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ジムニーJB23にPIVOTブースト計をDIYで取り付けてみた

ターボ車に乗ったら付けたいパーツNo.1とえいば、ブーストメーターですよね。(偏見)

ターボの過給圧を測定するブーストメーターは、エンジンや過給機の正常な動作を確認し、過剰な圧力による損傷を防ぐ役割があります。

でも、レースなどハードな使い方をしなければ、必ずつ付けなくてはならないというパーツではありません。

では、なぜつけるのか?

気分が上がるからだよ!!

と言うわけで、JB23ジムニーにブーストメーターを取り付けた時の記録を残したいと思います。
どなたかの助けにならば幸いです。
(車のDIYは自己責任で!)


今回取り付けたブーストメーター『PIVOT GT GAUGE-52』を選んだ理由

まず、どのブーストメーターを取り付けようかと迷うところです。

ブーストメーターをはじめ、車の計測器には次の2種類の読み取り方があります。


  1. 車のコンピュータに接続して、制御信号を読み取る

  2. エンジンルームに直接センサーを取り付けて生の値をとる


DIYで取り付ける場合、多くのケースで 1. の方が簡単です。なぜなら、車の故障診断システムに接続するための「OBD2端子」に取り付けるだけだから。

でも今回は、2. の方法で機械的に接続するものを選びました。

なぜそんな面倒臭いことをするのか。

なんかロマン感じちゃうやん?

あと、ブーストメーターは比較的、取り付けが簡単というのもあります。

ということで今回選んだのは、「PIVOT GT GAUGE-52 (GSB-5)」です。もっと安いものもありますが、日本メーカーで比較的リーズナブルな値段、そしてコンパクトであることから、こちらの製品を選びました。

この製品には、60mmのタイプや水温、油温、油圧系など様々なバリエーションがあります。


PIVOT GT GAUGE-52の内容

まずは、買った商品について確認してみましょう。

シンプルで渋い外装。こういう余計なものがついてない感じが好みです。いい撮影場所がなかったのでエンジンルームで。

はい、オープン

内容は以下の通りです。


  • メーター本体

  • バンドホルダー

  • ブーストセンサー

  • メーターケーブル

  • 2P電源コード

  • ヘキサゴンレンチ

  • 両面テープ

  • クッションテープ

  • カットギボシ ×2

  • インシュロックバンド(小)×5

  • ナイロンホース(1m)

  • ゴムホース(1m)

  • T型ジョイント

  • I型ジョイント

  • 変換ジョイント

  • 取扱説明書


ギボシやインシュロックなんかは、市販の別のものでも当然代用可能です。あとのものは使用しますので、無くさないように注意しましょう!


ブーストメーターを取り付けてみよう!

それではブーストメーターを取り付けていきます。

JB23のエンジンルーム

最初にするのは、バッテリーの取り外し。端子を外す順番はマイナス極(黒)→ プラス極(赤)の順番です。

電気配線を触るので外す必要があるのはもちろんですが、エンジンルームから室内にエアホースを引き込む開口が、バッテリーの裏にあります。なので、バッテリーを降ろさないとアクセスできません。


エアホースの室内への引き込み

まずは、ナイロンチューブをエンジンルームから室内に引き込みます。私はここが1番手こずりました。


ナイロンホースを通した後の状態

バッテリーの裏に、エンジンルーム内の配線を室内に入れるための孔があるんですが、防水のためのゴムパッキンがあります。

ここを通すのですが、まあ固い。まじ硬い。カタい。

エーモンの配線通しワイヤーでは中折れします。コイツまじで役に立たんな。

最終的に、ドライバーの先にチューブをテープでくくりつけて、無理やりブッ刺して通しました。


エンジンルーム側からチューブが入ったら、室内から引っ張れます。

ナイロンチューブとゴムチューブをI字ジョイントで繋いだら、エンジンルーム内の作業は一旦休憩。


室内側のセンサーの固定

室内では、引き込んだホースをセンサーに繋げ、センサーは好きなところに固定しましょう。
途中、ホースが折れ曲がることのないように注意してください。

私のジムニーは1DINサイズのオーディオと小物入れをつけているので、その小物入れの裏に両面テープでセンサーを固定しました。

前面のパネルは、灰皿を取り外したあとでパネルの下から引っ張ると簡単にとれます。軽く外れたら、シガーソケットとハザードスイッチのコネクタを外します。

ちなみにセンサーをエンジンルームに固定して、配線だけを室内に引き込んでもよかったのですが、前述の通りゴムパッキンがくっそ硬いわけです。ケーブルが千切れたら最悪と考えてホースを突っ込みました。

本当は、ブースト圧を測る上では圧縮吸引される空気の量が少なくなるので、ホースが短い方がレスポンスは良くなりそうです。でも、体感できるほどの差はないだろうな…


配線の接続

次に、ブーストメーターの本体、センサーに配線を繋げます。

私がオーディオのスペースにセンサーを持ってきたのは、配線が取り出しやすいから。
ハンドル下のパネル裏の配線からとってもいいのですが、ジムニー、というか軽自動車はスペースが狭いので、作業がかなりしづらい。

その点、オーディオ裏は取り回ししやすいので、作業が楽です。

これで車内の作業は完了です。


バキュームホースとセンサーホースの接続

さあ最後の作業です。

エンジンルーム内のエンジンと車本体側のブースト圧センサーを繋いでいるホースの間に、ブーストメーターのホースを割り込ませます。

ちょっと勇気がいりますが、ひとおもいにプッツンと切っちゃいましょう。

このゴムホースを切ります

付属のT字コネクタをホースに差し込みます。めっちゃ硬い。

必要ないかとも思いますが、一応抜け防止でインシュロックを留めました。

最後にメーターの動作確認して完了です。


ブーストメーターのDIY接続は比較的簡単

これらの作業は、素人の私がやって、2〜3時間です。

そのうち1時間はナイロンホースを室内に引き込む作業で費やされました…

配線などの作業は、オーディオやカーナビ、ドライブレコーダーを自分でつけたことのある人なら簡単にできると思います。

最後に、DIYをする際はくれぐれも自己責任でお願いします。

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