「研修日の回数を増やす」~校内研修づくり #1
校内研修。「どこから手を付けますか」と聞かれたら、まずは年間の研修日の回数を増やしたい。数が多ければ、その分「日常」になり、数が少ないと、その分「非日常」になる。研修の日常化を目指しているならば、まずは研修日をできるだけ確保すること。一カ月1時間1回なら、一カ月30分で2回の方がずっといい。
ただし、これは簡単にはいかない。研修に対する校内のムードがマイナスな感じであったら、研修日を増やすことに対して反対の声も起きやすい。また年間の日程を調整したり、決めたりする教務主任や管理職との関係性もかなり影響する。でも、研修日の回数確保は本当に大切な環境。そのために何をするか。
一つは、負担が増えるというイメージを払拭すること。完全に払拭することは難しいが、具体的な年間スケジュールを最初に提示し、どれぐらいのことを、どのタイミングでやればよいか見通しをもてるようにすること。研修自体が負担増なものにしないことが大事だが、どんな見通しがもてるかはもっと大事。
もう一つは、研修に対する意識を変えられるような「語り」をもち、それを伝えること。これも、完全に変えることは難しいし、研修をスタートさせるにあたって、当たり前のタスクなんだけれど、それでも自分の思いや熱さを伝えられる「語り」をもつことの大切さを再認識すること。
そして、「何をいうか」ではなく「誰が言うか」…ではないけれど、自分の思いや熱さを伝えるために、周りに、自分がどう映っているかを意識することも必要。そのために、どんな実践をするか。職場へどんな関わり方をするか。こうしたことの積み上げが何よりも大切だと、今までの職場で教えてもらった。
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