スケジューリングのつらみを超えたバンド
社会人でバンド活動するのに一番めんどくさいのがスケジュールを組む事です。結婚したり子供が生まれたり出世したり独立したりと、4人のバンドですら全員集まる日を作るのが難しい状況の事も多々出てきます。
メンバーが集まる事が難しくなると思うように活動が出来なくなるので、フラストレーションがたまる場合もあります。
多かれ少なかれ働きながらバンドをやっていると皆経験すると思いますが、それを面白いやり方でクリアしているバンドがあります。
ひとつは「オリンポス十六闘神」です。このバンドは各パートがそれぞれ複数のメンバーで構成されていて「都合がつくメンバーだけ」がライブで演奏するというスタイルです。
また、社歌の制作を請け負ったりネーミングライツでバンド名を変更したりとユニークな活動をしています。
で、もうひとつそういったバンドがあるんですが、ここは「オリンポス十六闘神」に比べるともっといい意味で適当なバンドです。それは「AVICI」というバンドなのですが、ちょっとおかしなバンドです。
各パートが複数いるのはオリンポス十六闘神と同じなのですが、彼らの場合、都合がつくメンバーは「全員」ライブに出演します。
これはどういう事かわかりやすく言うと5人ベースがいたら5人でベースをいっぺんに弾くんです。自分が見た時はドラムは一人でしたがベースは4人、ギターは3人といった構成で、しかもほぼ全員がアンプ持ち込み、もちろんドラムセットも持ち込みです。
PAの人は気が狂うかノリノリかの二択でしょうね。
普通のバンド形態にこだわらず各自がやりたいパートをやるというコンセプトのようで、ベースがいないからギターが代わりに弾くとかそういうのも無いようです。
それだけでも十分カオスなんですが、途中でメンバーが客に楽器渡して弾かせたりするという、何がなんだかなバンドです。こんな感じ。
でもこういったスタンスをよると、思ったよりスケジュール調整がしやすそうだなと思ったのです。やってないとわかりませんが。
まあ、早くバンドのスケジュールで悩む世界に戻りたいものです。
頑張ります!