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しくじり先生 大学選びでよくある話
こんにちは。とんがりメガネです。
2025年になってしまいました。。今年もマイペースに更新していきますので、よろしくお願いします。
以前、『To do』(=やりたい仕事)を見つけるのはぶっちゃけ無理でしょ。という話を前回しましたが、
『To do』を主軸に転職活動をして、失敗した自身の失敗談(しくじり先生的な)をしていきたいと思います。
改めて自分の20代を振り返ると、明確にやりたいことがあったわけではないですが、なんとなくその時のトレンドやブームで、『To do』を決めていたなと思います。
決めていたというか、もしかすると当てはめていたのかもしれません。
こうゆう意思決定をなんとなくしているのは、自分だけではないのではないでしょうか?
時を遡ると、もはや大学選びから何となく選んでいるなと思いました。
エピソード:大学選び
栃木県の田舎の進学校に通っていたので、国立至上主義の環境の中で教育を受けていました。これ、割と田舎の県立あるあるではないでしょうか?
更に、経済状況も豊かではない家庭の中で育っていたので、親孝行の一環として『国立』一択で考えておりました。
その中で、公務員は安定しているし親からも喜ばれる、教育学部を選べば、手っ取り早いと思い教育学部を選び、時代はグローバル時代に入ると思い、英語学科を選びました。
↑これが自分が高校時代に考えていた、『To do』でした。
本当にこれがやりたいことなのか?と言われると、その時の親の意見や教師の意見などを聞き、これが自身のやりたいことだと当てはめていた気がします。
それに気付いたのが、大学入ってみて授業を受け始めた頃です。
外国人が話す本当の英語が理解できず、『全然英語に興味ないぞ。』
色々な教師を目指す友達と話をして、『子どもがそこまで好きじゃないぞ。先生に興味あるのか?』
とすぐに壁にぶつかってしまいました。
そもそも大学には行きたかった。が、その中にある『やりたいこと』はこんな高尚なものではなかったのです。
正直、自分がしたいことは『遊びたかった』で、ただそれだけでした。
当時流行っていたテレビドラマの『オレンジデイズ』みたいな青春を過ごしたい。
そのためには、一人暮らしをしたい。
(あの高校時代に自宅に彼女を呼ぶ、スリルと恐怖から解放されたい)
親には迷惑をかけずに自分で生活費も賄うことを考え、県外且つ、物価の高い首都圏を外したエリアを探しておりました。
栃木という地域柄、東北に流れがちだったのですが、『青春=海』『海=暑い夏』と考え、東北ではなく、東海の静岡大学を選びました。
しかも当時の国立大学ランキングで、静岡大学が同棲率NO1の大学であったのも決定打でした。
この単純に『遊びたい』という奥底に眠っていた自分の願望をしっかりと直視していたら、恐らく親に無理を言ってでも、当時合格していた都内の私大に行っていたのだと思います。
何が言いたいのかというと、『To do』は当てはめがちであるということ。
答えありきの何かに結び付ける大義名分に近い感覚になることはないでしょうか?
例えばこのパターンだと、
進学校にいたので、大学に行くのは当たり前。
その中で、大学に行くための高尚な理由を探した結果『国立大学に行って教師になる』と当てはめていた。
奥底にある本音とは別の建前のようになっていた気がします。
何のために?誰のために?特段ないのですが、なんとなく人とは意味をそこに置きがちなので、真面目さ故の建前をそこに置いていたのだと思います。
今までの経験からも、
『To do』は、後付けで結び付ける行為に近いというか、『当てはめる』感覚に近いなと思いました。
当てはめるということは、『すべきである』という強迫観念に近い形で、脳内に刷り込まれていたなと、今振り返ると思います。
もっと、なんで?なんで?を繰り返していき、自身の持つ純粋な『欲』を直視できていたら、また人生が変わっていたのかもしれません。
ただこれが難しいのは、自分だけでは価値観形成をするのは難しいということです。
周りにいる人や環境によって、知らず知らずのうちに価値観は形成されていき、自身もそうあるべきであると当てはめてしまうことは多いのかもしれません。
特に、人はどこかで安定志向なものですから、就職活動となるとより一層本音より建前で話すことが多くなり、いつしかそれが自分の本音なのか建前なのかも分からなくなる時があります。
このような持論から、自身は人事採用をしていた時もエージェントとして候補者と話すときも、その人のバックグラウンドや価値観形成されたものを見るようにしています。そしてその人の奥底に眠る価値観を見つけに行きたいと常に思っております。
次回は、そんな自分がTo beにたどり着いたきっかけとなる、新卒就活の話をしたいと思います。
とんがりメガネ
次回から社会人フェーズへ!