ホタルがいるということは
神社があるところは水はけがいいところと聞いたことがある。もともと自然が豊かな場所が選ばれているだろうし、結果自然が多く残っている場所だと思う。
神社のありがたさは別の話として、自然がおおやけに手入れされ守られる稀有な場所なのかもしれない。1町村1社を進めた神社合祀に南方熊楠が反対したのは、神社の森の微小な生物を守ろうとしたからという。自然と神社にはそういう関係もある。
気が付けば神社が周りにたくさんあるのだ。
源氏ホタルの里を通る。
自然とホタル。親和性強そうな自然と生き物の関係でも結構デリケートだったりする。今日は当然時間も時期も違うので見れるわけではないが(5月末から6月初旬の夜が良いそうだ)。ほかにも風が強いとか、ちょっと寒いとか、大雨だとかで見れなかったりと、なかなかむつかしい。
神社があるということは、ホタルがいるということは、美しい花畑が咲いているということは、、、
目に映るいろいろなもの因果を知ると、行脚も楽しかったり、もしくはおそろしくなったりするのかもしれない。
羽の生えたこころもちで、松原東洋は美しい景色を眺めながらゆく。