暮らしトランジション探求家って何? (その4)
アーバンパーマカルチャー講座最終日(去年10月)のお話です。
前回、4つの提案(宿題)が出されていました。
1. コンポストを始めてみる
2. 種を植えてみる
3. ひとつの植物について調べる
4. 家の庭など、好きな場所をデザインする
午前の講座はその宿題を各自がどのように実践したかを発表します。
私は内心ドキドキでした。なぜなら何もできていなかったから!
理由はなんと、我が家にシロアリが発生してシロアリ騒動が勃発していたのです❗️
パーマカルチャーどころではなかった😓
そのお陰で、住居スペースのメンテナンスをしなくてはいけないことになり、主に長年放置してきたフローリングのメンテナンスをすることに。
雑巾掛け→ヤスリかけ→ニスを塗るという作業を繰り返す毎日(映画「ベストキッド」のダニエルさんのワックス掛けを思い出すわ…)それと並行して不用品の処分。
でもこの作業、今まで家のメンテナンスなんてやったことも考えたこともない私にとって貴重な体験になりました。
「家のメンテナンス = 業者に依頼」という考えしかなかったけど、自分のことは自分でできる(こともある)というちょっとした自信や安心感を得られたから。
そして、「あれ、これってパーマカルチャーで言う、環境のデザインに繋がるんじゃない?」という気づき💡
ということで、宿題の発表はシロアリ騒動体験談をシェアしてその場をしのぎました。
午前の講座が終わり、お待ちかねのポットラックランチ。
ポットラック楽しい!できれば定期的にやりたい!
この豊かさをシェアしたい❗️
(密かにポットラック同好会つくりたいと思ってます。)
ランチを終えて、午後は屋上のガーデンで植物の観察、お手入れなど。
ニラをちぎって食べてみたり、ハーブの香りを楽しんだり、オリーブの実を採取したり都心のど真ん中でこんなことができるなんてちょっと特別な感じもする。
その後、教室に戻って講座のまとめ質疑応答など。
ノートにはこう書き留めてありました。
◎パーマカルチャーと園芸の違い ⇒ デザイン作法(ライフスタイル、文化をどうデザインしていくか?)
◎みんなデザイナーで常にデザインしてる
◎地球、人、を大事にする
◎豊かさを循環させるホリスティックな視点を持つ
デザインという言葉がよくでてくるけど、そのデザインのために大切なことは
◎自分を知ること(自分が何を必要としてるか?)
◎生態系を知ること
◎なるべくお金を使わない(お金との関係性を変える)
◎小規模から始める(自分のモチベーションを大切にする)
自分の暮らしや生き方に惰性や依存心がなく、自立してるということなのかなと思いました。
そういうと、とてもストイックに聞こえるけど、「楽しい、美味しい、美しい、無理しない」ということも大事なポイントとのこと。(じゃないと継続していけないから。)
ノートの締めくくりにはこう書いてありました。
『パーマカルチャーの魅力それは、「自分がどう暮らしていきたいか」に対して「今すぐできる何か」を積み重ねられること』
難しいことではないですね。
今すぐ自分に合った仕事に転職しなきゃとか、畑で野菜つくらなきゃとか、地方に移住しなきゃとか…。
特に今のコロナ禍ではそういうニーズが高まっているのも事実。
思い立ってすぐに行動に移せる人はいいけど、なかなかできない人はモヤモヤがどんどん蓄積されていくだけですね。
でも田舎に引っ越せなくても、例えば休日に緑の多い公園におでかけならできるかも。
畑をやらなくてもスーパーで買った野菜の根っこを捨てずに水をあげて育てることはできるかも。
そんな小さな一歩一歩が何より大切だと教えてもらいました。(その小さな一歩がなければ、大きな飛躍もできないですよね。)
講座を終えて最後は、みんなが持ち寄った種の交換会がありました。
私は屋上のガーデンからオレガノの茎を1本と、受講生メンバーからもらったオカノリの種をもらいました。
植物を枯らしてしまう私…ちゃんと育てられるのかとちょっと心配だったけど、とりあえず植えてみました。
そしたらオカノリは10粒植えたうちの1粒から、オレガノは枯れずに根をはってくれました🌱✨
Instagramのpicから。唯一、芽を出してくれたオカノリ🌱
無事に越冬して、スクスク育ってくれてます。
植物の生命力に感動🥲
というわけで講座を終えて約半年、現在、パーマカルチャーらしい暮らしはあまりできていないのが正直なところ…😓
だけど、「暮らしをデザインする」という視点を持って、それをベースにできるようになってきたと思います。
何より「楽しい、美味しい、美しい、無理しない」が大事ですね!
最後に、講座のサポートをしていただいたRomyさんのブログをシェアします。
写真が豊富でとても読みやすいので是非、読んでみてください!
次回は、藤野のトランジションタウンツアーに参加してきたことを書いてみたいと思います。