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羽布団を全部捨てた話

今年の夏の初めに、思い切って羽布団を処分した。

小学校1年生の息子は喘息持ちで、アレルゲンはダニとハウスダスト。
何年か前の台風の時に発作を起こして入院し、それ以来、布団カバーを全てダニ対策のものに変えたり、毎朝敷布団を室内干しする習慣を取り入れたり、頻繁にシーツや毛布を洗ったり、押し入れのダニ対策をしたり、ロボット掃除機を購入したり、と色々とやってはきたのですが。

結婚した時に実家の親が買ってくれた、そこそこ高級の羽布団と、同じく子供が赤ん坊の時に実家の親が贈ってくれた、ちゃんとしたメーカーの子供用の羽布団は、定期的に「ダニ対策オプション付きクリーニング」に出したりしながら、引き続き使っていた。
羽布団より、どちらかというと綿の敷布団の対策に力を入れていたのです。
しかしそれだけでは不十分であったらしい。

夏前に、ちょいちょい咳をしていた息子。
定期的に通っていた小児科で、久しぶりに受けた血液検査の結果、アレルギーの数値があまりよろしくなかった。
これは今までの対策では足りないのだと反省していた頃、少し暑くなってきて、羽布団を片付けた途端に、体調の危うさが感じられなくなり、

「ああもうこれは、羽布団だ」

とやっと腑に落ちた。
すぐに家族会議で話し合って、そして粗大ゴミ申込の電話をかけた。

羽布団、良いものだったし、まだ耐用年数に達していなかったし、メーカーのリフォームサービスに出せば、まだまだ、使えると思っていたので、罪悪感はある。
ですが、子供の健康には代えられない。

思い切って捨てた後は、夏が終わるのを待って(保管の関係で)、新しいダニ対策に特化した、専用の布団を家族人数分購入することにしました。かなりの出費だけれども、健康第一。

寝心地・・・どうでしょうね。
もちろん、健康第一なんだけれどもね。

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