見出し画像

私がスウェーデンに持っていったもの

皆さんは一年間海外で旅をするなら何を持っていきますか?

バックパックとスーツケースに一年間を詰め込む。

私の初海外旅行はオーストラリアのワーホリでした。

「初めての海外」に「一年分の荷物」

いろんな方の旅行記ブログを読みながら想像を膨らまし、不安になりすぎて「これを持ってかないと生きていけない...」なんて、まるで無人島に行くかのような気持ちで荷造りしていました。

しかし持っていく重量は限られている。測りとにらめっこしながら何日もかけて荷物を厳選し、数グラム単位で調整しました。

それでも現地では必ず荷物は増えます。「こんなに増やした覚えはないのになぁ」といつも怪奇現象。移動の度に物は溢れ、泣く泣く捨てたものは数しれず...

オーストラリア2年、デンマーク1年と旅をして、日本から持っていったほうがいいもの、現地でも手に入るものが分かってきて、詰め方のコツも掴んできました。

そんな私の荷造り奉行を紹介します。何を持っていったら分からない方のお参考になればいいなと思います。

衣類

衣類。それはスーツケースの大部分を占領するもの。

スウェーデンには日本のような四季があります。夏はちゃんと暑いし、場所にもよりますが北方の冬はマイナス20、30度が当たり前だとか。雪もたっぷり。季節に合わせた服が必要です。

・普段着

一週間分のコーディネートを夏バージョン、冬バージョンで持っていきました。半袖、薄手の長袖、トレーナー、薄手のセーターなど。カーディガンなどの上着も薄手から厚手のものを数枚揃え、夏服に上着を重ねて春と秋はそれで着回そうと考えています。セーターやジャケットはかさ張るので諦めました。あとはヒートテックで乗り越えます。寒すぎたらセーター買おうかな。北欧の古着屋さんは可愛い。

・ちょっといい服

お呼ばれになった時とかちょっといい場所に行くかもしれないと思って、ひらひらぎみのワンピースを持ってきました。まだ登場機会はありません。

・アウトドア+スポーツ+仕事

私はWorkaway(ボランティア)をやるつもりだったので動きやすく汚れてもいい服を数枚持っていきました。暗い色のTシャツとユニクロのストレッチの効いたズボン。汚れることもあるのでこれらがあって良かったと思います。

またスウェーデンの方はアウトドアが大好き!一緒に森の中を歩くことも多いです。以前、ユニクロのストレッチジーンズで茂みの中を歩いてボロボロになったのでアウトドア用のズボンが今欲しいです。ちょっとシャカシャカしているあれ。

あとたまに運動するのでヨガパンツとスポーツTシャツ。

・靴

私はよく歩くのでウォーキングシューズ。冬用にはトレッキングシューズみたいな形のショートブーツ。靴底が厚いのでちょっと夏でも激しい山登りにも履ける。あとは長靴。ふにゃっとして折り畳めるもの。雨降っている時は出かけないので正直あんまり使っていない。あとサンダル。上履きにも使えている。ちょっといい服に合うパンプスを持っていくか考えたけど、使用頻度がかなり少ないと予想してやめました。

・上着

レインウェアセット(ジャケットとパンツ)。普段もアウトドアも使える。北欧の人って傘をあまりささないので、私も真似してレインジャケットで小雨を凌いでいます。冬用にはダウンジャケット。北方に住む人の話を聞いてるとそれだけじゃ足りなさそうなので、古着屋で防寒ズボンを買い足そうか検討中。


あとは水着や冬小物(ニット帽、手袋など)を持っていきました。お土産屋さんにめちゃんこ可愛い手袋を発見し現地購入しても良かったかなと。

私は夏に来て夏に帰るので夏服は2シーズン分長持ちしそうな物を持ってきて、冬服はある程度着古したものを持ってきました。冬が終わったら冬服は捨てるか寄付しようと考えています。その空いたスペースにお土産入れて帰国できたらいいな。

なるべく物価の安い日本で揃えて持っていきましたが、これから購入することもある思います。しかし常にスーツケースのスペースに難儀するし、節約の為もあって服屋さんには行かなくなり、今のところ物欲に蓋をしています。

化粧品、シャワー用品

液体って重いしシャンプーボトルって大きいですよね。私は特にこだわりはないので現地で揃えました。念の為、小さい旅行用のボトルにシャンプーを入れ、一週間分だけ持っていきました。この旅行用ボトルは、移動のタイミングでシャンプーボトルの中身がわずかな時に詰め替えて省スペースもできるので便利。

化粧水はあまり売っていませんが薬局(Apotek)でなら見つけやすいかもしれません。ちょっとお高い敏感肌用の物や安めのオリジナルブランドなど種類が豊富です。

私はスウィートアーモンドオイルを愛用しています。顔にも髪にも使えるし、海外どこでも品質に差はなく手に入れられるので、「どれが自分に合うんだろ...」とあれこれ試さなくていい。

バスタオルはアウトドア用品店で見つけた薄手の乾きやすいものにしました。手のひらサイズに丸められるのがいいです。

生理用品

私は月経カップを使っているので、ライナーくらいしか使わないのですが、ナプキンの品揃えはまぁまぁかと。海外のナプキンてとにかくデカくて品質悪いみたいなイメージがあるかもしれませんが、オーガニック素材の物もあるし問題ないと思います。

ただ、タンポンは日本のようなプラスチックのついた挿入しやすいものは見たことがないです。コットンに紐がついていて、指で挿入するものがほとんどです。最初は大変だけどまぁ慣れます。ちなみに月経カップも薬局で買えます。サイズも色々あるし、初めての方は薬局の方が使い方を教えてくれます。最初は高く感じるかもしれませんが、ナプキンの使用頻度が減るので荷物でかさばらず、更にエコ。おすすめ。

文房具

日本の文房具は世界一。高品質なのにお安い。ノートの紙はペラペラなものが多かったり、書く気がしない。ボールペンもありますが日本で買ったほうが安いです。スーパーにはいいものないし、文房具屋さん自体あまりない。本気の絵画用具のお店にあればいいかなと言う感じ。にしても高い。

なので使いそうな文房具は日本から持っていきました。

風邪、頭痛、鼻炎の薬は一通り持っていきました。もちろん現地で手に入りますが、具合の悪い時はすぐに症状を抑えたいですよね。病院に行っても基本、自然治癒らしいです。

裁縫道具

ちょっと靴下に穴が開いたなんてことは日常茶飯事なので、百均にもあるような小さい裁縫セットを持っていきました。物は大切に。

延長コード

日本の電化製品を持っていくなら日本のプラグなので、日本の延長コードにすべてつなげて、1つだけスウェーデンの変換コンセントプラグを持っていきました。複数あっても良かったかも。

日本ぽいもの

私は力士や忍者が書かれている便箋やシール、おにぎり型のミニレターなど持っていきました。ちょっとお礼やメッセージを渡す時に「これは日本のね...」と日本を知ってもらう機会になればと思って。日本人感を全面に出していきます。

麻紐

何に使うの...と思われるかもしれませんが、いざという時に役に立つ麻紐。狭いホステルで服をかける場所がない時にベッドにくくりつけて物干しロープにしたり、カバンに入り切らない小物をくくりつけたり。プレゼントの包装にも使ったり。紐は旅の味方です。ロールのままだと大きいので2、3メートルだけ持ってきました。

バッグ、トートバッグ、巾着

スーツケース、バックパックの他に、折り畳める小さめバックパック、ショルダーポーチを持っていきました。あとはトートバックを4枚。シャワーに行く用、キッチンに行く時の食品用、買い物用など。巾着も数枚持っていき、小分けにする時に役立ってます。

S字フックも持っていけばホステルなどのロッカーしかない場所でもトートバッグをぶら下げてスペースを有効に使えます。

配送するなら注意

日本から荷物を送ってもらうのも手ですが、スウェーデンの配送はかなりいい加減です。荷物が届くのにかなり時間がかかったり、紛失されたなどよく聞きます。配送する場合は、追跡システムを利用したり注意してください。

荷造り奉行

私が海外生活で移動を繰り返し、限られたお金、スペースで何が本当に必要なのか厳選する作業を幾度も繰り返しました。必死に未来を予想し、何を残すか、捨てるか。何にお金を使うのか。たくさん考えました。次第に今の自分には何が必要なのか以前より迷わずに答えが出るようになりました。おしゃれな服より機能的で丈夫なものを選ぶようになりました。

ブランド物やおしゃれなレストランに使いたかったお金をきれいな景色を見るための交通費に取っておいたり。物に使うより経験にお金を使いました。物を買ったら荷物に入らないけど、経験したことはずっと胸にしまっておけるんです。なんて。

何に価値を置くか。限られた中だからこそ自分に必要なものが見えてくる。意外となくてもなんとかなる物は多い。荷造りはこれを考えることの連続で、シンプルに生きることの練習な気がします。身軽に生きていきたいな。荷造りを通してこんな気付きがあるとは。

最後はなんだか語ってしまいましたが、これからもきっと荷造り奉行は続くと思います。旅のなかで新たに必要になったものは追加していくので、皆さんの参考になれば嬉しいです。

みなさんも「持って行って良かった!」て物があれば教えて下さい。

では。

Hejdå

いいなと思ったら応援しよう!