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3人組がいる #わたしの親しさサークル

森本しおりさんの企画に参加!

「親しさサークル」を描こうというこの企画。
「親しさサークル」=「人との距離感を表す図」
この図は人によってイメージがバラバラだそうです。

自分の対人関係を整理してみて取扱説明書にもなる。他の人に知ってもらえれば、踏みこみすぎ or 遠慮しすぎってことも減るのでは?というもの。

あると便利な取扱説明書。
さっそく書いてみました。こちらでーす。


わたしの「親しさサークル」

壁なし。
黒丸の周りに薄い膜が張っているイメージ。

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仕事関係で知り合った人とも、友人とも、なんなら親や配偶者や自分の子どもとも、距離感(親しさ)という点では分け隔てがありません。

とても苦しんでいた時期に身近な人が助けてくれなかったこと、知り合ってわずか数分の人と深く意気投合できたこと、それらの経験があってこの感覚が形づくられたのだと思います。

【特徴1】
・付き合いの長さや相手の属性で、距離感(親しさ)は決まらない。


距離感(親しさ)を決めるもの

とはいえ距離感(親しさ)の遠近の感覚はあります。

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私の場合、距離感は相手次第で決まります。
図に書いているように「接近する距離、勢い、角度は相手にお任せ」。
去るもの追わず来るもの拒まず。

「距離」「勢い」「角度」の補足をします。

・距離
相手が他人と距離を取ってコミュニケーションするのを好む人ならば、私も距離を保ってコミュニケーションを取ります。逆に相手が懐に飛び込んでくるタイプの人ならば、どんっと飛び込ませます。
(相手が私に興味を持つよりも先に私の方が相手に興味を持った場合は私の方から懐に飛び込むこともあります。)

・勢い
初回からガッと急接近してくる人、ゆっくり距離を縮める人、両方OK。距離を縮める(離れていく)スピードは気にしません。

・角度
世間話みたいなゆるい鈍角の話題から、哲学や政治、心の内面の話など鋭角な話題まで、求められればそれに合わせて話します。


自分から「仲良し」「仲良しじゃない」を決めることはなく、よく話している人とよく話している、ぐらいに感じています。
親友とかの序列はなくてみんな友人とも言えますし、一度でも楽しく話したことがある人とはやりとりが無くなって何年経っても親友と思っているとも言えます。
基本的に待ちの姿勢なのでガンガン来てくれる人と仲良くしているように見えるはず。遠巻きに「仲良くしたいな」と見つめられると気づきません。

人との距離(親しさ)が相手任せなので、ヘンテコな現象が起こります。
「群れてる。」
「孤高ぶってる。」
両方の悪口を言われたことがあります。どっちやねん。
私のことを気に食わん、と思った人が一匹狼タイプなら群れているように見えるし人間関係密着タイプなら孤高ぶって見えるのでしょう。

【特徴2】
・距離感(親しさ)は相手におまかせ。
・いま現在話しているかどうかが距離感のすべて。


絶対に触れさせない部分がある

誰でも私に接近できるのですが、コアの部分(黒いとこ)は誰にも見せないし触らせません。
「明るく楽しいマリナ油森のイメージを損ねたくないから」という単純な話じゃなく、ここには私の「辛い苦しい悲しい」が詰まっています。心のかなり小さい部分なのですが、重たいのでブラックホールみたいになっています。
黒い部分を自分の一部として自覚的に生きていますが、他人に見せて楽しいモノじゃないし、共感さえもされたくないし、「あなたの苦しみを知ったことで生きる希望が湧きました」「辛いことがあったからいまのあなたがあるんだ」「そういうところを晒け出してこそ人間味のあるエッセイスト」なんて言われた日にはマジギレすると思います。

誰も何も言っていないのに、半ギレしながら解説してしまった。

【特徴3】
心の中に共感さえもノーサンキューな場所がある。

まぁ、そんな感じで私の心には触れてほしくない部分があるのでコアを守る人たちがいます。


有能な3人組

コアを守る3人です。

先に「親しさサークル」を書いたあきらとさんも棒人間がいて、かぶったと思った……。でも、うちの棒人間の目はイッテない。)

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基本的に誰かと接するときには私本人が応対しているのですが、雲行きが怪しいな?となったときに彼らが活躍します。

・外交官

微妙に負の感情を持たれているかな、と思ったときに登場します。
論理的に誤解を解いたり説明をするなど真面目で実直な仕事もできるし、パリピな感じでムードを作って解決することもできます。

外向きだけじゃなくて、内向きの仕事もします。
身に覚えがないのに嫌な言動を取られたとき「あの人、なんか険悪な雰囲気だったけど疲れてるんじゃないかな?」「あの言い方はないなぁ。あの人の前世はミジンコで、人間は現世で初めてなんだね。」みたいに私自身を納得させてくれるのもこの人。有能。

・SP

反撃担当。武器をたくさん持っている。
直接的な罵詈雑言、遠回しな印象操作など、様々なパターンの敵意に対応します。攻撃はスルーすることがほとんどですが、このまま放置するとエスカレートする/誤解が広まるなど実害があると判断したときなどに出動します。

相手本体への攻撃(人格攻撃)はしません。勢いよく掴みかかってきた相手を受け流して転ばせたり、投げられてきたボール(敵意ある言葉)をバットで打ち返したり、相手が出してきた手(悪意ある言動)をライフルで撃ち抜いたりします。

殺傷能力が高いのでギリギリまで外交官が対応して、できるだけSPは登場させません。でも一度出てくると速やかに仕事をする。有能。


外交官もSPも淡々と仕事をするイメージです。対人スキルを駆使しているだけなので、トラブル相手に「嫌い」の感情を持つことはないです。(なので、以前揉めていなかったっけ?みたいに見られる相手に普通に話しかけたりする。)

・パテ職人

外交官とSPがいるので普段の対人関係で傷つくことはあまりありません。でもコミュニケーションを取りにくい人が相手だと容易に傷つきます。
レジで並んでる後ろの人に舌打ちされる、とか。
公園でやんちゃに遊ぶうちの子を見ておとなしい子の知らないママさんが苦々しい顔をする、とか。

へこむ(´;ω;`)

へこんだときにパテ職人が登場します。柔らかい膜の傷ついたところを素早く補修して、黒いドロドロが出てこないようにします。
パテ職人が元気なときは補修も早いですが、元気がないときは時間がかかります。有能、ときどきポンコツ。

不意に傷ついたときに対処できるよう、日頃からパテ職人のご機嫌を取るようにしています。こんな感じで。
・気分転換の手段を複数用意して、状況に応じていつでも気持ちを切り替えられるようにする
・摂取する情報の取捨選択をする(怒りや憎しみが含まれる言葉を見ない)

パテ職人が弱っているときは私も無理をしません。
noteやTwitterからも離れて、のんびり過ごします。

【特徴4】
外交官・SP・パテ職人がいて、いい仕事をしてくれる。


オマケ:昔のサークル

3人組のレベルが低すぎて使い物にならなかった頃(10代〜20歳ごろ)の図はこちら。

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相手の属性で距離感を変えないところは昔も同じで、しょっちゅうコアを守る膜が壊れていました。
外交官もSPもポンコツ。すぐ倒される。
パテ職人もすぐ仕事放棄。

近くに来てくれた人も自分自身も傷つけまくって、どうしようもない感じでした。
コアの黒い部分の感情が強すぎて自分で制御できなかったのと、対人スキルが低かったのが原因です。

苦しい感情を上手く飼い慣らし(コアを膜に収めた)、失敗をたくさん重ねながら対人スキルを磨いて(外交官・SP・パテ職人のレベル上げ)、いまの状態になりました。



思ってた以上にいっぱい書いちゃったな!?
以上です。

誰でもラフな感じで私とは付き合えるし、何かが噛み合わなくても有能な外交官が調整してくれるので、みなさんは何も考えずドーンと話しかけに来てくれて大丈夫ですよ、というお話でした。

攻撃は控えることをおすすめします。

♡を押すと小動物が出ます。