富、(中略)彼の死に際に放った一言は人々をボカロ黎明期へ駆り立てた。俺の好きジャンルか?欲しけりゃくれてやる…(中略)世はまさに大黎明期時代!!
こんばんは。
みなさんは古いボカロ、聴いてますか?
配慮の欠けた挨拶、失礼しました。
みなさまが夜行性であるという前提で話を進めてしまいましたが、別に3時のおやつにバナナを頬張りながら読んでいただいても構いません。筆者は今ホットミルクに砂糖でデコレーションを加えているところです。
冗談はさておきたいですがお堅い昨今、「君みたいな子が今の世の中には必要なんだ」枠で面接を突破できる可能性を一縷の望みにかけたいためそのまま行きます。
さて、みなさんは古いボカロ、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
イメージソング、ネタ曲、電波ソング、レトロな曲…人によって答えは様々だと思います。
なぜこんなことを聞いたかというと、声を大にしてこれを言いたかったからです。
初音ミク最高!!!!!!
叫び間違えました。
こわくないよ〜〜〜〜〜^_^
大丈夫です。別に古いボカロは宝箱に変装して襲ってきたり、船尾からガブリと噛み付いて船に痕跡を残していったりしません。
(これを読んでいる方の中にミミックやサメのご家族、または本人様がいらっしゃいましたら無礼をお詫びさせていただきます。)
どういうことかといいますと、
「ボカロは好きだけど、古い曲はちょっと手が出しにくいしそんなに好きじゃなさそうだからいいかな…」
のような思想をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。
臆することなどありません!初音ミクはいつでもあなたを迎えてくれます。(イディッシュ語ではHatsune Miku שטענדיק באַגריסן אירといったところでしょうか。)

さらにややこしくなってしまったかもしれないので肩についた重りは半分まで減らして要約しますと、
「もしそんな理由で食わず嫌いしてるならもったいないよ〜〜〜」
と言いたいのです。
おふざけに700文字以上も要してしまいましたが、ようやく本題です。あなたのブラウザバックまでには間に合ったでしょうか。
筆者は、ここ数年の曲を好むボカロリスナーが多い中「どちらかといえばあの子は古い曲に強いよね」くらいの立ち位置を幼稚園では獲得、同窓会では幹事を務めさせていただきました。
冗談はさておき、
なぜ筆者が初音ミク発売から15年も経過した現代、2022年(…え?もう終わっちゃいますね!!!!一年早い。)においてわざわざおすすめするのかお話ししていきます。
ジャンルが豊富!!
筆者はこれを1番言いたくて今書いています。(でもこれ以降も見てほしい😭)
みなさんは「ジャンルでボカロを聴く」ということを普段するでしょうか。筆者はボカロを漁るにあたってとても大事な行為だと思っています。
そもそもジャンルってよくわからないよ〜〜〜〜〜
という心の声が聞こえてきました。
ボカロにおいてのジャンルというのは、たとえばこういうものです。

ジャンルに関してはほとんどのジャンルは専用のタグがあるため、これらのサイトを参照すると非常にわかりやすいと思いますのでまことにご勝手ながらご紹介させていただきます。
・ニコニコ大百科
日本語!わかりやすい!チラ見でへーってなるくらいならこっちがいいかもしれません。
・VocaDB
本文が英語のため、今ご覧になっている方の中に義務教育を終えていない年中さんのお子様がいらっしゃいましたらおうちのひとにきいてみてね。
こちらは「この曲はどんなジャンルなんだろ?」という時、トイレの紙があとわずかな時などに便利かもしれません。
これらを見たらわかるかもしれませんが、今は馴染みがあまりないジャンルでも10年前では結構人気があったりなかったりしています。
たとえば、「VOCALOID民族調曲」というジャンルタグを例に話していきます。
こちらはミリオン再生された曲もあり人気のジャンルとなっています。


これらは、『ニコニコ超検索』というサイト(とても素晴らしいサイトです。いつもお世話になっています。リンクも下に載せておきます。)
を用いて
2008〜2011(上の画像)
2019〜現在(2022/12/5)(下の画像)
の2つの期間で「VOCALOID民族調曲」というタグがついた動画が何件あるかを調べたものです。
上(08〜11)は1000件を少し超えているのに対し、下(19〜)は400件ちょっととなっています。
上は前述したようにミリオン達成した曲もあり、曲数も多く人気があるといっても差し支えないと思います。
対して下は件数は半分以下、あろうことか殿堂入りした曲すらありませんでした。(再生数は累計なのでもちろん古ければ古いほど殿堂入りしやすいというのはありますが)
ということは、最近作られた民族調のボカロ曲というのはあまり良くないのでしょうか…
そんなわけあるかい!!!!!!!彼らはとっても素敵な楽曲たちです。
というみなさんの叫び声が聞こえたので、ヒーローショーでナウなヤングたちに大きな声でアンパンマンを呼ぶように声をかけるお姉さんのような気持ちで代弁させていただきました。
ん?こいつはこんな情報出して何が言いたいの?
という今にも怒髪天を衝く勢いのみなさん。落ち着いてください。
筆者はこれらのデータから何を思うかというと、
殿堂入りしている曲がないということは、そのジャンルに出会いにくい
ということであると言いたいのです。
そしてこれはもちろん民族調に限った話ではありません。
こんな風に面白いジャンルの曲がたくさん眠っていると考えると、まるで七色の煌めきに包まれた豪華なジャグジーでのんびりバスタイムを嗜んでいる乙女のような感慨に耽ることができませんか?できない方は乙女の心が足りないためここでこのnoteを閉じていただいても構いません。
筆者が言いたいことはなんとなく伝わってきたでしょうか。よくわからなかった人のためにわかりやすくまとめてみます。
ジャンル分けという文化は最近に比べて昔のボカロの方が活発!!!(イェーイ😎)
↓
最近の曲だけでは好みかもしれないジャンルに出会えない(そんなー😭)
↓
最近のもいいけど、たまには昔を思い出してやってくれ!!!(わかったよー😢)
てな感じです。「もったいない」と最初に述べたのは、
・せっかく音楽を聴いているならジャンルにも少し明るくなった方がお得!!!(イェーイ😎)
・せっかくボカロには「タグ」というものを用いた素晴らしい文化があるんだから使った方がお得!!!(ヒャッホー😎)
というような理由です。
最後に、昔のニコニコにはほんとうに多種多様なボカロ曲があります。特に黎明期にはその傾向が強いです。ボカロに関しては特に「売れ線」のような概念もない時代ですから、みんなが好きな曲を自由に作っています。
たとえば、こちらの楽曲。
みくぶる2/林檎
こちらは「ボカロブルース」というジャンルの曲で、「BAR初音」というタグがあるようにミクがバーでマスターに不満をぶつけるというような内容となっていて、ほんとうにバーで流れていそうなゆったりとした曲になっています。
こちらの曲はいまのボカロシーンではほぼ見ない曲調となっていますが、「ボカロブルース」タグで唯一殿堂入りも達成している人気の楽曲です。
このように今ではまったくと言っていいほど馴染みがないジャンルでも黎明期では人気があったりしていて、古いボカロシーンの魅力のひとつでもあると思います!
また本作では、これからリンが発売されるという気持ちをミクが話すシーンがあったりするなど、VOCALOIDの歴史も感じます。このような遊び心もとても楽しいです!
そろそろリンが生まれりゃ
私やっぱり削除かな
ああもっと歌いたい お願いです
リンが出ても私がんばるよ
おわりに
「はじめに」がないことに気づいてしまったみなさんは放課後職員室でお待ちしています。
筆者は、これまで述べたような時代である黎明期を経て今のボカロシーンが形成されていると思っているので、
ボカロが好きなら知ってほしいな〜〜〜
という気持ちで書き始めました。ほとんどはジャンルで聴くという漁り方の話であって黎明期とはそんなに関係がなかったような気もしますが…
こんな1リスナーの言葉が、もしあなたのボカロライフに些細な変化を与えられるならこれ以上の喜びは
・猫を撫でる
・焼きとうもろこしを食べる
・ゴミ箱に投げたゴミが1発で入る
くらいしか見当たりません。
最後までふざけてしまいましたが、ほんとうにご覧いただきありがとうございました。
一個人の偏見や偏見をもとに作られておりますので、あくまでも一意見としてどうか御査収ください。(決して文句があっても個人の意見だからおこらないでという意味ではありません)
それではみなさま、おやすみなさい!