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志田一穂のトークセッション「されど、映画じゃないか。」Vol.0 ゲスト:平川克美(動画)


イベント開催時のフライヤー

全国各所で映画・映画音楽についての講演やイベントを行い、湘南ビーチFM映画音楽番組「seaside theatre(シーサイド・シアター)」では選曲・構成・DJを担当、著書に『映画音楽はかく語りき いつか見た映画、時をかける音楽』(ユニコ舎、2022年)がある志田一穂さんによる新たな企画が始まります!

「映画って面白いよね、いいもんだよね」と話を始めても、映画好きが集まると、往々にして映画の話は、脱線の連続になり、ときにぶつかり合い、ときにマニアライクになっていくもの……。
しかし、されど映画。なんだかんだ言って、やっぱり面白いよね?
志田一穂さんが、そんな映画の“何か”について、さまざまなカタチで語っていきます!

今回は初回特別編として、志田さんが隣町珈琲店主・平川克美から渡された今村昌平『人間蒸発』を発端に、そのほかさまざまな映画を引き合いにしながら、映画の虚実性や映画におけるフィクションとドキュメンタリーの境界について語っていきます!
前半は志田さん一人でのトーク、後半からは平川克美さんをお呼びしての対話となります。

元々映画が好きな方も、最近映画に興味を持ち始めた方も、虚実性・フィクション・ドキュメンタリーという言葉に惹かれるという方も、ライトにディープに展開される志田さんの映画語りで、ぜひその面白さに触れてみてください!

【×月×日の志田日記】
隣町珈琲にて、文筆家の平川先生を紹介され、いきなり映画の話で盛り上がった。
先生の著作でときどき引用される、小津や成瀬の映画論に留まらず、とても幅広いジャンルをたくさん観て楽しんでおられることにも驚いた。
そして先生は一枚のDVDを持ってきて、これ是非観てください、この映画の話をしましょう、と言った。
それは今村昌平監督の伝説的な映画『人間蒸発』(1967)だった。
嘘かホントかわからないドキュメンタリーの問題作。なぜ先生はこんな衝撃作を? 
しかしたかが映画されど映画、映画って面白いよね…。
そうおっしゃっているようにも感じた。
これは先生ともっとお話ししなければと思った…。

ある日手渡された衝撃的な映画 …
それはホンモノのフィクションか?
あるいはウソまみれのドキュメントなのか !?
最初のトークセッションもいきなりドキュメントチック!
映画の虚実性を徹底的にコネクリまわします!



イベントの様子


★出演者プロフィール★

●志田一穂(しだ・かずほ)
映像プロデューサー、音楽ディレクターとして多くの作品を手がけたのち、2020年より湘南ビーチFMの映画音楽番組「seaside theatre(シーサイド・シアター)」の選曲・構成・DJを担当。2022年4月には著書「映画音楽はかく語りき いつか見た映画、時をかける音楽」(ユニコ舎刊)を発表。映画や映画音楽についての講演を全国各地で展開。コラム等の執筆やアナログレコードDJとしても活動中。

●平川克美(ひらかわ・かつみ)
文筆家、「隣町珈琲」店主。1950年、東京・蒲田の町工場に生まれる。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。1999年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。2014年、東京・荏原中延に喫茶店「隣町珈琲」をオープン。最新刊に『ひとが詩人になるとき』(ミツイパブリッシング)。そのほかの著書に『小商いのすすめ』『「消費」をやめる』『21世紀の楕円幻想論』(いずれもミシマ社)、『移行期的混乱』(ちくま文庫)、『俺に似たひと』(医学書院)、『株式会社の世界史』(東洋経済新報社)、『共有地をつくる』(ミシマ社)、『「答えは出さない」という見識』(夜間飛行)など多数ある。

(本イベントは2024年3月23日に隣町珈琲で開催されました。)


※こちらの動画コンテンツは「隣町珈琲の本棚」の有料プランに入るとご覧いただけます。


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