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あなたという冒険 日主を知ろう【結果発表~編】

ごきげんよう。とねりこです。
前回の記事は「日主を知ろう」というタイトルで、本当に、ただ日主が何なのかを知るだけ、その意味はわからない、というところまででした。
今回は、日主の別の性質と使命をお伝えします!


0-1.おさらい(日主の調べ方)

日主の意味と調べ方についての記事はこちら。

0-2.日主の種類

日主の種類は、

  • 甲(きのえ)【木属性の陽】

  • 乙(きのと)【木属性の陰】

  • 丙(ひのえ)【火属性の陽】

  • 丁(ひのと)【火属性の陰】

  • 戊(つちのえ)【火属性の陽】

  • 己(つちのと)【火属性の陰】

  • 庚(かのえ)【金属性の陽】

  • 辛(かのと)【金属性の陰】

  • 壬(みずのえ)【水属性の陽】

  • 癸(みずのと)【水属性の陰】

の10種類です(十干と呼びます)。
5つの属性にわかれ、それぞれに「陽」と「陰」があります(これが陰陽五行)。

それぞれ、どんな性質なのかというと、やっぱり「木属性」は「木っぽい性質」だし、「火属性」は「火っぽい性質」、「土属性」は「土っぽい性質」(以下略)…です。
そして、木・火・土・金・水それぞれの性質にプラスして、「陽」は「大きい」「外へ向かう」「広がる」ベクトル、「陰」は「小さい」「内へ向かう」「深まる」ベクトルを帯びています。
では、順に見ていきましょう。

1.「木」グループ

始まる。芽吹く。兆す。
編実的な裏付けのある理想主義者。

1-1.甲(きのえ)【木属性の陽】

「甲」は、空に向かって伸びる樹木です。まっすぐで屈託がなく、けん引力があります(そして、時に少し強引)。
木に鳥や動物が集うように、「甲」の人には包容力があり、自然と人が集まってきます。
「甲」にとって大切なことは、「信念を持っていること」。
木にはしなやかさがあるので、多少の風なら気にせず、そよいでいられますが、もっと強い衝撃が加わると、ぽっきりと折れてしまうこともあるかもしれません。それでも、信念があれば、再び伸びることができるでしょう。
信念を持ったあなたは、現実的な裏付けのある上昇志向で、周囲の人を導いていく存在になるでしょう。
信念を持たず、自利利他の精神に乏しいと、プライドばかり高く独善的で社会性がないドリーマーで終わってしまうので気を付けて。

1-2.乙(きのと)【木属性の陰】

「乙」は、草、野に咲く花です。風に揺れるしなやかさがあります。
一見、小さく、か弱く見えたとしても、土の中にしっかりと根を張り、強い風にも負けない草は、時に樹木(甲)をもしのぐ、しなやかでしたたかな強さがあります。
「乙」にとって大切なことは、「根を張り、しっかりとその場を守ること」。
草の世界と豊かな可能性は、木のように高く伸び、広く枝を広げるのではなく、深く深く根を下ろした先にあります。たくさんのことに挑戦するよりも、一つの道を究めること。自由な発想で0から無限に広げるよりも、規範や規律が定められている中で自分の技を磨くほうが、あなたの才能が光ります。「道」がつくような、和の伝統的な世界にも向くでしょう。
「乙」の人が、なんだかしんどい、自分らしくいられない、と感じるときは、少し手を広げすぎているのかもしれません。今一度、自分の原点に立ち返り、集中すべきところを見つけて、その場を大切に守ってください。

2.「火」グループ

発展。盛大。情熱。強いエネルギーと鋭い知性。
「火は化」。何かを変化させ、まったく違った状態に導くのが火の使命。

2-1.丙(ひのえ)【火属性の陽】

「丙」は太陽。激しい気性、俊敏で活発、頭の回転が速く、旺盛な野心を抱く人です。
「火」の人は、変化を好み、多趣味。変化の乏しいもの、動かないもの、過ぎ去ったものには興味がありません。目標に向かって突き進むときは目を見張るような集中力を発揮する一方で、飽きっぽく、長続きしないところがあります。何をしても、「これじゃない」「ここじゃない」という思いが生じ、丙の人は、その思いが外の世界へと、焼き尽くすように広く広く広がります。
「丙」にとって大切なことは、「長期的な展望を持っていること」。
能力があっても、飽きっぽく耐久力に欠けるため、道半ばでとん挫することも多い丙ですが、そこを突き抜ければ、分野を問わず一流になれる器です。意に沿わない境遇にあるときも、自分には「化」の使命があることを忘れず、地道な努力を重ねることが大切です。

2-2.丁(ひのと)【火属性の陰】

陽の火である「丙」が「大きな火(太陽)」であるのに対し、陰の火である「丁」は「小さな灯」。夜を小さく照らす「灯(ともしび)」とも「月」とも言えます。
丙と比べると、普段は静かでおとなしい印象ですが、内面には激しい「火」の気性を内に秘めています。
変化を好むのは「丙」と同じ。何をしても、「これじゃない」「ここじゃない」という思いが生じ、丁の人は、その思いが深く深く、自己の内面世界へと向かいます。
「丁」にとって大切なことは、「周囲の助けを意識すること」。
自ら強い光を放つ太陽とは違い、月は光を反射して輝きます。「丁」の特性は、先人や師匠の導き、周囲の人の助けを得て輝くのです。あなたの才能を評価してくれる人を大切にして、感謝の気持ちを忘れず、傲慢にならずにいてください。

3.「土」グループ

生む。包む。成熟。老。季節の終わり(土用)。
万物の生成・発展。管理・運営して、次の段階(老)へと導く。
親しみやすさが「土」の魅力。

3-1.戊(つちのえ)【土属性の陽】

「戊」は山。不動心、包容力、どっしりとした器量を備えています。
「戊」の人は、時期の到来を待って動きます。そのため、動きが鈍く、はたからはマイペースで天然な人にも見えますが、動きだすと変化は早いのです。
「戊」にとって大切なことは、「開いていること」。
「外へ広がる」ベクトルを帯びているのが「陽」全般、「内に潜る」ベクトルを帯びているのが「陰」全般の特徴ですが、「土」グループの場合は陽の「戊」も陰の「己」も、それほど動きがありません。
山は自体は動かず、山へと人がやって来るのです。「戊」の人は、おおらかで明るいオーラをまとった人気者です。山を求めて訪れる人を拒まずに、開いていてください。

3-2.己(つちのと)【土属性の陰】

陽の土である「戊」が「大きな土(山)」であるのに対し、陰の土である「己」は「小さな土」、畑です。
戊(山)が遠くからも見える、大きく開かれた存在であるのと比べると、己(畑)は小さく区切られ、囲われた、ややプライベートな場所ですが、家屋に比べると、外界との境があいまいで、閉ざされた場所というわけではありません。
自分だけの豊かな世界を築きつつも、外からも閉ざされていない、それが己の魅力です。
「己」にとって大切なことは、「よく耕していること」。
畑は何もしなければ原野です。意を決して開墾に乗り出す必要があります。この努力を怠ると、ただ原野を傍観する人生になってしまいます。どんな畑を作りたいのか、あなたは育てたい作物のイメージがあるはず。一つではなくたくさんあるかもしれないし、最初は一つでも、次々と増えるかもしれません。まずはあなたの畑を耕し、ひとつ種をまいてみてください。豊かで美しいあなたの畑に、自然と人々が集まって来るでしょう。

4.「金」グループ

成長の収束。充実の極みに達する。次の段階へと飛躍するタイミング。
強い自我。計り知れない変化の可能性。

4-1.庚(かのえ)【金属性の陽】

「庚」は鋼や刀。剛健さ、切れ味、行動力が「庚」の魅力です。
現実主義で、自分のスタイルを持っています。
硬く、形を変えない。変わらない、変われない。
実直さは「庚」の短所でもあり長所でもあります。
「庚」にとって大切なことは、「理想を持ち鍛錬すること」。
理想のスタイルを持ち、それにふさわしい知力・胆力を練磨すれば、名刀のような鋭い輝きを放つのが「庚」の人です。一方で練磨を怠ると、見掛け倒しで折れやすく、実戦に向かない刀になってしまいます。あなたが持つ大きな可能性が開花するか、埋没するかは、あなたがどのように鍛錬するかによって決まるのです。

4-2.辛(かのと)【金属性の陰】

「辛」とは鉱石、磨くことで宝石となります。
「庚」に比べると、一見ソフトで穏やかな印象の「辛」ですが、内に秘めた強さは時に「庚」をしのぎます。力が内にこもるほど、硬さを増すのです。
「辛」にとって大切なことは、「美意識とともに磨くこと」。
あなたが内面に秘めた硬さは、鉄の意志、強靭な信念、ストイックさであり、あなたが成長するための財産です。痛みを恐れず、美意識をもって自分を磨き続けるために使ってください。美意識が伴わなければ、ただの偏狭、意固地な人です。それではもったいない。あなたの美意識を育てられる場所、分野を見つけてくださいね。

5.「水」グループ

流れる。地を潤す。自在に形を変える。
環境に応じて、柔軟に生き方を変える。

5-1.壬(みずのえ)【水属性の陽】

「壬」は大河。自在に形を変え、悠々と流れる。
ポジティブでアクティブで執着しない。
聡明で情が厚く、実務にも長けていますが、流されやすく、物事を最後まで徹底してやり抜く気概に欠けるのが玉に瑕(キズ)です。
「壬」にとって大切なことは、「壮大なテーマを描くこと」。
あなたにしか描けない、大きなテーマ、理想、夢があるはずです。それは、とても大きいから、実現するのは簡単ではない。けれど、繰り返しになりますが、あなたにしか描けないことなんです。自分の可能性を狭めずにいてください。

5-2.癸(みずのと)【水属性の陰】

「癸」とは雫。
「壬」のような壮大さはないのですが、土を潤し、芽生えさせるのが「癸」です。「壬」と比べて適性の幅、描くテーマの規模は小さくなりがちですが、自分を満たせる場所に自然と流れつけるのが「癸」の人です。
「癸」にとって大切なことは、「満ちていること」。
あなたが満ち足りていること。その姿が、周りの世界をも潤すのです。あなたは自分が自分らしくいられる場所を、自然と見つけられる人です。あなたの聡明さ、センス、やさしさで、あなたの周囲を満たしてくださいね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
(はー、一気に10タイプ書いて疲れた…)
ちょっと抽象的だったでしょうか?
また改めて、それぞれのタイプの具体的なお話も書いていきたいと思っています。
次回は、日主別の2024年(甲辰)の運勢とアドバイスを書きますので、お楽しみに。

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