桃源郷を見ている。
子どもの頃から同じ夢をずっと見続けている。
実家の裏の石狩川の堤防を、実家の軽トラックで走って行くと、大きな時計塔が建っていて、更に先に進むと軽トラックが何故か川に入ってしまう。
大きいはずの石狩川は軽トラックがやっと通れる程の川幅になり、流れも穏やかになっている。
しばらく漂流すると、川の両脇に花が咲き誇りとても綺麗な場所にたどり着く…
だいたいこの辺で目が醒めてしまう。
天国とか桃源郷ってこういうことを言うのかなと思っている。
子どもの頃は本当にそんな場所があるんじゃないかと、何度も自転車で行ってみたりした。
行ってみたところで石狩川と雨竜川の合流点で堤防は行き止まりになって、隣町の田んぼが見えるだけで、実際は何にもない。
しかしそんな夢を子どもの頃から年に1回くらいは見ている。
ググると『過去にトラウマが〜』『自分へのメッセージを受け取れていない〜』など諸説あるが、イマイチピンと来ない。
あとは3年前に亡くなった祖母がよく夢に出てくる。
自己主張が強かった祖母は今でも私に言いたいことがあるんだろうと思うことにしている。