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20年前を懐かしむために「五感揺さぶりセット」を用意する
来月以降の新しいチャレンジの準備がバタバタしていて、書きたいことは、再び沢山出てきたのですが、少しnoteのアクションが弱くなっているようです。反省しています。
久々、好き放題に書いてみます。
最近の趣味
大体、夜の23時くらいですね。
現在アラフォーの男の20年前なので、つまりは「20代くらいの時に思いを馳せる」ということを、月に一回くらいやっています。
単にノスタルジックに浸りたい気持ちも強いのですが、ちょっと世代マインドを考えるためにやってみています。
何度か他の記事でも書いていますが、単に他の世代を乱暴に一括りに考えるためではなく、単に自分が20代の頃ってどういうことを考えていたかな?を思い出すため、という所です。
五感って言うけれども
私がわざわざ語ることでもありませんが、「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」がいわゆる五感と定義されています。
で、何かで見たか読んだか、こういう五感に関わるものに触れた時に、昔をより深く思い出すと言います。
そこでチャレンジしてみたのが以下です。
五感てんこ盛りセットを味わうとどうなるか?
令和の今、20年前の当時を思い出すために、どういうシチュエーションで五感を揺さぶると良いかな?と考えました。
当時は大学生で、ライフワークは音楽とファッションでした(と書くとカッコいい風に見えるような気もするけど、みんな結構そうだったような感じもあるし、もっと勉強しとけ、とも言いたい)。
そこで、今回は「音楽」にフォーカスを当てて、意識して五感に揺さぶりをかけてみました。
てんこ盛りセットの中身は以下です。
視覚
当時よく見ていたミュージックビデオをYouTubeで、あえて「モニター」で流す。当時存在しなかったスマホじゃなく。当時の音楽シーンも、今と変わらず(?)MVには力が入っていたので、改めて観ても見応えがあります。
今見ても、令和に通用しそうな。むしろあの頃だから撮れたようなものから、ちょっと「見事な20年前感」のものまで様々です。CGはかなり違う。
当時はビデオテープだったので、いくつか好きなアーティストの映像媒体も手元にもあるのですが、如何せんビデオデッキがなく…YouTubeありがとう。
聴覚・触覚
実は当時、家でミュージックビデオを見るときは「ヘッドホン」を愛用していました。外ではMDウォークマン&イヤホンですけどね。
ここ15年くらいはもっぱら、イヤホンばかり使っていたので、久々にヘッドホンを使用してみましたが、あの耳が覆われる感じというか、外界の音が消え、空気がギュッとした感じが、あくまでも私にとってですが、これも昔の記憶の一つです。
ちょっと休憩
で、ココから先が困りました。「嗅覚と味覚」です。
音楽なので、どうしても聴覚的であり、直接的にパッと繋がるものを思い出せません。
最近味わっていない、においを嗅いでいないものって何だろう?と少し考えて試したのが以下となります。
嗅覚
よくミュージックビデオを見ながら、コピー出来る曲については、時々ではありますが、ギターを一緒に弾きながら楽しんでいたことを思い出しました。
(この時はヘッドホンはしてないんですが)
一応下手くそなアマチュアコピーバンドをやってたんですよね。
当時のミュージックビデオは「スペースシャワーTV」という、音楽特化のチャンネルをよく見ていて、このチャンネルではかなり頻度で、あらゆるミュージシャンのMVが放送されていました。
ただYouTubeのように、こちらから聴きたいアーティストを選べる訳ではありませんので、ずーっと観ている感じです。
で、下手くそなのでまったく弾けないアーティストのMVはじまると、何となくギターの手入れをしていました。
主に、弦を磨くオイルっぽいものと、ポリッシュといってギター本体を磨くもので、ともにスプレー式でプシュっとかける感じです。
ギターはまだ残っているのですが、メンテ用品はなかったので、「これなんとなく似ている!気がする…!多分…」と思い、家にあるKURE 5-56をちょこっと拝借。
無駄にスプレーするのはもったいないので、ついでに網戸の下にもかけておきました。左右開閉の動きがスムーズになって嬉しいなあ。まあそれはどうでもいいですね…。
味覚
これが最難関でした。
何だか、当時の思い出の味で、ここしばらく食べていないもの、となるとすぐ母親の料理は思い浮かびましたが、ちょっとこれは簡単にはいかないのと、ミュージックビデオを観ている時の味、という訳でもないな、と、考えを止めて、違う視点で考え直しました。
あ!そういやよく、手が汚れにくい「さきいか」とか「するめ」をかじりながら、ギター練習していたな、そして最近は全く食べていない、と思い出し(どんな練習方法なの、それ)、善は急げコンビニ調達。
ということで
ミュージックビデオを流しながら、ヘッドホンをして、KURE 5-56を網戸にかけた残り香を感じながら、するめをかじるスタイルで一時間ほど、目の前にある五感すべてに没頭してみました。
正直あまり人には見られたくはない姿であることは言うまでもありません。
(いや、そりゃ私だって「思い出のタバコと酒」とか言えたら良いですけど、まったく思い出として認知してないんですよね。酒なんて当時まったく呑めないので思い出の味などなく…)
確かにグッとくるものはあった
ただ単に、目をつぶって昔を思い出すよりも、明らかに解像度が繊細な記憶が蘇ってきました。少し不思議です。
間違っても鏡をみたりなんかすると、そこにはアラフォーおじさんが映っているだけなので、集中して目の前のミュージックビデオの映像だけを観ていました。
おじさんになった自分、肉体の衰えを感じる部分等は、全く意識下にはなく、今や父親である自分や、夫である自分。社会人として中堅であったり、今の仕事のことだったりは完全に忘れている時間になりました。
何故過去を振り返るのだろうか
別に今の生活に不満がある訳でもないし、あの頃に永久的に戻りたいという訳でもありません。
でも、短時間であれば過去に浸りたい時だってあります。
それは、何となく年齢を重ねれば重ねるほど、未来の延長線の角度が狭まっている気がするから。
何にでもなれそうな、(そんなことは無いんだけど)ちゃんと本気出せば、自分でも何だって出来そうな錯覚を覚えるためには、根拠のない若さ故の自信は、まあまあのエネルギーだと感じます。
ただ、単純に「若さ故のエネルギー」は、他人から感じようとしなくて、みんな昔は若者だったことを考えれば、自分を疑似タイムトラベル(リープのが近い?)させるのはもっともお気軽なので、時間に余裕の無い人ほど、やってみてはいかがでしょうか。
私はこれで、翌朝の活力が高まりました!
(個人の感想であり、効果には個人差があります)
では、また。
コジマサトシ/トナリコネクト