スクー 「キムゼミ 第九回 - 恋愛と結婚 -」

【 キムゼミの目的 】

 『人生を変える、作る』
 人は自分の人生を作っていると感じている時に幸せと感じる。
 自分の人生を作る力は自分の中に内在している、と信じることが大切。
 自分の意思と自分の決断と自分の行動で自分の人生を変えることができ
る。

【 Schoo受講生の「習慣の再構築のマニフェスト」
   ベスト3 】

No.3 その都度、起動エネルギーを使うのではなく、習慣化することにエネルギーを使う。
(キム先生)
エネルギーを使うことに変わりはないが、起動エネルギーを使う場合は、毎回そのエネルギーが必要になる。
でも習慣化するために、自分が短期的にエネルギーを使うということを心がけていくと、中長期的には自分が自分自身を起動したり再起動する際に必要なエネルギーが要らなくなっていく。
「良い習慣」の場合は、最初は意識をしながらエネルギーを使っていくことが大事。
(徳田さん)何事も習慣化するための最初の一歩は慣れないものだったり、習慣化するために最初にエネルギーを使うが、習慣化するためにエネルギーを使うようになると、それが日常ということになりますね。
(キム先生)エネルギーを使う際の自分自身のマインドセットとして、これは単発でエネルギーを使うのだ、ということではなく、これは素晴らしい行為だからこれを習慣化するために私は今エネルギーを使っているのだ、ということを実感をしながらエネルギーを使っていくと、自分の意識のみならず、無意識、また体にもそれが刻み込まれていく。
そうすると、できるだけ早い段階で、自分がそれが結果的に習慣になったということに後から気付かされることにもつながっていくのではないかと思う。


No.2 慣れた事ばかりの安全地帯から出て、新しい体験も自分にさせてあげる。

(キム先生)ある意味アウェイに飛び込んで、そのアウェーの中で自分が生活をしたり、努力をすると、そのアウェイはいつのまにか自分のホームになっていく、ということだと思う。
最初から安全地帯というのはないと思う。しかし、自分がそこに飛び込んで、ある意味では時間とエネルギーを使い始めると、それはどんどん自分の中でアットホームな雰囲気になる。
私自身19歳で初めて日本に来た時に、日本は私にとって全く安全地帯ではなかったが、安全地帯ではないからこそ感じるワクワク感とか新しい出会いとか体験があると思う。そういうものが積み重なっていくと、自分にとって日本という元々は自分にとって違和感のある場所がだんだんとアットホームになっていく。そうするとまた次なる自分にとっての挑戦をするために、今居心地が良い場所から離れて新天地に向かう、ということを僕は繰り返している。
そうすると、自分にとって安全地帯が世界にどんどん広がっていく、と言う感覚。
(徳田さん)例えば居心地がいいなとか今ぬるま湯というか心地がよいところにいるなと思った時に、次の場所を見つけようと意識することは大事なんでしょうか?
(キム先生)自分の本能に従うと、僕はそういう感じ。それを人に強制する権利はないと思うし、「自分は挑戦とかワクワクよりずっと安全が大事だ」、と思う人は、その場にい続けることは全然ありだと思う。それが自分の心の声であれば。しかし、何か挑戦したいのだけれど慣れてないから、行ったことがないから、ということであれば、それはちょっともったいないなと。そういう時に飛び込むと、自分が意識をしていない、自分の中にある潜在的な力までも発揮されていくことになるので、「自分の中にはそんな力も内在していたんだ」、ということを、飛び込んでみて、挑戦してみて、初めて気付かされることになると思う。
自分が今意識している、評価している自分の力のみならず、自分には見えないが、意識はしていないが、自分の中にきっと挑戦を成功に変えていくための力というものはあるんだ、ということを信じて飛び込むと、自分の中にはものすごいサバイバル能力があることに気づく。
そういう体験を2,3回積み重ねていくと、どこに行ってもどんなことでもやったことがなくても、とにかく飛び込めばいいんだと、最初の一歩を踏み出せばいいんだ、という感覚になると、自分が挑戦することに対する怖さというものがなくなる。
(徳田さん)怖さがなくなる、というのはいいですね。
(キム先生)それは恋愛でも言えることで、いつも同じような人だけではなくて、新しい出会いがあってその人に心惹かれた時に、その人に何かお誘いをしたい場合があるとする。
でもまだ会ったこともないし、安全地帯ではないと思う時に、声をかけられないようになると思うが、そういう時に、声をかけられるかどうか、とか。
また相手に対して自分が抱く気持ち、また愛だったりそれを素直に伝えることができるか、という勇気を持てるかどうか、というのがその人の最終的な恋愛力というものを決定する要因になるのではないかと思う。勇気あるものに愛はついてくる。
(コメント)キム先生のおかげで飛び込めました。
(キム先生)やってみれば楽しい。
(コメント)アウェイに飛び込む練習。キムゼミの教えでトライ!できるようになってきました。
(キム先生)できたら毎日小さいことでもいいので、自分がやったことがないことや話したことがない言葉、行ったことがない場所など、小さなアウェイに飛び込む練習をする。
それはリスクはほとんどないので、そういったリスクがないところで新しいものを選んだり、アウェイを選択したり、そういうことを心がけていくと、アウェイに飛び込むことに自分の中で精神的なバリアが低くなる。
そして慣れていく。慣れていくと人間は高いパフォーマンスを発揮できる。アウェイに飛び込むことが自分のコンフォートゾーンになるように、ルーチーンになるようにしていくと、挑戦が自分の生活の中で自然に組み込まれていく。
そうするとどんどん次元上昇していく。自分の世界が拡張されていくことに気付かされるんじゃないかと思う。
上にも広がるし広がるしまた深くなる。その全体の世界も美しくなる。
(徳田さん)キム先生が上海に行くことができなかった時のもののとらえ方がものすごく素晴らしかったので、皆さんにも読んでいただきたいなと思います。(※ キム先生のfacebook参照)
(キム先生)自分にとって想定外のことが起きると、自分の内面を観察した時に、空港でビザがないと行けない、ということになった時に、最初から開き直れたかと言うとそんなことはなくて、すごく行きたかったなと、あの仲間たちとの時間や食事や開放感、講演も一緒にしたかったが、自分の内面の変化が徐々にあって、これでどんな時でも想定外のことが起きた時に、普遍的に踏むステップで、こういう風にステップを踏むと、人間は前向きに捉えられるのではないかという内面の変化を経験したので、それを少し言葉としてまとめたので読んでいただければと思う。
■キム先生のfacebook:https://www.facebook.com/kimkeio


No.1 自分から発した何気ない物事でも、それが習慣によって作り上げられたことと意識しないで振り返ってみる。その物事が、今自分にできる最善であるかを考え抜き、更なる最善を探し続ける。

(キム先生)最も当たり前なことが最も意識しないこと。例えば、息をする、空気がある。意識することはないが、水の中に入った時、酸素や空気のありがたさを感じる。
習慣というものは空気に似ていて、自分の人生にものすごく影響を与えるのにもかかわらず、我々が無意識で知っている部分があって、その習慣が自分の人生にものすごくポジティブな影響を与える瞬間であれば、我々が意識をしなくても、自分の人生を上昇させたり幸せにするような根幹になる部分がある。
自分が意識をしてない習慣が自分の人生を蝕む要因になっている可能性もある。そういう時に、この方が書かれているように、一回立ち止まって、今自分が当たり前のようにしたことに対して、意識の光というものをもう一回照らしてあげて、これからもこの習慣というものは残りの私の人生に連れて行くべき習慣なのか、ここで意識してしっかり改めるきっかけにする習慣なのかということを見極めて、自分の言葉と思考と行動を変えていくと、徐々に自分の習慣というものが自分を幸せにする人生の味方だけになっていく。
素敵な習慣だけで自分の人生が固められていくと。自分はなんの意識をしなくても努力をしなくても自分の人生はどんどん上昇していくことに繋がるんじゃないか。【きざメモ!】
そういうことをすごく上手に表したマニフェストだと思う。
(徳田さん)習慣には悪いものと良いものがあって、それをあらためて自覚することで分類しなきゃ始まらないとおっしゃっていましたが、私も習慣にしていることをあらためて意識することがなかなかなかったので、この方のおっしゃるように、ちゃんと振り返ることが大事だなと思っています。
(キム先生)良い習慣は自分が振り返りたくなるが、悪い習慣はもううすうす気づいているがなかなか振り返りたくない。それをしてしまった自分と向き合わざるをえない部分があるので、人間は見て見ぬふりをしたり蓋をしてしまうところがある。蓋をしてしまうと、その時は臭いがしなくていいが、徐々に腐っていく。最後に蓋が取れた時に自分としてはどうしようもない状態になりかねない部分があると思うので、少し臭いがしてもちゃんと蓋を取って自分が向き合っていくと、今だったら全然間に合うと思う。

【 前回授業の質問 】

Q.キム先生の表情や物の言い方も意識して身につけたことですか? とっても素敵です!
(キム先生)意識をしているというか、自分で自分自身を客観的に眺める、ということは心がけたかもしれない。
僕は生まれ持った才能とかはないと自分の中で思っていて、だからこそ自分が意識して自分の完成度を高めていくことを心がけている。
表情はともかく、物の言い方については自分が少ししくじったり話し方が速すぎるとか表現の選び方がもう少し柔らかい表現が必要とかより本質的な表現が必要とか、自分の中でチェック機能を働かせていくことによって、少しずつ彫刻していく感覚で、本質以外の部分を削り落としながら自分の中での完成度、最終的にたどり着きたい本質だけを残していく、ということを心がけている。
(徳田さん)余分な部分を削いでシンプルに伝えているということですよね。
(キム先生)そのためにも自分の中で余分な部分について表現するということに対してためらわないことって大事な気がしていて、ちゃんとそういう自分を観察する目を持っていればいい。
自由に表現して、その中で余分なものというは表現することによって初めて自分が認識していく部分があるので、次においてはその部分は取り除く、ということで、自由に表現して後からそれをちゃんと観察して改めていく、ということをやってもいいのではないか。
やる前に自分で自己規制をしすぎると、表現する前にどんどん萎縮してしまう自分になってしまいかねない部分があるので、どんどん表現してもいいが、自分で自分を観察する。
人間は時には自分の主観から離れてみる、自分の主観と距離を置くことがすごく大事。
自分の主観と距離を置けない人というのは、客観的な真実とかそういうものを結果的に無視してしまう、自分の意見だけが大事な人になってしまう。
自分の主観に対してまた自分の意思に対して、時には距離をおいて、そういった自分を客観的に眺める自分というものを持つことができれば、自分の中に主観も客観も共存することになる。
(徳田さん)自分の言いたいことや表現したいものは出しつつ、でもそれを一方的に押し付けてしまってはいけないので、客観的に見て、必要な部分とそうでない部分を見極めるのが大事なんですね。
(キム先生)歪んだ話を自分がした時に自分がそれを観察して、「それはいけないよね」「次から気をつけようね」「その話をした時の相手の表情が悲しんでいくところ見た?」「次からそれやめようね」ということを自分に言い聞かせながら、試行錯誤からしか学べないと僕は思っているところがあって、最初から完全を期することってできない、不可能に近いので、最初は自由に表現していいと思う。ただそれをちゃんと観察して、必要な部分においてはちゃんと自分の主観を超えた客観性をもって自分を制御し直す、改める、ということも大事だと思う。

(徳田さん)キム先生のお話は深いところまで本質が見極められているお話ばかりだと思うのですが、ご質問が来てました。
「キム先生は、いつの頃から、今のような物の考え方などの重要性に気づかれたり、学び始めたりされたのでしょうか? また、こういう良い考え方を身につけるには、繰り返し訓練が必要だと思いますが、いかがでしょうか?」
(キム先生)
今は、ある意味では自分の中での思索を通じて、新しい考え方や言い方を自分で発展させることが出来るが、ほぼ40年近く自分にとっては本が先生というか、歴史の中で偉人たちが書いた本の中には、人間が体験をしなくても間接的にその著者の体験、また体験を描いた著者の表現から、直接体験しなくても学ぶことが出来ると思う。
歴史小説などが好きで、そういうものを見ると、結構人生とかまた世界に対する普遍的なことがそこでたくさん書かれてあったり、自分が失敗しなくてもある人の失敗というものを自分が見ることによって、自分は失敗しないためにどうすればいいのか、とか、その偉人は失敗した後にその失敗をどういう風に捉えて、次にどういう風に活かして、最終的にその失敗を自分の大成功の土台にすることができたかな、ということを、あたかも自分のことのように学べるようになると、自分が生きる人生は一回だが、いろんな人々の人生の中から得られる教訓というものを、自分の中にフィードバックしながら行きていくことができるのではないかと思う。
あとは、僕が普段から出会う人や日常の中で、会話したり、遭遇したそういう人たちから学ぶことってすごくあると思う。なので、僕の周りのいろんな仲間それぞれ持っている素晴らしいところってそれぞれ違っていたりするので、そういうものを見て、「ああこうなんだ」と、「僕は同じ状況だったらそうはなれないのに」と、「でもその人のそういうところは真似してみよう」と。どんどん真似をする。真似をするというのが本当の意味での学びだと思う。赤ちゃんが言葉を学ぶのは全部真似。我々の言葉はすべて真似からスタートするが、一定の真似というものを徹底的にすると、そこからある意味での本当の創作が始まると思うので、最初から自分のユニークなオリジナリティを求めるのではなく、学べる材料というものは既に世の中にいっぱいあるので、それを自分の学びにして、ある程度学びが熟した時に、そこから自分のクリエイションというか創造性というものを発揮していくといいのではないかと思う。

Q.潜在意識に新しい体験をさせるのと、顕在意識にそうさせるのとは、どこが違うのでしょうか?
(キム先生)深さが違う気がする。自分が意識で認識ができる体験よりも、自分の体で体感するとか、表現できないが新しい風景とか新しい体験というものは、すごく魂が揺さぶられる。
そのくらいの体験を自分にさせてあげると、自分の中に刻まれるその深さというものが全く違うのではないかと思う。
(徳田さん)きっと感動や感激というのは潜在意識に近くて、顕在意識で得るものは言葉で知ったことや知識となったことということになりそうですね。
(キム先生)ある意味顕在意識に体験させることは思考でもできる。我々がこうやって想像するだけで体験はできる。でもそれをもって自分の潜在意識に体験させることはできない。
潜在意識に体験させる一番いいのは、本当の意味で体で感じる本当の意味での体験。想像ではなく本当の意味で体験させた時に、それは顕在意識を超えて潜在意識に届くものだと思う。体を持って体験させることをすると、自分の顕在意識を通り越して潜在意識までその体験が届くのではないか。
そうすると、ある瞬間それがインスピレーションになって自分に戻ってくる。
(徳田さん)行動とか自分の足で出向く、動くということがものすごく大事ですね。
(キム先生)感動するということ。つまり自分の感情が動くような体験を自分にさせると、それは自分の顕在意識ではなく潜在意識に届く。
皆さんが今日一日を振り返った時に、感情が動いた感動した場面はあるか、と考えて、今日はちょっとないな、と思ったらちょっと危険信号。
それをすごく意識して自分に体験をさせてあげることがすごく大事、明日は感動するポイント3つ、みたいな。例えば誰かと会った時に必ず3つ褒めてあげようとか、その人が好きなお菓子を買っていってあげようとか、例えば家に帰る時奥さんが待っているとしたら、いつもは買わないが、バラ一本買って、相手が感度する姿を見て自分も感動しよう、とか、例えばお母さんがずっとご飯を作ってくれているとしたら、家に帰った時お母さんに「御飯作ってくれていつもありがとう」ということをあらためてちゃんと言うとか。
つまり自分が感動することは結構難しいが、誰かを感動させることは結構自分のちょっとした心がけでできたりする。そういう感動する人を見ると絶対感動する。
なので、自分が感度するためにも、身近な人を感動させるにはどうすればいいかということを考えて行動に移すと、その人の感動した様子を見た時に、自分も感動を感じる。
なぜかといえば、自分の力である人が感動したということで自分の力も認識するし、自分の好きな人が感動したということを見て自分も感動できるので、感動したければ感動を与える人にまずはなればよいのではないかとおもう。

Q.私の中の怠け心が足を引っ張るのですが...
(キム先生)人間は怠け者なので、自分の怠け心や自分が怠け者であることに落ち込む必要は全くない。人間は怠けるのが好き。
でもそこから抜け出したい自分もいたりするので、僕が昔よくやったのが、3,2,1とカウントダウンをする。布団から出るときに自分で3,2,1と声を変えて出るようにしたら効果があった。
スマホのゲームをやり続けてしまった時でも、3,2,1と何かトリガーがあると、1になると必ず動く自分になったりする。
シンプルではあるが僕にとってはパワフルなやり方なので、カウントダウンをしてみる。
これやめたいんだけどやめられていない自分がいたりすると、とにかく次どうするか関係なく、3,2,1でやめる。
(徳田さん)私も実は朝起きれない時、10から数えます(笑)効果的ですよね。


【 「恋愛と結婚」の5ヶ条 】

1.自分と相手の自由意志を尊重する。
   強要しない美しい意思表明を持つ。

(キム先生)恋愛の場合は、男女またはLGBTもいるかと思うが、相手と自分の関係性だと思うので、自分が相手を好きじゃなくて相手も自分が好きじゃないなら成り立たない。自分が好きでも相手が好きじゃないと成り立たない。相手が自分のことを好きでも自分が相手のことを好きでなければ成り立たない。相手が好きで自分も好きという1/4の時に恋愛関係は成立する。それはリアルタイム更新に近くて、やっぱり自分が好きになる自由があって、自分が嫌いになる自由があって、同じように相手も好きになる自由と嫌いになる自由好きじゃなくなる自由がある。人間は、自分にはそういう権利を認めようとする。昨日まで好きだったけど今日は好きじゃない、と。「それは何で?」と言われても「仕方がないじゃん」となる。
でも自分がすごく好きで、その相手が昨日はすごく好きと言ってくれたのに、今日になって「あんまり好きじゃなくなった」となったら「どうして!?」となる。
人間は自分の自由意志は認めつつも、相手の自由意志は認めようとしない。そこから本当の意味の恋愛の苦しみが始まる気がする。
そういう意味で、自分に与えている権限は相手にも与えたほうがいい。必ずしも2人が繋がり続けることが最高の善とは限らない。自分の好きな相手の自由意志を尊重するということも一つの愛の配慮なのかなと思う。
相手によって強要されない、また自分が相手を強要しない美しい意思表明を持つことが大事。要は失恋した人は、相手の自由意志を尊重しよう、という話。
(徳田さん)なかなかこう...大人だなぁって思いますね。
(キム先生)それは人間関係全てに言えることであって、相手がある考えを持った時に、それに対してどうして、なんで、というのを僕自身は基本的に持たない。「ああそうなんだ」みたいな。昨日はそうだったんだけど今日は考えが変わったんだ、ということで、それは相手の自由意志だから認めないといけないね、ということで、僕は引く、ということを心がけるところがあるので、そういうことをすると人間関係におけるトラブルというものは8,9割なくなるじゃないかと僕自身は思う。
相手の立場に立って物事を考えないことによって人間関係のトラブルは発生する。以前対人関係のところでも話したように、人間は自分にとって不合理なことはしない。その人の立場に立ったらその人の言動というものは必ずmake senseな部分があると。
でもそういう風に相手の立場で物事を考えたくない、という気持ちがあるから、自分の中で理解不能なものが出てきて、相手に対する不満や怒りが生まれてくると思う。
極力相手の自由意志というものを尊重しようと。自分の思い通りにいかない部分についても、ちゃんと、これは相手の自由意志だと思えば、自分がそれを飲み込むくらいの余裕、器というものを持ちたいなあと。なかなか出来るものではないが。
(コメント)「好き」は形のない見えないものですもんね〜。気が変わっても仕方ない。
(徳田さん)見えないものに対して、自分がコントロールできない部分てあるじゃないですか。
(キム先生)見えるものはそれほど大事なものはない。本当に大切なものは全て見えないものだと僕は思う。その見えないものに対して自分が愛を込めることができるか、ということがすごく大事なことだという気がする。見えなくても絶対感じることはできる。見えても感じられないものってあるんだけど、愛というものは絶対感じることが出来るものだと思う。ただ感じたいのに感じられない時は辛い。
(コメント)余裕がなくなると、相手の自由意志の存在忘れちゃう...
(徳田さん)恋愛にどっぷりハマっている渦中の時はこういう風になるんじゃないかと。そこをうまくコントロールしなきゃいけないですよね。
(キム先生)コントロールできない時に恋愛に振り回される苦しみも時には甘い味がする時もあるので...
(徳田さん)その時はその時とするんですね。

2.あなたは相手へのギフトである。
  愛する人のために自分ができる最善のことは、自分が
  自分自身を愛すること。
  尽くすことを自分の魅力にするのではなく、自分を
  高めることを魅力にする。

(キム先生)恋愛をすると、お互いがお互いにとってギフトだと思う。相手が素敵であれば、自分が素敵だと思ったら、自分にとってその人と一緒に恋愛することに喜びを感じる。
相手にとっても同じで、自分をすごくないがしろにしてしまうと、相手からすると相手がもらうギフトの価値は下がると思う。
僕の中での公式は、愛する人のために自分ができる最善のことは、自分が自分を誰よりも愛してあげるということだと思う。
自分の魅力を高めれば、それを最終的には相手がもらうわけなので、相手のために尽くすことでどんどん自分らしくなくなってしまう人って結構いると思う。普段はすごく素敵だが、自分が誰かを好きになると、だんだん相手の好みに合わせてしまうことによって、恋愛までは発展するが恋愛が続かないケースというのが結構あると思う。そういう時にちゃんと切り替えて、自分が自分を大事にして自分の魅力というものを高めていくことが、最終的に相手が受け取るギフトの価値が高まりつつあるということを生み出せると思う。なので、自分にちゃんと戻す。
恋愛は相手としているようで、本当は自分としているような部分はある。恋愛とは相手と自分との関係性のようで、その相手の中に自分を見出すというものがあると思うので、そういう時こそ自分を見失わないことが大事なんじゃないかと思う。
(徳田さん)「相手の中に自分を見出す」というのは、相手を鏡みたいに見て、その中に見える自分を考える、ということですか?
(キム先生)そういうことでもあるし、恋愛するとその恋愛の中で自分自身がよくわかってくる。この文脈においては、相手に尽くすという行為に対して自分の中であまりこだわりを持ちすぎないことが大事であって、やっぱり相手と付き合わなくても自分は幸せでいられるようにした時に、相手を受け取った時の感動というものが高まるんじゃないかと思う。
(コメント)好きって言ってくれる人に、「私なんか...」っていうのは失礼なのかもなぁ
(キム先生)ちゃんと褒め言葉とかそういうものを受け取れる自分がいるといいと思う。
(徳田さん)相手へのギフトだっていうことですよね。
(コメント)相手のことを考えちゃうエネルギーを、自分を高めることに使いたいです!
(キム先生)最終的には、その高められた自分を相手にプレゼントするわけなので、相手のためにも自分を大事にする、愛するということが大切だと思う。
そうすると、自分の利益と相手の利益が合致するようになる。相手のために自分を犠牲にしなくてもいいし、自分のために相手を犠牲にしなくてもいいし、自分も大事にして相手も大事になっていくという...
(徳田さん)良い循環ですね。
(コメント)自分を大切にしていない時、自分の感情を無視してしまっている時、相手に強く当たったり相手を試すようなことをしてしまう...
(キム先生)自分の中での表面的な思考を大切にすると、相手に強く当たってしまうことがある。自分の中の本質的なところを大事にすると、余計に不要な形で相手に強く当たることはなくなる。なぜかといえば、自分自身を大切にすると、必ずそこからは愛や優しさというものがにじみ出るようになる。それをある意味では相手に当たるんではなく包み込むようになっていくことに繋がると思うので、自分を大切にするという時の自分というものをよく見極めると良いかもしれない。自分のエゴを大切にするか、もっと自分の本質を大切にするか。
エゴを大切にすると、それは相手のためにはならない、また相手に強く当たってしまうことになるが、自分の本質を大切にするとそれは相手のためにもなる。
(徳田さん)エゴと本質を間違えちゃいけないですね。
相手の色に染まる、というのも一つ恋愛の中であるかもしれませんが、それに振り回されすぎちゃうというのはあまりよくないですよね。自分を高めることが相手へのギフトになる。
(キム先生)お互いがそれぞれの自分の色を持ちつつうまく調和することがすごく大事だと思っていて、同室になることは必ずしも良いことではなくて、自然界を見ても、それぞれの色を持ちつつも、全体的に多様性が奨励された形で調和を果たすというのが自然界だと僕は思う。なので男女が2人付き合って、完全に一緒になるということではなくて、それぞれの個性を発揮しながら、またそれぞれの個性を発揮することをお互い励まし合いながら、2人が繋がり続けるということがすごく素敵な状態だと思う。その時は個性が殺されないで済む。個性を活かしながら2人が繋がって、2人がまたどんどん変わりながら変わり続ける2人が繋がり続ける状態というものが、一番自由で開放的で一番好的な恋愛関係じゃないかと思う。
(徳田さん)お互いがちゃんと自立しているという関係になりますね。
(コメント)エゴと本質、、、違いが難しい。どうやって見分ければ?
(キム先生)そこに愛の成分がどれくらいあるかで決まるのでは? 自分が自分のエゴを見た時に、そこには愛の成分は何%あるかをちょっと考えて、または本質を見た時に愛の対象または自分の思いの中に愛の成分がどれくらいあるかによって、エゴ度が高いか本質度が高いかが決まる。
(徳田さん)じゃあなんでこんなことを思ってるのかとか、究極突き詰めてやっぱり自分を知っていかないといけないですかね。
(キム先生)最終的には、「そこに愛はあるか」。自分の何かを知った時にそこに愛があるか。相手のなにか自分に対する言動があった時に、「そこに愛があるか」と。
愛があれば、その言動がもたらすのが自分にとってネガティブなものであっても、その相手のモチベーション、動機の部分はすごく純粋なので、その人のことは好きになる。
でも相手の言動がじぶんにとってプラスであっても、相手の言動の根幹にあるものの中に愛がないとか、その人のエゴ、利害があった場合は、その人は好きになれない。
自分のすべての言動に対して、そこに愛はあるか、という確認をして、愛があった場合は、社会的な意味でまた外面的な意味で結果がどうであってもいいと思う。しくじっても全然いいと思うが、元々のモチベーションの根幹に善意があって愛がある場合は、その時点でそれは素晴らしい大成功だと思う。それをちゃんと確認ができるかどうか。理屈が通っているかとか論理的かどうかとかそういうものではなく、そこに愛があるか、という自問をし続ける人というものは一番素晴らしいなと思う。

3.とにかく褒めよう。
  可能性という花は不思議なもので、相手から信じられる
  ことが力となって、男の中に咲き始め、予言の自己実現
  をもたらす。
  最高の褒め方は、相手がずっとコンプレックスだと
  思っていたところを褒めてあげることである。

(キム先生)ちょっと女性目線で書いたが、男性でも女性でもいいと思うが、人間関係において一番その人が居心地の良さを感じる人間関係というのは、例えば僕が徳田さんと一緒にいる時に、僕は今日色んな人と会っているが、徳田さんといる時の自分が一番好きになる、というふうになったら、徳田さんといっぱい会いたくなる。なぜかと言われたら、徳田さんはいつも僕のことを褒めてくれて、僕の良いところをどんどん引き出してくれたり、可能性を感じさせてくれたり、そういうなにか細かいところに気づいてくれて、すごくいい言葉をかけてくれる、ということになれば、僕の中の徳田さんというのは「また会いたい人」になる。
特に女性の場合は、男性とは結構自尊心が強かったりプライドの生き物だったりするので、けなされるとムカッとするし、でも褒められたり励まされたりすると、その力を俺証明してやる、ということになると思う。
なので、褒めるということは、一見表面的に見えたり真実じゃないように見えるが、人間が褒められていくと、その褒め言葉はエネルギーになる。そうすると俺出来るかも、となって、それで頑張って実際出来る。これを予言の自己実現という。褒めるということは予言でもあるような気がしていて、けなすとそれも予言。けなすとダメになるし、褒めると良くなる。子供と全く同じだと思っていて、褒め方はいろいろあるが、一番の褒め方というのは、相手が子供の頃からずっとコンプレックスだと思っていたところを褒めてあげること。
例えば相手がすごく無口でなかなか話題が探せない時に、「あなたはいつも傾聴の力ってすごいですね」と。「いつも周りがいる時にみんなの話に耳を傾けて、自分の意見はちょっと留保することってすごく余裕があって素敵だと思います」というと、なにかみんながいる時になかなかしゃべれない自分でずっと焦っていたところに、そういう言葉をかけてもらうと、「ああそういうところ見てくれているんだ」と、そう言ってくれた人にすごく信頼を感じたりするところがある。
また、時間差をおいて褒めるとまたすごく良い。例えば今日白の服が素敵な場合は、2週間くらい経って、「2周間前の白のあのレースの柄すごく素敵でした」とか。
(徳田さん)確かに、覚えていてもらえてるんだって嬉しいですね。
(キム先生)いろんな褒め方があると思うが、恋愛関係のみならず人間関係で、少し褒めるということ、いいところをちゃんと表現をしてあげるということを心がけると、相手は自分といることにすごく居心地の良さを感じるところがあるのではないかと思う。
褒めることにケチにならないこと。
(徳田さん)なるほど。どんどん褒めてあげた方がいいですね。褒めるの苦手だなあとか、うまく声かけられないなあと思っている方もいると思うのですが、単純に、良いなと思ったところを口に出してみるとか。
(キム先生)逆に言うと、誰かと会うとその人必ず自分のことを褒めてくれると、絶対自分は嬉しくなる。それを考えればいい。自分はどんな時に嬉しいかといった時に、この人はいつもポジティブに自分のいいところを見つけてくれて、励ましの言葉と素敵なところを言ってくれると、その人といるとすごく良い気分になる。それをやってあげればいい。
そうすると、相手からすると、この人と会うといつも自分は良い気分になれて、この人といる時の自分が一番好き、となったら最高。
男性が女性といる時も、その女性が「〇〇さんといる時の自分が一番好きです」と言われたら最高の関係。
(徳田さん)最高ですね。それでまた会いたい、ということですものね。

4.パートナーのミスが明白なとき、そしてそれをパート
  ナーがわかっているときは、そのミスを責めてはなら
  ない。
  プライドが傷つけられると二倍傷つけたくなるが、
  プライドを立ててくれると二倍それに返しを与えたく
  なる。
  正しさを押し付けない。正しさと正しさが出会うと衝突
  が起きる。正しさよりも優しさを大事にせよ。

(キム先生)何か自分と一緒に仕事をするなり生活をする中で、相手が何かミスした時、本当の意味での2人のパートナーシップの、愛の真価が問われているような気がしていて、その時に、本当のパートナーであれば、心が繋がっている相手であれば、相手に悪意がなくミスしたことが分かっていて、反省をしている状態で追い打ちをかけるように、「なんでそれしたんだよ」や「それすると思ったんだよ」や「こんなに言ったのに」ということを、子供の教育においてもそうだが、そういう言葉を飲み込んで、相手に「大丈夫?」「大丈夫だよ」などと言ってあげられる優しさを持てるかどうかで、2人の関係性は全く変わってくると思う。
相手がミスした時は、これは愛を本当の意味で深めるチャンスなんだと捉えて喜んで、それに対して、相手に相手の想像を超えた優しさを発揮しようと思ってやってあげると、本当に2人の間の信頼関係は高まる。
そういう時は、正しいか正しくないかではなく、もうとにかく発揮するのは優しさだと思う。
特に女性が男性に対して、プライドのところに書いてあるように、男性は立ててあげるといい気になっていい仕事ができてしまったりする。けなすとどんどん萎縮して自信を失うと、外出ても何も挑戦しなくなってしまうので、どんどん励まして自信をつけてあげると、その自信がエネルギーになる。エネルギーになると高いところに到達できる。
ポイントは、僕は、愛とは許しだと思う。何か相手の間違ったところがあってもそれを指摘をしない、ということも愛だと思う。ちゃんと許して受け入れて、できたら優しさのある配慮、言葉にして返してあげる。
調子がいい時には何を言っても大丈夫。だが調子が悪い時、心細い時、落ち込んだ時に、その相手が自分に対してどういう態度を取ってくれたかによって、その相手の愛というものを深く感じるかどうかが決まる。
これから、パートナーがミスをした時は、チャンスが到来した!ということで、相手をいかに包容力をもって愛と優しさで包み込んであげようということを心がけると、2人の関係性というのは本物の関係性となる。
絶対的な味方になってあげることってすごく大事な気がする。人間には絶対的な味方はほぼいないので、誰かが自分の絶対的な味方になっているという実感があると、その人は本当の生きる力をもらう。
だから自分が誰かにとってそういう人になってあげることはまずはできると思う。
(徳田さん)確かにミスが自分で分かっている時に追い打ちをかけられると、本当に同仕様もなくなってしまうというか、そこでなんて声をかけられるかによって全然見方が変わってくるなってありますね。
(キム先生)世の中の全員が自分を責めても、自分のパートナーだけはそういう時こそ自分を責めない、大丈夫だよと。その人の話に耳を傾けるなと。そういうこともあるし。私はあなたの中にあるその可能性を信じてるし、あなたの中に悪意がなかったことは誰よりも私は信じているから、わかってるから、全部無視していいよ、くらいの感じで声をかけてあげるとよい。それが本物の味方だと思う。
(徳田さん)なるほど。絶対的な味方ということですね。

5.結婚を焦るあなたへ自分の「結婚への賞味期限」を
  持たない。
  結婚したら幸せになれるのだ、という勘違いをしない。
  独身の頃しかできない経験を味わう。
  結婚しても幸せになる人は、結婚しなくても自分を幸せ
  にできる人であり、そして自分以上に相手を幸せにする
  ことができる人である。

(キム先生)結婚への賞味期限は本当にないと思っているので、自分の歳がこうだからとか、結婚が遅いとかそういうものは全く当てにならないと思うので、結婚してもしなくても、自分の人生が進んでいることに変わりはない。
なので、結婚に対する変な幻想は抱かなくても良いんじゃないかと思う。
僕の限られた観察の結果ではあるが、結婚しなくても幸せな人は結婚しても幸せになると思っているし、結婚する前は幸せではなかったが結婚したら幸せになるんだろうと思って焦って結婚に走る人は、結婚した後もそのマインドセットがそのままの時は変わらないんじゃないかと僕自身は思うので、あまり変な幻想は思わず、結婚してもしなくても独身でも関係なく自分を大切にする、あとは自分の大切な人を大切にする、ということを心がけることができたらいいんじゃないかと思う。要は焦らないで、ということ。
あなたは結婚してもしなくても素敵で美しい、ということを自分自身で実感することがすごく大事じゃないかなとおもう。
(徳田さん)結婚をしたからといって、幸せになるっていうこのなにか、今を変えたくて結婚するという形が間違っているということですよね。
一人でいても幸せで、さらに結婚しても幸せな人は相手も幸せにできる、と。
(キム先生)明日の幸せのために今日を犠牲にする必要はないと思うし、そういった余裕ってこの人生ないと思うし、今この瞬間幸せになればいい。
(キム先生)離婚したからといって不幸かというとそんなことは全くない。さっきの自由意志と同じように、例えば一年前はすごく好きだったけれど、一年間いろいろあって、ここで一緒にいることよりも、分かれた方がお互いのためになると思ったら、それは分かれた方がいい。必ずしも一緒にいることが善ではなくて、分かれることが悪でもない。
その時のお互いの意思判断、自由意志をもって下した判断であれば、それは結婚であれ、離婚であれ、再婚であれ、独身であれ、それは素晴らしいと僕は思っている。
結婚自体に価値があるとは僕は思わない。2人がそれをどう捉えるかという
ことが大事。

【 推薦図書 】

「ベストパートナーになるために
 - 男と女がしっておくべき「分かち愛」のルール
 男は火星から、女は金星からやってきた」
ジョン・グレイ著 大島渚訳 https://amzn.to/2vl5aMF

(キム先生)設定として、男女は違う惑星から来ていると。もともと使っている言語含めて全部違う。
なので昔は違う惑星から来たと思ったらお互いがどういった考えを持っているかということで会話をする。
相手はどう思っているかという想像をしながらやるが、いつのまにか地球にこの2人が移住してきている。
最初地球に着いた頃は、お互い違う生き物だから、お互い理解するためにすごく努力をしてきたが、地球にずっと住んでいたら、これは同じ人類なんだということで、相手を理解しようとする気持ちがなくなっている。
自分と同じような考えを相手も持っていると思い込んでいるので、自分の価値観と違う相手を見るとイライラする、というところの、原点にもう一回戻ろう、というようなジョン・グレイ博士の本。
男性と女性はこんなに捉え方が違うんだということを理解すると、つまり相手の言語を理解すると相手とコミュニケーションできる。
でも相手の言語が理解できないと、自分が相手と同じ言語をしゃべっていると思ってしゃべってしまうと、相手は分からない。
でも「なんでわかってくれないの?」となってしまう。元々は違うんだと。(例えば)日本語と韓国語。お互い英語を使うなり韓国語を勉強するなり日本語を勉強することによって、コミュニケーションしやすくなる。元々違う惑星から来たという原点に戻ると、相手を理解しようとする気持ちをより持てるんじゃないかというところからスタートしたいろんなアドバイスが書いてある名著。

【 徳田さんのマニフェスト(仮) 】

1.人の気持ちは海のよう。波打つこともあり、おだやかなこともあり。それは行きていく中でいろんな影響とか人の言葉とか受けて気持ちが変わっていくなと思っていて。自分ひとりが生きているわけではないので、その中で相手も同じように幸せになりたいと思って生きている。だからその気持ちとかを相手の立場に立って尊重しなければいけないと思いました。
これが生きている上での最低限のルールだなってあらためて思いました。
(キム先生)お互い不器用だと思ってスタートするとすごく良いと思う。不器用でも相手の心を理解しようという気持ちをお互い持つと、表面的には不器用でも相手の心というものが伝わるんじゃないかと思う。

2.自分のことを好きでいるのはすごく大事なことだと思うんですけど、その意味って、自分のことを好きじゃない自分を誰が好きになってくれるのかなって思うんです。だから、一番前提としては、自分のことを認めて、自分のことを可愛がって、とても大好きでいる、ということが大事だなと思いました。
(キム先生)もう一つ行くと、相手が相手自身のことを大事にしてなくて自信がない人をもし見つけた時に、あなたはすごく素敵なんだということを気づかせてあげると、相手はその言葉をエネルギーにして、自分を好きになるきっかけを作れるかもしれない。そこまでできると素晴らしい。そういうことまでする自分をさらに好きになったりもする。そういう人が周りにいたらエールを送ってあげる、励ましを送ってあげるような人になると、送った時点で自分の心がすごく豊かになる。なぜかというと自分の中で愛が生まれたから。
(徳田さん)その愛が2人の間でずっと回っていますね。
(キム先生)それが本当の信頼関係だと思う。

3.最終的には、どんな相手でもその人の絶対的な味方でいたいと思うんですけど、絶対的な味方でいるってどうしたらいいかなと思った時に、自分がしてもらいたいこととかしてもらってうれしいことを相手にも同じようにするってことを頭の中に置いておきたいと思います。

【ワーク「恋愛と結婚の3ヵ条」】

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次回授業は8/7(火)20:00〜「読書の流儀」

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