食べるとは「海の見える家 逆風」はらだみずき
こんばんは、となカエです。
「海の見える家」シリーズの3冊目。
シリーズものにハマるのは久しぶりで楽しい。
kindle unlimitedで読みました。
前回の記事はこちら↓↓
1冊目は「ここで頑張ってみようかな」
2冊目は「自給自足で頑張ってみる。自立するんだ!」
この3冊目は「自分なりに暮らしに馴染んできたかな」ってところに《逆風》という試練が…
作品内容
感想★ネタバレあり★
とうとう会社を設立しました。
すごい。
やってる事業内容に変わりはありませんが、取引先からの信用が得られるのが大きい。
大学時代の知人が登場したことにビックリ。
でも、その登場によって都会に住んでる人の《視点》が加わり、読者の疑問や気持ちを代弁してくれるようになりました。
ビワ農家の一人息子:彰男がまたやらかします。
やらかすというか、勝手に東京にでてホームレス状態になります。
まぁ、主人公が↑の知人に依頼して救出されるのですが、無駄にプライド高いな彰男。
でも、気持ちはわかるからなんとも憎めない。
タイトルからして、なんとなく予測はしてましたが、台風直撃して被害がえらいことに。
後の被災描写が辛い。
今までの被災経験は阪神淡路大震災しかなく、台風で被災したことはないですが、日常がなくなるのは心も体も疲弊しますよね…。
なんと狩猟の話も今回出てきます。
漁業・農業・狩猟
制覇しましたね。
お米も作ります。
自分で作ったものを食べる。
心の充実感が想像できないくらい得られるんだろうなと思います。
猪のこと、「山くじら」ともいうんですね。
最近どこかでも聞いたな…
あ!
これだ!
マンガワンで読んでるこれ!
銀平飯科帳!
イノシシ=ボタンって思ってたけど、違うのかな?
鍋だけがボタン鍋っていうのかな?
幸吉さん…
この終わり方は…
もう、そうゆうことですよね。
最後に主人公は会話ができたのかが気になるところです。
ラストを読んで、表紙の場面がわかりました。
幸吉さんが復活させたビワ山で咲く、ビワの花の景色。
読み終わった後に、表紙を再度見ると、何とも言えない気持ちになります。
次が最終巻です。
主人公を含め、周りの人がどのような生活になっているのか気になります。
まとめ
台風による被害があるので、辛い気持ちになる方は読まない方がいいかもしれません。
最初はお金もなく、無職で何もかもなくした主人公。
職務経歴もないに近しい状態だったのに、ここまで経験・成長していることが読んでて心地いいです。
特別な何かがあるわけではないけれども、生きていくにあたって自分にできる事をして生活していく描写は、等身大。
背伸びすることも、縮こまることもなく、苦難もあるけど生き生きしてる主人公が人として魅力的です。
関連作品・商品
ビワ関連で、ビワミンを。
以前飲んでましたが、美味しかったです。
手軽に飲める健康飲料。
普通に水で割って飲んでました。
ここまで読んでいただき有難うございます。 少しでも良かったと思ったり、これからを応援頂けるようでしたらサポート頂けるととっても嬉しいです。 いただいたサポートは私の生きる糧(心と体の栄養)となります。