「We are the World」から学ぶこと
アフリカの難民孤児のために、名だたる歌手達が結集して作り上げた名曲。
それが「We are the World」です。
現在は義務教育の中でも取り上げられているので、きっと一度は聞いたことがあるかと思います。
この曲を聴くと…
純粋に何か胸を打たれるものがあります。
歌詞の内容はよく理解できなくても、歌っている人たちの情熱がひしひしと伝わってきて…「歌」の良さはこういうところにあるんだなぁ、と実感させられる一曲です。
「争いのない平和な世界にしたい」
これは世界中の人が”必ず”胸に抱いている共通の思いです。
しかし、人が人である以上…
おそらくこの先も、世界のどこかで争いは続いていくと思います。
どうしてそんなことが言えるのか、
答えは簡単です。
争いは全て「”好き”という感情」から生まれるものだからです。
例えば、この「We are the World」の動画を見てみましょう。
コメント欄を見てみると
「こんな名曲、他にはない」
「この動画に低評価をつけるなんて…ありえない」
という言葉が見て取れます。
この価値観がある限り、真の平和は訪れません。
「We are the World」は素敵な曲で、私も大好きです。
しかし、世界中には「We are the World」が嫌いで嫌いで仕方のない人も一定数必ず存在しています。
「こんな名曲、他にはない」という言葉は、暗に他の名曲を否定することにもつながっています。
「K-POPに勝るものはない」と確信している人から見れば、この言葉は争いの火種になってしまうわけです。
人間の「”好き”という感情」に多様性がある以上、争いは必然です。
大切なのは「認め合うこと」そして「許し合うこと」です。
「We are the Worldは名曲だよね、でも、アナタが好きなK-POPも負けず劣らず名曲だね」
と言えるかどうか。
それが平和への第一歩だと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?