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アリアドネの声📚

気になってたのが、
Kindle Unlimitedになってたので読んだ。
早めに読まないと、
いつの間にかunlimited対象外になってるからね。
読めて良かった。


アリアドネ…
アリアドネってなんか聞いたことあるけど、
なんだったかなぁと思ってたら、
本文にちゃんと説明出てきた。

ギリシア神話に出てくるアリアドネという女性からきている。
神話の英雄・テセウスは、かの有名な怪物「ミノタウロス」を退治する際、彼を慕うクレタ島の王ミノスの娘・アリアドネから渡された糸玉を使って、怪物の棲む迷宮を脱出する。その逸話から生まれたのが「アリアドネの糸」という言葉で、何か困難な状況に陥った際、解決の道しるべとなるものを意味する。

「アリアドネの声」より


なるほどー!
タイトルの元ネタにも納得!

帯にも書いてるけど、
《見えない・話せない・聞こえない》の三重苦の人が、
地震で地下都市に取り残され、
その人を救助するお話。

三重苦といえば、そう
ヘレン・ケラー
「ウォーター」で有名な人。

個人的には漫画:ガラスの仮面での印象が強い。

この要救助者が、
なんともまぁ、人が出来てる。
作品の中で、『光』って感じ。
好き。
嫌味がない。

主人公の口癖で、
「無理だと思ったら、そこが限界」
って出てくるんだけど、
これも主人公と要救助者との対比があって、後々良い味を出してくる。

表紙の通り、ドローンを使って救助するんだけど、もう面白い!
三重苦の人をどうやって、
ドローンを使って救助するの?

って気になるよね。
ネタバレになるから言えないけど、
面白い!

最後の終わり方は、人によっては
「え、これで終わり?」って思われるかもしれない。
でも、私はこの終わり方は最高に好き。
映画を観終わったような余韻に浸れた。

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となカエ
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