フライパン原点回帰
所帯を持っていくらも立たないうちに、配偶者が独身時代から使っていたテフロンのフライパンがダメになった。
代わりのフライパンは吟味して、料理研究家の人のおすすめ調理器具に挙がっていたのを、東急ハンズで取り寄せてもらって買った。それも樹脂コーティング系のフライパンで、コーティングが2年持たなかったように思う。
フライパンというのは、毎日みたいに使うもので、調理器具の中でも愛着が湧きやすい。
でも、コーティングが剥がれたフライパンというのは、もう油を塗っても何をしてもくっつくようになるので、どうしようもないんだけれども、コーティング以外は外側も持ち手の部分もピカピカなのに、処分するしかない。
愛着があるのに、ピカピカなのに、処分するしかない。
それがどうしても受け入れられず、「コーティングが剥がれないフライパン」を求めて検索の鬼になり、鼻息荒く新宿伊勢丹のリビングフロアに行って、フライパン売り場の担当の方に
「高くてもいいので、コーティングが剥がれないフライパンをください!!」
と、お願いしてみたけれども、お返事は
「どんなに高くても、コーティングが剥がれないフライパンは、ありません」
ということだった。
そこで方向を転換して、コーティングのない鋳物のフライパンを買って帰った。
その後数年は、鋳物のフライパンを使っていたけれども、子供が産まれて慣れない育児の日々の中で、
「料理ができたらアツアツのうちに洗って、火にかけて完全に乾かし、油を薄く塗ってから片付ける」
という手間がかけられなくなってきた。
また、離乳食にホットケーキなんかを焼くのに、テフロンの小さいフライパンを買ったら、それがあまりに便利で、悩んだ末に大きいサイズのフライパンも買って、鋳物のフライパンは新聞紙で包んで、物置に片づけた。
復活したテフロンの大きいフライパン、1つ目のやつは長時間料理を入れっぱなしにしてしまってすぐにダメになり(朝に夕食の支度をして、そのまま仕事に行って・・とやってしまった)、次に、何かのポイントでレミパンを手にいれ、これはだましだましで3年使った。
レミパンはたいへん使い勝手が良かったので、次のフライパンは「新・レミパン」を買ったけれども、これがどうしたことか(使い方が悪かったのか・・・?)1年でダメになってしまった。
新レミパン、立派な蓋がついているのですが、公式サイトだと「本体だけ買い替え」みたいなことができる。コーティングが剥がれてダメになった時に、フタは使い続けられる、そこもすごく良いと思って買ったのですが、本体が1年しか持たないとなると、再度購入するのはちょっとためらう。
でも、フライパンがないと困るし。
でもまた1万円以上出して、買うのもアレだし。
色々考えて、久しぶりに、鋳物のフライパンを復活させることにしました。
久しぶりのフライパン、うっすらと錆びていたので、ステンレスタワシで錆を落として、多めの油で油ならしをして、今日から使い始めた。
赤ん坊だった子供達も大きくなったので、使用後の手入れも、今なら大丈夫だと思う。
レミパンは深さがあって、青菜やパスタ茹でたりするのにはとても便利なので、そちら方面でもう少し頑張ってもらいます。