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たびした2021・夏と伊勢

#旅のフォトアルバム
in三重・愛知です。
ざざーっと、写真をスプリット。
ずっと俺のターン!

※内容はお伊勢参りなのですが、神宮・神社の境内(神域)では極力失礼の無いよう、意識的に写真撮影を避けている為、そこでの動向はテキストオンリーでサクッとお送りします。

三重の宿にて。これ夕飯。
翌日から、ゴーゴーお伊勢参り。
参拝旅も趣味の1つ。

*1日目*


ほぼ移動で終了。
函館→飛行機で愛知→レンタカーで名古屋→伊勢。

伊勢までのドライブ中、すっごいでっかい遊園地が窓の外に見えて、

もしかしてあれがUSJ!?

とか一瞬でも本気で思ってしまった日本地図オンチの私を誰か殴って頂きたい。

(多分、ナガシマスパーランドだったと思われ)

だってどこからどう見ても大リゾートじゃん…。

余談。(読み飛ばして構いません)

前回10年くらい前かなー?
式年遷宮の時期に初めて三重を訪れた際は、最終日前夜に台風直撃で土砂崩れが起きて、近鉄が止まったお陰で名張の山奥から数時間出られず、帰りの函館行きの飛行機に間に合わないっつー事件が発生。

でも翌日仕事だったんで、近鉄復旧を待つ間に利用してた旅行会社へ電話して無理やり千歳行きの便を予約してもらった後、なんとか空港に到着。

…が、函館行きの便を含め数便が欠航になった為に、大勢の乗り遅れ難民による混雑で、手続きのカウンターに辿り着くまで更に1時間以上かかって。

(見かけた職員に何度か「席も予約済みなんですが…」と掛け合うも、「皆様並んでますので」の一点張りで仕方なく長蛇の列に参加)

離陸時刻3分前に奇跡的に搭乗手続き成功、大慌ての職員と共にターミナルまでの数百メートル(1kmくらいあったかも?検査場からとにかく遠かった)を全力ダッシュで搭乗した。
職員の「何を持ってても良いから急いで乗って下さい」は笑った。本来手荷物預かりのトランクもそのまま抱えて機内に飛び乗った。

千歳到着後はレンタカーで深夜の道央道6時間爆走ドライブ(+途中で1〜2時間の仮眠)を経て早朝5時頃の帰宅から8時出勤という軽い地獄を味わったので、今回は小回りの利くレンタカー!でのリベンジ旅と決めてました。

…まぁ某ウイルス対策としても、なるべく公共機関は避けたかったし。
函館も三重県も感染者数0〜一桁台だった時期ですが、アルコールマスク3密対策怠らないよう万全を期して人知を尽くした4日間の旅です。

三重入りの前に、名古屋の熱田神宮を参る。初。

凄く立派で、ビシッとした豪気な宮様に感じた。
地元の人達に大事にされている空気が好き。
参道の砂利の音も好き。
機会があれば今度はじっくり回りたい。

後で調べて知ったけど、草薙神剣くさなぎのみつるぎを祀る日本三大神宮のひとつだったんですね。無知やばい。

↓ ページより。


*2日目*


外宮げくう→伊勢市内の別宮べつぐう内宮ないくうを参拝。
前回参拝時は時間の都合上、別宮へは参れなかったのでいざリベンジ。

ちなみにこの日、車に搭載されてる外気温計が日中ずーっと40℃を超える酷暑に見舞われた。
北海道民は蒸発する気温。
(但し十勝平野とかいう夏も冬も試される大地に住まう猛者たちを除く。多分。

大体これ↑を参考に回った。
先に青1〜3、次に紫3・1の順。
(美術館と農業館はスルー)
時間が押したので、紫2の月読宮つきよみのみやだけ3日目に。
外宮。朝から汗だく。
4せんぐう館と5まがたま池をスルーで大体ぐるっと。

各宮で並んでる最中、近くの参拝客たちの会話や行動を観察してると結構楽しい。

寺社参りの持論を語ってた子連れパパとか、

漫画の話題でじゃれあう若者男子グループとか、

背中丸出しファッションの姉ちゃんの後ろで母親っぽいおばちゃんがその服の裾をキュッと下に伸ばしてあげてたりとか。

なんかホッコリするのよ。

外宮の雰囲気は、清浄な空気ながらもどことなく「探検をしている」ような感覚にもなる。

坂も多いし、草木も多いからかなぁ。

そういえば帰りの裏参道でアゲハ蝶が水吐きしてた光景も珍しくて、ついしゃがみ込んでしばらく観察した。綺麗だったし、写真撮れば良かったなー。

しかし通行人、邪魔だったかもね。ごめんよ。

夏限定の赤福氷。底に赤福が埋まってる。
猛暑に焦がされた外宮参り後のクールダウンと糖分摂取。
大人味の抹茶蜜が染みて融けるキンキン氷と、
徐々に質量を増してフェードインするまろやかな餡と餅…
組み合わせが絶妙。
この日ほど命に沁みた甘味などあったろうか。
倉田山苑内のいこいの広場。
内宮別宮・倭姫宮やまとひめのみやのすぐ近く。
景観麗しい倭姫やまとひめ文化の森。
それはそうとこの時、眼前に見据えていた敵は熱中症。
神宮徴古館。シンメトリーが美しい。
但し、えげつないほど足元から酷暑日光が照り返す。
五十鈴川。耳にそよぐ清流音が心地良く涼やか。
おはらい町通りがもう3密って何だっけ?状態だった為、
忍びの様な足捌き(セルフイメージ)で
一時逃げ込んだ新橋。
満を辞して内宮本番、宇治橋からの五十鈴川。
の、鷺殿。気高く美しく神々しい。
神域に現れる鷺は神様の遣いなのではと勝手に思ってる。
内宮。
1〜4で五十鈴川の清涼に感謝を伝えた後、
脇目も振らず7の御正宮ごしょうぐうへ。

同じく清浄な空気感を得るけど、内宮は外宮と違って鳥居をくぐった後は「失礼のないようにピシッとせねば」みたいな意識が芽生える。

いや、外宮を気安く軽んじる意図は無くて。
印象を比べると、って話。


前回の式年遷宮の参拝時は時間が無かったのと、あまりの長蛇の列に怯んで御正宮をスルーしたのが心残りだった。

今回はきっちりと悔いの無い参拝ができました。

歩く途中の立派な木々に時々木陰の涼を分けてもらったり。ありがたい。

あと、風日祈宮かざひのみのみやに続く道が本当に気持ちが良かった。

特に橋の上を洗うように駆ける風。

人目も憚らず1人で
「うぉー 涼しいー!!」
って声上げてた奇人は私です。

…が、その後最後に向かった大山祇おおやまつみ神社と子安こやす神社までの、上から下から日光照り晒しの道のりで若干目眩を覚え…

参拝後に鳥居近くの岩に腰掛けて真っ白に燃え尽きたジョーみたいになりました。生きましたが。

内宮参拝後、おはらい町「だんご屋」のみたらし団子。
食欲に勝てずうっかり一口食べてから慌てて記念撮影。
かつて亡き母と一緒に食べた思い出の味は健在でした。
猫シックを誘う魅惑のぽんぽこにゃん。
おかげ横丁・おかげ座神話の館の辺りだったかな。
横山天空カフェテラス。
目的のお宮を参りきった後、時間が中途半端だったので、
気まぐれ伊勢志摩ロード駆け抜け赴いた。
この日の宿は二見浦。


*3日目*

3日目。貫く朝日。二見浦の潮香と共に。
二見興玉神社の夫婦岩。弾けるような煌めきと神秘。
からの、蟹さん発見!
後光を受けて大変勇ましい横歩き!

まずは前日に回りきれなかった内宮別宮・月読宮つきよみのみやへ参り(すごく爽やかな空気で心地良い土地でした。めっちゃ深呼吸してきた)、お伊勢参り完遂ですっきりしたところで…

限界が来ました。

虫刺されによる強烈な掻痒そうよう感。


初日にやられてました。両脚。5〜6箇所。
最寄りのイオンで痒み止めパッチと虫除けスプレー(遅い)調達。

めっちゃ効いた。痒くない。

夏に愛用してる黄色いタイツ履いてたんだけど、
黄色は虫を寄せ付けるらしいと最近知った。ショック。
だから毎年脚ばっかりやられてたのか、と…。


その後、前から行ってみたかった猿田彦さるたひこ神社・佐瑠女さるめ神社へ。

御祭神・猿田彦大神さるたひこのおおかみ
葦原中国あしはらのなかつくに(=すんげぇ大昔、人間たちの迷惑も顧みず世紀末な神様たちが無秩序にヒャッハーしてた頃の日本のこと)を瓊瓊杵尊ににぎのみことが、親の親であり天界トップの天照大神あまてらすおおみかみから「ちょっとお前行ってまとめて来い」って命じられて向かった時、「さぁさぁこちらですよ〜オーライオーライ!」と高千穂まで誘導灯振ったのがここの神様。道祖神どうそじんとも呼ばれる。
御祭神・天宇受売命あめのうずめのみこと
天照あまてらす天岩戸あまのいわとヒキコモリ事件簿にて、渾身の裸踊り神楽の舞で宴を最高潮に湧かせた逸話が有名な芸能の神様。
葦原中国あしはらのなかつくにに降りる瓊瓊杵尊ににぎのみことのお供として付いて行った際の道中、どう見てもカタギじゃない強面の風体(巨大な天狗の姿)で立ちはだかってた猿田彦大神さるたひこのおおかみ(←本人はただ瓊瓊杵尊の降臨が待ち遠しくて「オラわくわくすっぞ」と前のめりで待ってただけ)に「あんた誰やねん、何してんねん」と臆せず最初に凸したという豪胆な一面も。
この一件と、瓊瓊杵尊の「YOUたち、くっついちゃいなよ」のダメ押しがきっかけで、この2柱は後に夫婦として伊勢で暮らしたらしい。
「さるめ」は天宇受売命の結婚後の呼称。

キャプション長過ぎたかしら?笑
この2柱のエピソード好きなんよー。


なんか、お守りの種類が豊富な社さんでした。

良い意味で飾り気が無いと言うか、
人が俗世で暮らしてると普通に味わう、「明るくて楽しい」っていうウキウキな気分をナチュラルに振る舞ってくれてるような空気感。

神様たちの逸話から受けるイメージも影響してるかもだけど、この日に丁度結婚式も行われてて、尚更そう感じたかも知れん。

また近くに来たら是非再訪させて頂きたい。


そしてこの後、
なんとなくもう一度お伊勢様内宮・御正宮を詣でて、無事旅の目的を果たせたことの感謝とご挨拶。

併せて前日に日陰を貸してもらった参道の木々にも心の中でお礼を唱えて。

で、すっかり食べそびれてた伊勢うどんをおかげ横丁で頂きました。
空腹すぎたのか美味すぎたのか、気付いた時には完食してたもので、写真も何も残っていない笑


それから中部国際空港方向へ、
愛知県常滑とこなめへUターン。

本来このタイミングで搭乗できた飛行機が数週間前に欠航と決まっていた為、やむなく一泊です。

ちょっぴり「やきもの散歩道」周辺を歩き回って頭皮を焦がしました。

この子は「とこにゃん」と言うそうです。可愛いにゃん。
数分お散歩しただけでも倒れそうな熱暑。
たまらず逃げ込むように入った喫茶店で一服です。
この写真にある常滑焼の茶色いコップはここで購入して自分のお土産にしました。気に入ってます。
「マスクをしようにゃん」 はいにゃん!


*最終日・4日目*

軽く朝飯。(軽いとは)

あとは帰途。

旅の間中、我が家のお留守番にゃんこ・ぽんたを給餌機兼見守りカメラで観察・声掛けしてきたものの、

マジで限界。会いたい。モフりたい。

逸る気持ちを抑えず、一番早い飛行機で函館へぶっ飛んで帰宅。お互い無事に再会を果たしました。

わざわざ足元へ来て尻を乗せる甘えん坊。好き。

めでたし。
エアコン様、家とぽんたをありがとう。

そして、

*旅は良いぞ!*

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