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街をでることについてなど

街をでよう
ランドマークが隠れるまえに

いろんなものを、通過してしまうし、同時に通過されてゆくことが、すこし切ない
通過してもしても、わたしの中心はなにも変わらないのだということも、余計にむずがゆい


お察しのとおり、街をでるということにつけて、なにかにつけて、おセンチな心持ちになる。なにをみても、さいごかあ、となる。なんで引っ越すんだろう、とつぶやいてみたくなることもある。

それでいて目の前にはさっぱりやることがないものだから、なおさら心が引っ張られていくばっかりである。こういうときは、文章でも書くしかない。少なくともわたしには。

まずこの街で、もっともお世話になったのはこの、今わたしがいる、ドトールコーヒーショップであって、来店回数は群を抜いて一位、徒歩五分の天国であった。徒歩五分の天国、というのは、次の街でもかならずみつける必要がある、といまのところ思っている。

さばさばとした合理的なかんじがあまりせず、なんとなく昔ながらのあじわい。木のテーブル、木の椅子、額縁にかざられたお花の油絵。堂々とした観葉植物にガス灯のようなデザインの照明。笑っても笑わなくても気がつかないほどの味気のない店員さん。

そういったものが、必要とされる限り、このまちに継がれていきますように。

(ドトールコーヒーショップ天国)


そんなこんなで、カレーにはじまりどこにも着地しないエッセー、最後のネットプリントだしました。

収録はこちら↓

  • 土浦のこと

  • つくばで会いたい

  • ドトールコーヒーショップ天国

  • 通過点フォーエバー

ユーザー番号はNY23HAW2CM

9/13(火)夜10時頃まで!
よろしくお願いします。