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春日武彦×平川克美「無意味でいいじゃないか。」特別ゲスト 今井聖(俳人•街俳句会主宰)(動画)



開催時のフライヤー


精神科医で作家でもある春日武彦さんと隣町珈琲店主で文筆家の平川克美のシリーズトークイベント!
喫茶店の店主と作家でもある精神科医との日常の些細な「無意味」な出来事から、事件、災害、政変など社会や文化、文学など幅広いテーマにわたる語り合い。

今回は俳人•街俳句会主宰の今井聖さんがゲストで登場!

テーマは「良い作品とはなんなのか?」

芸術、文学、詩、俳句、音楽、映画などなど、人は「良い作品」に出会うと感動し、それを人に伝え、共有したくなります。
しかしそもそも「良い作品」とは一体なんなのでしょうか?
作品の完成度、革新性、感動の深さ、社会への影響力、時代を越えて愛される…共通するさまざまな要素はあれど、「良い作品」とは?と問われるとはっきり言えないというのが本当のところではないでしょうか。
それは個人の好みにすぎないのでしょうか?それとも時代や個人の好みを超えるほどの普遍的な作品とは存在するのでしょうか?
個人の感性と普遍的な価値の間で「良さ」というものは果たして定義できるのでしょうか?

今回は俳人としてさまざまな著作を出版され、街俳句会を主宰されている今井聖さんをお招きし、「良い作品とはなんなのか?」をテーマに語り合います。普段たくさんの門人を抱え、数々の俳句を読み、作り、また添削されてきた今井さんにとって俳句から見るいい作品とは、どういう作品のことをいうのか?
また作家として小説を書かれるなどたくさんの文学作品を世に送り出してきた春日武彦さん、自身で詩までつくり今度小説を出版する平川さんが考えるいい作品の条件とは?…またまた答えがでないテーマを語り合う今回の「無意味でいいじゃないか。」
皆さんとも一緒に考えてみたいと思います。ぜひお越しください!



★出演者プロフィール★

●今井聖(いまい・せい)
1963年以来俳句を書く。1990年からシナリオを書き始める。1996年に俳句雑誌「街」を創刊。『言葉となればもう古しー加藤楸邨論』で第32回俳人協会評論賞。著書に小説『ライク・ア・ローリングストーン 俳句少年漂流記』(岩波書店)、『部活で俳句』(岩波ジュニア新書)。最新刊は句集『九月の明るい坂』(朔出版)。脚本家として映画『エイジアン・ブルー浮島丸サコン』脚本担当。俳人協会理事。シナリオ作家協会会員。

●春日武彦(かすが・たけひこ)
1951年京都府出身。一人っ子。日本医科大学卒。産婦人科医として6年勤めたあと、思うところあって精神科医に転向。大学病院、都立松沢病院精神科部長、都立墨東病院神経科部長、多摩中央病院院長などを経て現在は足立区の成仁病院で診療を続けている。甲殻類恐怖症。作家の藤枝静男と詩人のW.C.ウィリアムズを心の支えとしている。子供はなく、妻と二人暮らし。猫好き。
著書には『無意味なものと不気味なもの』(文藝春秋)、『幸福論』(講談社現代新書)、『援助者必携 はじめての精神科/題3版』(医学書院)、『猫と偶然』(作品社)、『鬱屈精神科医、占いにすがる』(河出文庫)、『奇想版・精神医学事典』(河出文庫)、『無意味とスカシカシパン』(青土社)、『猫コンプレックス、母コンプレックス』(イーストプレス/末井昭との往復書簡)等多数。

●平川克美(ひらかわ・かつみ)
文筆家、「隣町珈琲」店主。1950年、東京・蒲田の町工場に生まれる。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。1999年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。2014年、東京・荏原中延に喫茶店「隣町珈琲」をオープン。著書に『小商いのすすめ』『「消費」をやめる』『21世紀の楕円幻想論』(いずれもミシマ社)、『移行期的混乱』(ちくま文庫)、『俺に似たひと』(医学書院)、『株式会社の世界史』(東洋経済新報社)、『共有地をつくる』(ミシマ社)、『「答えは出さない」という見識』(夜間飛行)など多数ある。


(※本講座は2023年7月24日(水)隣町珈琲にて開催されました。)


イベントの様子

※こちらの動画コンテンツは「隣町珈琲の本棚」の有料プランに入るとご覧いただけます。



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