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テレビを観なくなって気づいたこと

気づいたら2週間くらいテレビの電源を入れてなかったので、まあいいか、と思いメルカリでテレビとAVボードを売った。テレビがなくなってがらんとしたリビングは、なんか引っ越し前夜みたいな落ち着かない感じだったけど、すぐ慣れた。

テレビを見なくなって変化したことが大きく分けると3つあった。

1. 部屋が広々する
2. 季節の移り変わりがゆっくり
3. 旬のネタを知らなくても意外と困らない

1. 部屋が広々する

当然だけどこれはもうはっきりと言える。高い家賃を払って広い部屋に住まなくても、テレビを手放すだけで部屋が広くなるのだ。家賃は据え置き、(メルカリでテレビ一式を売っぱらって)収入を得、そして部屋まで広くなる。これ最高じゃない?
何年か前に、岡田斗司夫の週刊アスキーの連載で、大型高詳細液晶テレビは買わずに自分の目をレーシック治療して解像度を上げた話があったけど、このエピソードがすごく好き。それと似たような感覚。

2. 季節の移り変わりがゆっくり

これは体験するまで分からなかったけど、非常によい。いままではCMで「ほらほら、夏が終わったら次は秋だ!ハロウィーンだ!シルバーウィークどこいくの?次はクリスマスにお正月だ!年末の旅行は国内?海外?あれもこれもやらなきゃ!イベント目白押し!休む暇なんてないぞ!」みたいな、急き立てられる感覚があったけど、それがなくなった。
街なかを歩いている人の服装の変化とか、朝晩の気温、草木の色、昼に定食屋でアジフライ定食を食べてるときの隣席で同僚同士がしゃべってる会話の内容とか、そういうものからじんわりと季節が移り変わっていくことに気づく。
それがいいのか悪いのかは分からないけど、この感覚がとても新鮮でちょっと感動した。

3. 旬のネタを知らなくても意外と困らない

まあなんというか、困ることがないとは言わない。困るというか、「大迫、半端ないって!」みたいなネタを仕事中の雑談で差し込まれた時に、自分以外はウケてる状況とかね。でもこういうご時世なので、YouTubeとかでチェックすれば済むと言えば済む。
あと、一発屋芸人は本当にわからない。知らないうちに一発当ててスッといなくなってるので、その間にその一発当てた芸人を認識してないと、何年か前に◯◯って芸人のネタ流行ったよね、みたいな話になっても自分の中では一発も当ててない芸人なので(一発当てたことを知らないから)、え?みたいな感じになる。
そういうのも、困るというか気の利いた返答ができないくらいで、あとは別に困ったことは特にない。

たしかにNetflixとかAmazonプライムの番組を大画面で観たい欲はあるけど、iPadとかで観ることに慣れてしまってからは、あまり大画面で観たいと思うこともなくなった。大型テレビのCMの惹句みたいに、大画面で迫力を感じたいのは毎回って訳じゃなかったことにも気づいた。ふだんテレビを観ないので、たまに居酒屋とかにテレビが設置してあると、CMとか興味津々で観れてたのしい。

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