辛金(宝石)の特長
辛金の人は、「柔鋭」というシャープさとソフトさを持つのが特徴です。
自然で例えると、小石、砂、宝石といったところでしょう。それだけに最初から目立つ存在ではありません。たとえ宝石でも研磨しなければ武骨な原石に過ぎないのですから。
辛金は個の世界で修練研鑽しなければ、社会、世の中に役立つことは難しく、庚金同様、過保護な環境に置かれたときは、役立たずという評価が下されます。庚金と違うところは、辛金は受け身というところです。辛金は1つでも2つでも、あなた独自の能力を発揮していくことが人生の使命と言われるくらい個の活躍が大切です。
本来、自意識過剰と思えるほど神経が繊細な辛金は、常に他人の目、評価が気になります。仕事においても自身の価値観で行った結果を最も意識しているはずです。
また、辛金は簡単に人に相談を持ちかけることも少なく、よほど信頼関係がない限りは、何事も一人で解決しようとします。それだけに自分の世界、独自な職能を活かしたり、確立したりすることが大きな課題となっていきます。
生活面においても、独自性を生かして個の世界を作ることが大切です。なにも大仰なことではなく些細な生活の一品でも、自分が満足できるものであれば能力向上の効用があります。それだけに自分の求める道が塞がれたときには、人並み以上の苦しみを感じることになります。