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壬水(海流)の特長

壬水の人生は、海洋、湖、河といった広大な水の集まりに象徴されます。

水の深さはそれぞれ違いがあるとしても、広さや長さは共通の気質といえます。あるときは海底深く、中が覗けない神秘性や不安感を与え、波荒く、青黒い巨大な海は恐怖感を感じさせることもあります。半面、春や夏の海のように無邪気で明るく、はしゃぎすぎるという性質も併せ持っています。まさに広大な水の性質が現れています。
水は常に流動的で、変幻自在です。その折々の気候、季節に合わせて、さまざまな顔を見せるのが本来の姿です。

自由闊達な生活を望む水の質は、風土の枠にはめられた環境を好まず、一時も同じ場所に停滞することを嫌い、自分の行きたい場所に向かって人生を歩んでいきます。はた迷惑と思われても、古い習慣、暮らしの殻を破って、新しい次の時代に向かうのが壬水の大きな特色といえます。そして自由に動いて得た体験と心の向上が後々、新しい文化、生活の根源を築いていきます。強制された勉強や仕事に対しては、性格的に拒絶し、決して適合しません。
自由な目、自由な思いの中から新しい知恵が湧いてくるのです。このような子どもを持った親は、育て方、教育によく注意する必要があります。

ただ、他人が気づかなかった新企画、新事業を起こす人たちの多くは壬水です。壬水は何事に関しても臨機応変で対応よく、暮らしの充実を図るのが最良の生き方なのです。