレスが出現するのは気の毒だ。僕は換気扇の下でタバコをふかしているキミを見るのが好きだし、無理にやめなくてもいいんじゃないか」とまで言い出した。
うーん、私が禁煙したいのは主に費用の問題なのだが。
とりあえず、今月中にやってくる65歳の誕生日を節目に、やめてみようかと思っている。
しかし、禁煙を試みる人は多いが、失敗する人もまた多いのだ。
止める方には自信があったんだが、寄る年波か、若いころほどすっぱりは止められない。
息子が喫煙者で一緒にタバコ休憩をとる喜びも勘定に入れると、なかなか難しいプロジェクトだ。
最近、さすがに両親とも70代で亡くなっているのはちと早い気がして、自分も人並みに80歳ぐらいまで生きてみたいと思うようになった。
もちろんせいうちくんと遊び倒すのだ。
まずは体重を10キロ減らすのが急務だなぁ。
ちなみに息子はめでたくコロナ陽性の診断をもらい、すでにうちの隣駅のホテルまでたどり着いてる。
この狭いうちで「家庭内隔離」が可能かどうか、試してみようじゃないか。
今、せいうちくんがテレワークの昼休みを利用して息子のいるホテルに家のカギと差し入れ物資(プリンを5個ばかりご所望)を渡しに行った。
明日、我々が落語と続く飲み会から帰ったら、コロナの人が可動パネルを動かして個室を作って寝ている予定。
アルコールもたくさん用意したし、マスクもいっぱいある。
なんとしても家庭内感染を避けて穏便に済ませたい。
もう熱は下がったみたいだから、あまり重篤ではないようだ。
さて、私は明日に備えて美容院に行って髪を切ってもらおうかな。
暑いから、どんどん短くなる傾向にある。
人生、何が起こるかわからない。
波乱万丈という言葉は今の我々のためにあるような気がするよ。