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#4 初めての試練...ウェディングフォトグラファーになるためには

前回の記事より

初めての就職。
そして、初めて体験するフォトグラファーの試練とは...

カメラで人を撮ることにはある程度慣れていた僕だったが
実際に撮影をしてみると、かなり緊張する。
対被写体が感情を持っている場合
それをコントロールしなければいけない場面が多いのがウェディングフォトグラファーである。

無事、就職できたのはよかったものの
4月1日入社と聞いていた僕に衝撃が走ったのは確か2月頃。

社長との撮影に同行してくれ、長野へ!
と言われたのである。
それも3月31日の結婚式、カメラマンサブで。
(いや、それは実は間違えでカメラマンサブではなく、通常の2カメ扱いだった。。。)

僕にとって結婚式は未知の世界であり
機材も持ち合わせていない。
プロ機材も使ったことがない。
社長に、1台だけストロボ買っておいて、と言われて
いきなり5万くらい出費したのもいい思い出だ。笑

やっぱりカメラマンはお金がかかる。
機材だけでも一式揃えるのに200万ほど。
毎年、機材のメンテナンスや壊れたら修理、落としたら修理
ライト機材は現場によって付け足し、ハードよりもソフト面でもお金はかかり、現像ソフトやホームページ制作費など諸々。

案外カメラマンというのはお金がかかる上に出費も多い。
だから、パソコン一つでお仕事のできる方は本当に羨ましいと思ってしまう。(デザイナー、イラストレーター、SEなどなど)

そして初めて撮影する結婚式。
とにかく緊張だ。
だって、一生に一度しかないんだから!(お決まりの文言)

この会社では、ほとんど撮影方法について教えてくれなかった。
というよりも

写真を見て勉強しろ!
数値を見て勉強しろ!

それが当たり前、という会社だったから
デビューが決まったら自分でどうにかこうにかするしかない。

カメラの使い方、ポージング、光の見方、結婚式の作法や流れ、
その中で一瞬の表情をいかに狙えるか。

今考えたら、凄く大変な仕事だなと改めて感じる。

そして無事に撮影を終え(社長がメインなので、ほぼ何もしていない)
どっと疲れた記憶がある。

その後、ポートレート会社に入社したにも関わらず
入社前から結婚式場との提携話があったようで
僕は2ヶ月で結婚式場スタッフとして異動となった。

まさかのポートレート撮影は覚えることも出来ず笑
いつの間にか、結婚式場のスタッフだ。

入社が4月。
結婚式場に配属が6月。
そしてなんと!!

デビューが8月。。

それにはワケがあったのですが、
それはまた次回へ続く…

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