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【LAA】2024年トレードデッドライン②

こんにちはトナカイです。

2024年のMLBのトレード期間が終わりましたね。

エンゼルスはエステベス放出後も何人かの単年契約選手と1年以上の保有期間を持っているもののトレード対象になりうる選手たちを駒に、何件かのトレードの可能性を持ったままトレードデッドライン当日を迎えました。

まずはマイク・バウマン(Mike Baumann)の獲得。

去年は地区優勝したオリオールズのブルペンで60試合を投げる奮闘を見せたピッチャーですが、今年は5月にオリオールズをDFAとなると拾われたマリナーズも7月にDFA、そのあと移籍したジャイアンツも1週間でDFAとなり、今回のトレードに至りました。今シーズンの残り試合を回すための穴埋めでしょう。

さてそんなバウマンは置いといて今回のメインはトレードチップになりうる選手たちの放出とその対価です。
タイラー・アンダーソン、テイラー・ウォード、ルイス・レンヒーフォら来年も保有できる選手に、ルイス・ガルシア、ハンター・ストリックランドやケビン・ピラーら今オフFAとなる選手たちをトレード候補として買い手チームに出し、よりよい対価を引き出せるかがポイントでした。

ただ僕はその中でもレンヒーフォに関しては急がなくても良いかなと思いました。なんなら戦力として安く長く囲い込むのもありかなと思ったり。安く済むかは別として。
ウォードは年齢的にも仮に来年爆発的な活躍をしてもそんなに後悔なかったので、出せるうちに出したいなと思ってました。
アンダーソンは今しかないと思っていたので一番出したいと思っていました。

結果から言うとルイス・ガルシアしかトレードできませんでした。
良い話が来なかったのか、来年保有できる選手の放出を躊躇ったのかは分かりませんが、残念でした。
ピラーやストリックランドなんかは二束三文な対価だとしてもトレード必須だったと思うだけに。

ルイス・ガルシアはレッドソックスへ出し、代わりにマシュー・ルーゴ(Matthew Lugo)ライアン・ゼファージャン(Ryan Zeferjahn)ニコ・カバダス(Niko Kavadas)イェファーソン・バルガス(Yeferson Vargas)の4人を獲得しました。

ルーゴはレッドソックス内17位のプロスペクトで右投げ右打ちの外野手、2001年生まれの23歳です。
2022年にA+で511打席に立ち.288/.344/.500でホームラン18本、20盗塁を記録すると、2023年にはAAで318打席に立ち.242/.297/.381でホームラン5本。
2024年はAAでスタートし171打席に立ち.315/.405/.664でホームラン11本を放つなどし活躍すると6月にAAAに昇格。昇格後は141打席に立ち.250/.340/.452でホームラン5本を打ち
今回のトレードに至りました。

ゼファージャンは右投げ右打ちの26歳の投手で2024年シーズンはAAAで18試合に登板。速球は最速100マイルに届く。

カバダスは右投げ左打ちの25歳の一塁手。2023年シーズンにAAAに到達すると2024年シーズンはここまで263打席に立ち.281/.424/.551でホームラン17本を打っている。ただ三振が112個ととても多いホームラン17本はトレード時点でチーム最多。カヴァダスと表記するか迷いましたがどっちでも良いなと思ったので迷いませんでした。

バルガスは右投げ右打ちの19歳の投手。2024年の7月までルーキーリーグで経験を積み、トレードされる1週間前からAで登板するようになった。今回のトレードの中では若手で今後の成長に期待したいところです。

半年のガルシアにしては多くの対価を得ましたが、どの選手もすぐの活躍がないとすぐにさよならしてしまいそうな位置におり、2025年シーズンで早々に試されそう。

この中の誰かがブレイクすることを期待しましょう。

それでは今回はこの辺で。

みなさん、ごきげんよう

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