スクー 「キムゼミ 第十一回 - 旅とライフスタイル -」

【 キムゼミの目的 】

 『人生を変える、作る』
 人は自分の人生を作っていると感じている時に幸せと感じる。
 自分の人生を作る力は自分の中に内在している、と信じることが大切。
 自分の意思と自分の決断と自分の行動で自分の人生を変えることができる。

【 Schoo受講生の「読書の流儀のマニフェスト」ベスト3 】

No.3 本は食べ物。きちんと消化吸収して、未来の自分の体や心を作る。
(キム先生)読書というのは「魂の肥やし」という部分があって、ちゃんと消化吸収するためにも、本を読まれる時にしっかり噛んでよく噛んで飲み込むことが大事となるので、読んでそれをそのまま理解しようとすることのみならず、それに対して「自分はどういう風に思っているのか」という自分の思索というものを加えていくと、将来的に自分の精神性というものを支えるものになっていく、ということがよく表れたものだと思う。
(徳田さん)本に書いてある言葉とかが、飲み込めて全て体の中にたまっていったら、それで心と体ができているっていう例えが素敵ですね。
(キム先生)本を消極的に読んだり受け身で読んだりするのではなくて、より積極的に読んで、また能動的に本というものを自分の将来の精神の筋肉にしていくんだというつもりで読むと、本を読む時の自分の中での集中力と緊張感というものがより高まっていくんじゃないかと思う。
(徳田さん)読む時点の緊張感も高まる、集中力も高まりそうですね。
(キム先生)例えば我々がジムに行って筋トレをする際も、よくパーソナルトレーナーが例えばこういうような型をすると、その筋肉をちゃんと意識してください、と言う。
なので、なんとくやるというよりも、自分がどこをどういう風に強化したいのかという筋肉を意識しながらその筋トレをすると、よりその筋肉に、そこの時の負担、負荷というものが伝わりやすくなって、それが最終的に筋肉になっていく確率も高くなっていくということになるので、皆さん何かの本を読まれる時は、最初は興味本位でもいいと思うが、読んでいく中で、自分の精神性のどういったところを強化するためにこの本を読むのか、という問題意識また目的意識というものを認識しながら読んでいくと、その部分というのが強化されやすくなると思う。
(徳田さん)確かに最初からそれを念頭に置いていれば、そこに筋肉が付きやすい、ということなんですね。

No.2 私の中に欠けていると感じた、真実が書かれている本に出会った時。それは心の乾きと感動と一緒に取り込まれるハートの栄養になった。
(キム先生)文章がすごく文学的。アーティスティックな文章だと思う。
先程の「本は食べ物」というのと似ていて、「ハートの栄養」になるという発想が、なにか2つの世界というものが融合されたような発想だと思う。
特に自分の中で欠けているということが書かれている時に、やはり人間は言葉を自分の生きる力にしていたり、自分を成長させていく原動力に、また原材料にしていくことができると思うので、そういうものがうまく表されている文章だと思う。
(徳田さん)本の中に自分の中でまだ足りていないものがあるって見つけられるのが素敵だなと思いました。
(キム先生)自分が既に持っているものに対して、本がちゃんと認めてくれる、肯定してくれる本に出会うとまた嬉しい。
なので、自分が自分の未来の人生のためにがむしゃらに努力はしている。しかしその努力がなかなか実を結ばない。結果が出なくて自分は焦っている、苦しいといった時に、誰かが本の中で「頑張っているあなたは美しいんだ」と、あなたが目指している結果がたとえ出てこなくても、そうやって自分の人生に真剣に取り組んでいる、向き合っているあなた自身が、あなたの人生の結果なんだという風に、例えばその姿を肯定してあげるような表現に出会った時に、その方というのは本から生きる力をまたもらうことが出来ると思う。
(徳田さん)ほんとですね。。
(コメント)本とはまさしくガソリンだ!

No.1 読書をすることで「生きる道標」を切り開く。人生には迷いや苦しみがあって夜空の光を失った時、自分にあった希望の星(本)を見つけることで、見えなかった道筋が見えるようになることが、人生で読書をする意味だと実感した。
(キム先生)人生結構迷いだらけ。その中で自分にとっての北極星というか、自分が迷った時に自分にとっての灯台というか道標になってくれるような本があれば、その本が羅針盤となって自分が辿り着きたい目的地に自分を導いてくれるというような役割を果たすと思う。
そういう人生を切り開いていくための羅針盤として本を読む、という風に考えると、本を読む行為というものは自分の中でとても重要性というものが高まっていくんじゃないかと思う。
(徳田さん)これは一生ずっと共にいたい本ですよね。
(キム先生)本は結局人間が書いている。その人間というのは同じような人生を生きている人間で、様々な体験をして、そこから得たものを書いているので、いろんな人の体験から学んだものをシェアしてもらうというか、そういう役割があると思うので、人生にはとても役に立つものだと思う。
(徳田さん)そして言葉選びが素敵だと思いました。「星」だったり「道標」とか。その部分結構「詩的な言葉ですね」とか「ポエミー」というコメントがありますね。
(キム先生)今日皆さんそういう文章多い。やはり本は言葉の世界なので、皆さんたぶん今回の3ヶ条を書く際も、言葉に対して少しこう純文学的な、自己啓発と言うよりは純文学的な表現が多いなと思った。ロマンチック。
(徳田さん)見ていて元気になりますね。
(No.2になった方のコメント)こうやって自分が書いたものが紹介されて褒められることもすごくハートの栄養になります。ありがとうございました。

【 前回授業の質問 】

Q.速読でも思索などはできるのでしょうか?
(キム先生)精読と速読がある。精読はちゃんと読むというところで、少し時間をかけて読むということもありだと思うし、僕が前回申し上げたような、1時間の中で3回読むというのは速読に近い部分があると思う。
速読でも思索が出来るかどうか。速読でも自分の意識はなかなか思索する余裕がなくても、自分の無意識、潜在意識がしっかり思索をしてくれる。
なので、自分の中にある処理速度の高いCPUである潜在意識というものを信じて速読してもらうと、速読しても後からちゃんと記憶に残ったり、またその記憶に基づいて自分の中でいろんな思索が出来たりする部分があると思う。
皆さんの速さというものは、ある意味では同じような内容であれば、速く読んだ方が遅く読むよりは、記憶力は落ちる可能性はあるが、その分集中力を高めることができれば、速度を速めても、その速度で見た景色というのはより鮮明に覚えることも出来たり、それに対する感想を持つこともできると思う。
速読でも思索が出来るようにするためにも、読書する際に自分の中での集中力というものを高めて読んでいくと、速度が速くても景色はちゃんと覚えていることができるんじゃないかなと思う。
なので、速度という基準と集中力という基準の両方があると思う。速度を上げて集中力を上げていくことができれば、速度が速いことによって失っていくものは少なくなるんじゃないかと思う。
(徳田さん)速くなるほど失うものが少なくなる...
(キム先生)時にはむしろ速度が速い方が記憶力が高まるケースもある。僕はそういうケース。
人間には瞬間記憶力というものがあるので、それはインスタントに全部覚えちゃう。
だからその力を信じるといいんじゃないかと思う。
僕は割とゆっくり読むより速く読んだ方がその内容を覚えられる。
(徳田さん)ゆっくりダラダラ読んでしまいがちかなと思うので、その瞬間瞬間の集中力を大事にするというのが... これ最初出来なくても出来るようになっていくってことなんですよね。
(キム先生)そう。なので最初例えば皆さん運転免許最初に取って30kmで走っても、結構もう景色を見る余裕なんて全くない。でも自分の中で F1ドライバーになって2,300kmというものが慣れていくと、例えば120kmくらいで飛ばしても、だいたい周りを見られるようになるというところがあると思う。
なので、時間があると逆に人間て集中力を持たなくてもいいんじゃないかと思って、そうすると結果的に覚えるものも少なくなってくる。
自分の中で結構負荷をかけていけば、すごく150kmで走っても周りの景色というものをしっかり楽しむことが出来たりすると思うので、速さと集中力の両方を発揮できるような読書。
でもリラックスしたい時はあえて速度を落としてゆっくり読むんだったら、吟味をしながら一つ一つ文字というものを読み取るということもありだと思う。
知識を手に入れる場合は速度を速めて集中力高くした方がいいし、詩を読んだりとかエッセイを読んだりとか、そういう時は速度をあえて落としていく。で一つ一つ綴られている言葉一つ一つを吟味をするというくらいの心の余裕を持ってゆっくり読んでいく、というのもありだなと思う。
(徳田さん)そうですね。なので最初に言っていた何のために読んでいるか、とかその目的によって、自分のこれは速読なのか、それかゆっくり読むべきなのかというのが変わってきますものね。
(コメント)自分の潜在意識を信じる。


Q.本読んだ後って、読書感想文みたいなアウトプットする場を設けた方がいいんですか?
(キム先生)
読み終わった後に、自分の中でその本を読んだ感想というものをまとめ上げるというのも全然ありだと思うし、僕は個人的には読み終わった後ではなく、本を読みながら自分の中でどんどん感想というものをその本の中に書き込んでいく、というようなことをやる。
読み終わった後にそのインタビューの感想を言うのではなく、インタビューの中に自分がどんどん入っていって、結果的に対談になっていく。
著者と自分の対談になっていくというような、リアルタイムでの双方向の読み方というものを私は薦める。
(徳田さん)すごいですね。それこそアクティブに読んでますよね。
(キム先生)なので読み終わった時はこの人とはさよならしないといけないんだという風に思って、その話している、対話の最中に自分がこの人に伝えたいものというものは全部書き込んであげるんだというくらいの感覚でやれば、読み終わった時にすぐに次の本にいけると思う。
(徳田さん)たしかにそうですね。時間もかなり短縮されるというか、その場で書いていくのが良いんですね。アウトプットになるんですね。
(キム先生)両方いいと思う。本を読んでいる最中にアウトプットを出すのもいいと思うし、本を読み終わった後にアウトプットを出すのもとてもいいと思う。
重要なのは、自分が本を読むというインプットに対して、自分がちゃんとアウトプットするということが大事だと思う。
それが能動的で積極的な読み方だと思うので、本を読んでいる最中でもいいし読み終わった後でもいいが、必ずその本の内容に対する自分の意見というものをちゃんと書き残していく、ということを心がけていくといいんじゃないかと思う。
(徳田さん)そうですね。確かに読んだ後行動に移さなきゃいけないというのはありますけれども、なかなか全部読み終わってからだと、内容がまとまってなかったりとか頭の中が整理できていなかったりとかするので、人それぞれだと思いますが、リアルタイムに書くのは私もやりたいと思います。


Q.先生は書き込みに線の色を変えたりしていますか? 自分だけのルールみたいなものです。
(徳田さん)
今日は先生が書き込んだ本を見せていただけるということでよろしいでしょうか。
(キム先生)僕が好きな作家の一人でエリック・ホッファーというアメリカの社会学者。この方はずっといわゆる肉体労働、季節労働者をやられた方で、もう最後の瞬間まで労働しながらメモを残しながら本を出していくというスタイルの方。
まずは1ページ目。僕はちょうど4年前の2014年1月6日に読み始めて9日に読み終わった。僕はだいたい本を読む時に、大切な本の場合は自分がその本をなくした時にちゃんと返してもらいたいから、1ページ目に電話番号を書いている。今までなくして電話をもらったことはない、普通の本であれば新しい本を買えばいいが、自分がいろんなものを書き込んだ本というのは2冊とないものなので、そういう本はぜひ返していただいてその時に食事でもお茶でも、ということで電話番号を書いている。
読み方は、僕はあまり規則があるというよりはとにかく読みながらいろいろ書き込んでいく。
ちょっと太めの1.0mmの赤いペンをいつも使っている。まあ青もあるし赤もあったり、そこまで規則はない。
例えば言葉に反応していろいろ書くケースもあるし、またその文章の内容についていろいろ書くこともあるし、また関連した形で自分の中で何が生まれるかということをちょっと書き残していく。
先程徳田さんがお話されたように、やはり読んでいくと記憶って全て覚えられるわけではないし、若干上書きされていく部分というのも当然ながら出てくるので、その都度その都度自分の感覚というのは、次のページに行った時に「何だっけ?」ということってよくある。
そういう「忘れられそう」といった時に次に行った時必ず忘れる。なのでちゃんと現れた時にちょっとしたヒントでも何でもいいので、後から思い出せるようにこう言葉で残していく。
僕は割とこうやって書き込む時に、この書き込んだものを後からもう一度ちゃんと読んで、それに基づいてまた自分がまとめるという感覚は実はあまりない。
なぜこうやって書き込むかというと、書いた瞬間に自分の記憶力の中にちゃんと刻み込まれるという感覚が僕はある。
読むという行動は「目で読む」。でもちゃんと「書く」と自分の身体が動いている。
なのでちゃんと見て覚えるというよりは、自分が手を動かして書くと、自分の中で明確に刻まれている、という勘違いかもしれないが効果があるので、それは正しい思い込み。
なので必ず「書く」というものは、その場で自分の記憶の中に刻み込む作業でもある。
あとからあまり振り返ったりはしない。ただ1年2年3年経った時に、こうやって自分がもう一回見た時に、「あああの時4年前この本を読んで、この文章からこういうような発想があった」ということを見ると、ある意味では自分の思索の軌跡というか自分の思索が歩いてきたその軌跡を見られる感じがして、「ああなんか若いなあ」とかその時の自分との対話ができることもあるので、後から自分が振り返る、回想する時のためにもちょっとその時の感覚を書き込んでおくといいんじゃないかと思う。
(コメント)読み返す時に要点がすぐ思い出せそうですね。
(徳田さん)どこに反応したかというのもわかりやすいですね。
(キム先生)自分なりになにか反応の時にマークとかもその時の気持ちで書く。
例えば、ここに書いたものは、「予言 × 実現能力 = 預言者になる」。
エリック・コッファーがここで何を書かれているかというと、「未来を予言する唯一の方法は、未来を形成する権力を握ることである。絶対権力の保持者は、予言しうるだけでなく、その予言を実現できる。そして嘘をつき、その嘘さえも実現できる。」というすごく深い言葉ではあるが、これを自分なりに端的にまとめるとどうなるか、ということを考えて書いたものが例えばこの文章で、「予言をする。それを実現する能力まで自分が身につけると、その2つが噛み合うと、自分が預言者になる。」
なので予測ではなくて自分が予言したものを自分が実現してしまえば、あの人は預言者になるということだと思う。
そういった内容がこの本の中にあったので、そうすると自分の中で公式が一つ出来上がる。
僕もたぶんこの十一回の授業の中でそういう系の話をした覚えもある。自分が何か宣言をしたり予言をすると、それが実現するかというのは、自分が実現してしまえば自分が預言者になるので、「予言の自己実現」という話を何回かしたことがある。
この本からそれを学んだとは限らないが、この本もそれに影響を与えたことには間違いない。
やはりこう盛り上がっているページがあったりする。そういうところはもう一行一行が自分の中で読み飛ばすことができないような文章が書かれている本もある。
僕は全ての本に対してここまで書き込んだりはしないが、自分の中で選ぶ段階で、ある意味では本質的な言葉が書かれて凝縮されたような内容があったりする本を推奨する。
場合によってはこう黄色を付けたりとか、あとで何回も読むときにはどんどん色をつけていくと、最終的にどうなるかいうと紅葉狩りみたいになる。黄色だったり青だったり緑だったり色々。
(徳田さん)正直こんなに書き込まれた本を見たのは私初めてかもしれないです。
(コメント)かなり書く勇気が湧いた。もはや書いた方がいい。ものは大切に扱うようにって教育されているせいか、少し抵抗があったので。
(徳田さん)これを見て書き込みたいという勇気が湧きますよね。
(コメント)ほとんどの文に線があるってことは、一つ一つに自分の感想を持っているってことですよね。
(徳田さん)ほんとに一言一言に対話している感じだと感じました。
(キム先生)僕も皆さんが書き込んだ本を見たい。
実は僕は1歳の時に父親をなくした。父親が小学校の教師で、ちらっと会ったこともないというかほぼ顔を覚えていないところがあるが、家の中には「世界文学全集」含めて、父親が集めて読んだいろんな本があって、その中を見てみると、父親が引いた線や書き込んだメモとかそういうものがあって、それをなぞりながら読んだところがある。
なので、僕自身はまだ子どもがいないが、皆さん既にお子さんがいらっしゃる方もいると思うが、例えば父親とか母親がある本を読んで、その中にいろんなことを書き込んだりすると、それがお子さんだったり孫だったり将来的にそれを見て思い出したり、またそこから生きる力をもらったりすることってありだと思う。そういった意味でも書き込んでいくということはすごく意味のあることだなと僕自身思う。
(徳田さん)そうですね。次世代にもどんどんつないでいけるわけですものね。
大切なものを持ってきていただきありがとうございました。

※キム先生がご自身のfacebookで本への書き込みの写真を公開されています。https://www.facebook.com/kimkeio

Q.キム先生はどんな時間に読書をしますか? 夜ですか?
(キム先生)僕はもう四六時中。ただ朝はあまり読書しない。朝はどちらかというと執筆をして、午後から読書をするというか、朝はアウトプットの時間として捉えていて、昼頃から徐々に集中力が落ちる。朝が一番集中力が高く発想力も高く創造力クリエイティビティも高いと思っている部分があるので、とにかく寝ている間に自分の中で凝縮されたそういったクリエイティブなアウトプットをとにかく文章に残すという作業をする。
ランチを食べた後から少し集中力が落ちるというのがなんとなく分かるので、そこからはいろんなものを自分が吸収するためのインプットをしていくというのを心がけている部分がある。
そういう意味では多くの場合は、僕は本は午前ではない午後と夜遅く読むというところがある。
午後はどちらかといえば知識のもの、情報のもの、あとはビジネス的なもの。
夜になればなるほど、詩を読んだり小説などを読んでいくということがある。
夜遅めは生産性は求めない。昼はどちらかというと生産性を大事に、夜は自分の心を豊かにするための本を選んでゆっくり読む、ということはやっているかもしれない。
(徳田さん)自分のことをしっかり分かって自分のペースに合わせているというのを感じますね。

【 旅とライフスタイルの5ヶ条 】

1."自分のなかにある大切なものを見つけるために
  遠くに旅に出る" 『アルケミスト』

(キム先生)これはもう有名な小説で皆さん読まれている方もたくさんいらっしゃると思うが、「アルケミスト」という少年が自分の夢を実現するために旅をするといった本。
日本では角川文庫でも出ている本なので、ぜひ読んでいただきたい。
その本の中でとても僕の心に刺さった文章で、また多くの方が勇気をもらった文章に、人間が遠くに旅をすると言う時は自分の中にある大切なものに気づくために遠くに旅に出るという話。
すごくこうパラドキシカルというか、自分の心の中にあるものであれば、遠くに旅に出る必要はないんじゃないかと。今自分が自分と向き合えば、自分の中に大切なものって見つかると人間は思い込んでいる部分がある。
やはり見つからないようにするのが自分の中の日常だったりする。いろんなことを気にすると、大切なものは何か、ということを忘れてしまったりする。
そういう時に「遠くに旅に出る」というのはどういうことかというと「一人になる」ということ。遠くであればあるほど知り合いは少なくなる。なので孤独な旅をすると自分との対話の時間がどんどん確保できるようになるので、そうすると自分の対話の時間が増えていくと、また対話の量が増えていくと、自分の心のもっと奥に入っていける切符を手に入れられると思う。
そうすると、自分の中にある大切なものが見つかる。
なので、遠くに旅に出るから見つかるというと、自分の中に大切なものをもう一度見つけるために
あえて遠くに旅に出るということを我々心がけてもいいんじゃないかと思う。
(徳田さん)ちゃんと自分の中にあるということなんですね。
でもそれを日頃の中で忘れちゃうから、向き合う時間を見つけるべく遠くに出かけるという...
(コメント)大好きな本です。
(キム先生)星の王子さまみたいな本。星の王子さまって子供の頃も読めるし20歳の時も読めるし30歳でも40歳でも読めるし、本の文字も絵も変わらないが、読む時の自分のステージとか年齢とか経験とか状況によって読み方が全く違ってくる本だと思う。
でも書かれている内容は星の王子さまはものすごくわかりやすい、小学生でも分かるように書いてあるが、読む人の状況によって得るものが全く違ってきたりするので、似てるような本で、アルケミストも、小学生でも読めると思うが、結構歳を取っていっても読める。
でも読む度にその本から得られるものは変わっていくので、もうずっと付き合える本。
僕もこういう本をすごく書きたいと思っている。読者が一回読んでブックオフで終わり、ではなくて、ずっと手元に置いておいて、自分が人生どんどん成長したり成熟したり歳取っていった時に、読み返すとまた新しい発見があるような、そういった本ってほんとに素晴らしい本だと思う。そういう1冊だと僕は思う。
なので全員読んでほしいなと。
(徳田さん)ゼミ生全員必読!ということで。
(コメント)読みました。課題図書でもありとても読みやすいですよね

2.ガイドブックを失くした瞬間から本物の旅は始まる

(キム先生)ガイドブックが意味しているものは、「ここに行くと良いですよ」というようないろんな情報だと思うが、事前情報というのはすごく有益な部分もあるが、やはり人間の直感というものを鈍くさせる、鈍感にさせることがあると思う。
もしガイドブックがなかったら自分で決めて、どこに行くかということをその瞬間瞬間自分の直感で決められると思うが、ガイドブックがあったり地図があったりするとどうしてもそれに従っていかざるを得ない部分もあると思う。
なので、ガイドブックを捨てなさい、という話ではなくて、ガイドブックを失くした瞬間からそういった事前情報がないところで本物の旅が始まる。
そこから自分が予想しなかったような出逢いというものが生まれてくると思う。その出逢いというのは、景色かもしれないしまた人かもしれないし、建物かもしれないと思うが、そういうガイドブックに依存しすぎないように自由に歩き回るということもすごく素敵な旅だなと僕は思う。
僕は旅行する時にガイドブックを持つことは基本的に一切なくて、自分がやるのは、どちらかといえば、他の方たちもやっていらっしゃると思うが、その町を歩いて後からその町の地図を自分が書く。自分で作る。
ここ行って、ここの寺院に行って、美術館行って、と、後からすると地図と照らし合わせると大体位置感覚はつかめるので、それに合わせて自分で地図を書いて、また「こういうところも行きたい」というところで地図を書く。自分自身が地図を書いていくということも、少し高度だが、あとは少し土地勘は必要になってくるが、そういったやり方もあるんじゃないかと思う。
その町についてあまり情報がないから行けない、というような発想ではなくて、情報があってもあえて自分の頭の中に入れないくらいの感覚でその町を自分が歩きながら体験をする、というくらいの歩きが僕はいいんじゃないかと思う。
(徳田さん)事前情報なしに自分だけの道を作っていくんですね。
(キム先生)ただ安全は前提であるので、その町がどれくらい安全なのかとかここは行ってはいけないとかそういうものはまた大事なポイントなので、それがクリアされた前提で、自由に旅をするというのもありじゃないかと思う。
(コメント)ガイドブックは自分の心の中から来る直感
(キム先生)自分の心が羅針盤になるということだと思う。
(徳田さん)自分の心が向く先にどんどん行く、ということで。
(コメント)行き当たりばったり、好きです。
(徳田さん)その場でしか楽しめなかったりわからないことをやるんですね。いいですね。
(キム先生)我々の今のこの社会である仕事をする場合、だいたい決まったことが多い。規則とかルールとか。そういうものは、従うということは全然いいと思うが、やはりそれに慣れすぎると、自分の意思を発揮できる場面というのが少なくなってくると思う。
旅というのはそういったルールというものがない状態。逆に言えば、全て自分が決められるまた自分が決めなければいけない状態なので、自分のサバイバル本能も発揮されるし、また自分が自由というものがより享受できる、実感ができるそういった場というものが、旅によって提供されるんじゃないかと思う。
少し無力感を感じる場合は旅に出ちゃえばいいんじゃないかと。
(徳田さん)旅に出ちゃえば。何も考えずに。
(コメント)生き方のガイドブックをどこかで求めていたのかもしれません。人生=旅ならば、自分の生きたいように生きることを選択する必要があるのかなって思いました。
(徳田さん)まさしく自分で選んでいく。選択する自由があるんですものね。
(キム先生)多くの本で、人生というものを旅に例えて書かれている本もたくさんあると思うし、人生=旅 というものは、Life is Travel または Travel is Life そういう風に考えると、我々は旅をしているんだという感覚で、同じことの繰り返しではなくて、常に自分が新しいものを毎日毎日調合して、それを自分の人生の宝物にしていく、という風に思うと、この日常の生活も旅のように変えていくことができるんじゃないかと思う。
(徳田さん)毎日同じ日常というわけではなくて、旅するように新しいこととか楽しいこと冒険ばかりが待っている毎日って思ったら楽しいですよね。
(キム先生)地理的な意味ではなかなか旅ができなかったりする。休暇が取れないと出来ないとか。地理的な意味ではない精神的な意味でとか知的な意味でとか芸術含めて、日常生活の中で少し旅というものを大きな概念として自分の中にちゃんとインストールして、旅するように生きるということを心がけてみると、一日のデザインの仕方というものが変わってくるし、一日のデザインの仕方が変わっていくと、人生というものは自分の意思で変えていくこともできるようになる。
人生を変える全ての鍵は今日一日にあるので、今日一日というものをどうデザインするか。その中に、少しセレンディピティ的な旅という要素を入れた一日をデザインしていくと、より人生が豊かになっていくんじゃないかと思う。

3.旅するときは、感動日記を書こう
  何を見たかではなく、それを見て自分は何を感じたのか
  を記録せよ

(キム先生)スマホでもノートでもいいと思うが、感動というものは自分の感情が動いたということだと思う。
なので、日常よりは旅先の方がはるかに自分の感情が動く確率は高い。または自分の感情を動かすような場面に遭遇する可能性が高いと思う。
自分の感情が動いたことをちゃんと記録をしておくっていうことがすごく大事な気がする。
なので、読書と同じように、どこかに行って素晴らしいものを見たと。その素晴らしいものを見たということを描写をしたり記述をするだけではなくて、その素晴らしいものを見た時に、自分はどういった感情を抱いたのか、自分の感情はどういう風に動いたのかということを、常に自分に聞いてみる。「どう思う?」「どう感じた?」と。それを主体に書いていく。
それがガイドブックと違うところ。ガイドブックには、そこに何があって歴史は何でというちゃんと事実がち書かれてあるが、それを見てあなたはきっとこういう感情を抱いているんだろう、ということは書かれていない。
なので、ガイドブック片手でいいと思うが、感情ノートまたは感動日記というものを持って、ちゃんと自分が旅先で出逢った何かに対して、自分が遭遇した時に何を感じたのか、遭遇した後に何を学んだのかということを、ちゃんと記録に残しておくと、それこそが財産になっていくと思う。
それはさきほど「アルケミスト」の「人間は自分の中にある大切なものを見つけるために遠くに旅に出る」というのと全く同じで、自分の中に大切なものというのを、そういった旅先で出逢った景色と人の手助けを受けてちゃんと引き出して記録をするという意味でも、感動日記を書かれるといいんじゃないかと思う。
(徳田さん)そうですね。それはもう自分の主観の入った自分の感想ですものね。
あとからそれを見るのも楽しそうですね。
(キム先生)楽しいと思うし、またそれを、さきほどの「アルケミスト」「星の王子さま」と同じように、10年後に同じ場所に行っても全く違うことを考えたり感じたりする。
僕はこの間6月にパリに行って、セーヌ川に行く度にクルーズをする。1時間でパリ市内を回るツアーを。それに乗った時に、「ああ5年前こうだった」とか、5年前に乗った時は同じ景色だがやはり違う自分がそこにいるということに自分が気づいた時に、ものすごい感動した。
10年前と同じような風景を見ているのだけれど、自分は変わっていて、なんかすごくそれだけで自分は感動したことを覚えたので、そういう意味でも、5年前10年前自分がその場所に行った時に何を感じたかということを少し書き残したりすると、あとで自分がものすごく喜ぶんじゃないかと思う。
(徳田さん)確かにそういった気持ちとかって忘れちゃうものですものね。
なので何かに書いて思い出せるようにしておくのはすごく素敵ですよね。
(コメント)感動日記、自分はそれが写真になってる。
(徳田さん)写真に残しておくのもすごく良いですよね。
(キム先生)その人のスタイルというか、ある人は文字として残すのが得意で好きな人、またはそれを絵にしてもいいと思うし、ちょっとした音楽にしてもいいし、歌にしてもいいし、または写真にするということも全然ありだと思うので、自分のメディアを自分自身が選べばいいと思う。自分が見た景色を写真に撮るというのもとても素敵じゃないかなと思う。必ずしも文章である必要性はないが、何らかの形で自分が自分の感覚を表現するということを心がけるといいんじゃないかと思う。
(徳田さん)表現をする、ということなんですね。
(キム先生)アーティストになるということ。

4.非日常を日常にし、日常を非日常にする
  「沈黙と思索」「社交と対話」のバランス

(キム先生)非日常を日常にするというのは、旅先は「非日常」。今我々が東京にいると、パリというのは「非日常」。
でもパリに行って旅をすると、パリにいるのでパリが日常になる。そうすると、「非日常」が「日常」になってくる。
旅に行く前の日本というのは我々にとって「日常」だったはずなのだが、旅先のパリにずっといると、日本に帰ってくるとちょっと新鮮さがある。
そうすると自分にとって「日常」だったものがちょっと「非日常」に変わっていく。
旅をするとそのサイクルを一回回すことが出来る。非日常だったところがどんどん日常になっていって、日常だったものがどんどん非日常になっていく。
旅に行くとどちらかといえば一人になるので、その場合は「孤独と思索」の世界。孤独になって自分で考える時間がどんどん増える。
でも帰ってくると、どちらかといえば、「社交」つまり人間的な関係性 × 「対話」が始まる。
そういったファンクションもあるんじゃないかと思う。
なので私が以前パリに3ヶ月いて例えば東京に3ヶ月いるという生活をずっとしていた時に、自分の中の感覚としては、パリにいた時は自分で「孤独」になっていろいろ「思索」をしていろいろ書くということを中心にやったが、日本に帰ってくると、友達といろんなことを語り合うそういった「社交と対話」というものだったので、その2つが循環された時に、僕は一番人生が満たされる感覚になることになる。
なので、旅にはそういった効用がある。非日常を日常にして、日常を非日常にする。そして旅先では少し「孤独と思索」中心の生活が、また帰ってくると「社交と対話」の生活に変わる。
そういったバランス、サイクル、スパイラルというものを回していくと、常にリフレッシュされた新鮮な気持ちで生きていくことが出来るんじゃないかなという風に僕は思っている。【きざメモ】
(徳田さん)確かに場所が変わるだけで全然感じるものも変わりますし、その孤独っていうのも、外国に行くだけでなにかこうアウェイ感といいますかあるじゃないですか。その中で感じるものもたくさんありそうですね。
(キム先生)やはり群れの中にいると自分の中にちゃんとアイデンティティを考える必要性は必ずしもないが、海外に行くと自分と違う人達が大多数。そういった時に自分が見えやすくなる部分があるので、それを寂しいと思うのか、自分ともっと出会えていると思うのか、というのは、旅に慣れていくかどうかということにも影響される部分はあると思う。
旅慣れていくと、そういった旅先に行けばより自分が見えてくると。旅先にある景色と人たちが自分を映す鏡として見えてきたりすると、自分を見つけるためにまた旅に出ようという気分になると思う。そうすると自分の中で旅というものが持っている意味、人生の見方になっていくというような感覚になれるんじゃないかと思う。
アウェイになるんじゃなくて自分に出逢いに行く。
(徳田さん)出逢いに行く、という感覚ですね。
なんかこう外国に行って旅行をするってなると、じぶんへのご褒美みたいなイメージがあって、それを、今の日常から非日常に行く、非日常にいるんだなあっていう実感があるんですけど、それを非日常にいる自分が旅している時はそれが日常だっていう考え方を持つのがすごく新鮮だなと思いました。
(キム先生)自分にご褒美といった時は、新しいところに行って新しい体験という意味合いがするが、それにちょっとプラスして、その新しい体験の中で自分はどういう風に反応するかということをちょっと眺めてみる自分がいると、またそれがご褒美だと思えるようになると、旅が持つ価値というのが何倍にもなっていくんじゃないかと思う。
(徳田さん)確かに何倍にもなりますね。
(コメント)本を持ってシンガポールに行きます。

5.目的地に到達することだけが旅の目的ではないはず
   だ。
   だからといって目的地も持たずに旅することは空しい。
   目的地を目指しながらも旅程も楽しめる旅人になろう

(キム先生)割と人生と似ている部分がある。今後将来どういう風になりたいかとかそういうことを夢見ることもすごく大事ではあるが、その夢や目標に向かって歩いている今日この瞬間を楽しむということもすごく大事だと思う。
旅も同じで、何らかの形で大きな目標を持つことも大事だと思うし、また目的地に向かっていくのも大事だと思うが、ここ見たら次ここ、ということで、その間の過程、プロセスが全部空白になるのではなく、歩いている時も周りを見ながら自分の感動ポイントというものを探しながら行くということをちゃんと持ち合わせると一番素敵な旅になるんじゃないかと思う。
人生と全く同じで、結果、目的地に向かうことも大事だが、目的地に向かって歩き出すまたは踏み出すこの一歩一歩も楽しみながら感謝しながら吟味しながら進んでいくととても素敵じゃないかと思う。
(徳田さん)旅に出て、例えば何を食べてるのかっていうのも一つ一つ意識するだけで、その度の濃さって変わるのかなあって思いました。
(キム先生)食べている時に子供の笑顔があったりしたら笑顔を返してあげたりとか犬がいたら触ってあげたりとかそこに飾ってある写真とか絵とかまたは店員さんの陽気な笑顔とか他のお客さんとかいろいろ観察したり眺めたりすると、それ自体がものすごく豊かになると思う。
なので、心の解像度というか鮮明にいろんなものを感じ取るという感覚で旅をすると、何をしても楽しいと思う。
(徳田さん)素敵です。楽しめる旅人になりたいですね。
(コメント)手段が目的にならないようにする。混同してしまうことが多いです。
(徳田さん)これ結構陥りがちだなと私も思います。ゴールだけじゃなくその過程も楽しめることが大事だと。人生にもつながるということですね。

【 推薦図書 】

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)
パウロ・コエーリョ : http://amzn.asia/4w3kVK4

(キム先生)
先程たくさん話したので皆さん是非必読ということで。心をとても潤してくれる温まるし、静かなすごく強力な生きる力を与えてくれる本なのでぜひお読みになっていただきたい。

【 徳田さんのマニフェスト(仮)】

今日は結構「自分と向き合う」というテーマが裏にあったかと思います。
1.お話の中で最初に言っていた、大切なものはほんとは心の中にあるのだけれど遠くに行かないと見つからなかったり、日常の中に埋もれているから自分の気持ちを見失いがちだなと思ったので、自分と向き合う対話の時間というのを旅をしながら作らなきゃいけないなと思いました。その時に自分の気持ちを大事にしたいと思います。好きなこと、やりたいこと、感じたこと。「自分を大事にしよう」というのがまず1つ目。
2.人生は旅と一緒、ということなので、旅に出かけようとすると休みを取らなきゃとかいつ行けるかなあとかお金貯めなきゃとかリアルに考えるとそうなるんですけど、毎日が旅、その一日も旅だっていうふうな認識に変えると、じゃ一日の中で自分を喜ばせてあげるためには何が出来るのかとか、いつまでに何をしなければいけないのか、っていうのが明確に見えて、その一瞬一瞬に集中できるのかなと思ったので、「毎日が旅っていう意識を持ちます」。
(キム先生)一つ前の駅で降りたら旅だよね。
(徳田さん)たしかにそうですね!
(キム先生)行ったことがないところであればすべて旅。例えば東京に住んでいる方で東京全部行った人ってほぼいないと思う。ちょっとだけ違う駅で降りてみるだけでも旅の気分は味わうことが出来る。
(徳田さん)いいですね。行ったことのないところに近場でもいいから降り立ってみる。それはできそうですね、すぐに。
3.実際にもし旅に行けた場合に、結構その、じゃ自分を見つけなきゃとか、こういろいろ考えて内側に気持ちが向きがちかなって思ったので、逆に外に向ける。外から、例えば鳥が鳴いてたらその鳥の声を聞くだけとか、外で食べているものだったら食べているものの味を感じるとか、そういう内側だけじゃなくて外側にも目を向けて、向けたものから取り入れたいなというのを思いました。
(キム先生)対話をするといい。見て感じて見て感じるということを力を借りながら、自分の中にある感情感覚というものをちゃんと自分の中で思い出すという形の対話の仕方というのがすごくいいと思う。双方向で。

【 課題提出はこちら 】

回答URL:https://goo.gl/forms/O8DGjc6C2HaJ486o1


【次回予告】

8月21日(火)20:00 「第十二回 幸福な人生」

8月28日(火)22:00〜23:00
「特別編 - Schoo 受講生で作ったベストマニフェストを振り返ろう -」
(開講時間がことなるのでご注意を!)

【キム先生からのお知らせ】

オンラインサロン「愛と勇気と癒しのキムゼミ」
https://lounge.dmm.com/detail/1186/

※ 8/10 第一期、満員になりました。


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