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旅の思い出を書く習慣
「全ての始まり」
そう表に書いてあるお店があって、中を覗いてみると、どうやら雑貨屋さんのようだった。台湾の南の方を旅しているときのことだったと思う。
何となくの思いつきで、大学4年生の私は台湾を旅していた。所持金が尽きるまで台湾にいてみようという旅。
大学4年生といえば一般に、就職活動の大事な時期であり、また内定もない者がふらふらと旅行に行くべきではない時期だった。
私は何も考えたくなくて、今住んでいる場所と距離をとりたかった。
社会人になった今も、自分が台湾にいた頃をたまに思い出す。
あの「全ての始まり」を見たとき、これは何かのメッセージだと、受け取ってもいいなと思った。しかしその時は、まだ旅の中で、何も始められないでいた。