#10 【保育】『基地の仕事、実際どうなの?』〜元米軍基地勤務の日本人が語るリアル〜
同じ敷地内に、CDCという施設もあります。
CDC(Child Development Center)は、
0歳からPreschoolの子ども達のお世話をする施設です。
ここも同じ管轄で、何度かヘルプに行きました。
元々、託児所や幼稚園で働いていたので
「いけるでしょ、ちょっと行ってきてよ」
な、テンションで送り込まれます(笑)
現場はかなり過酷です
ここでは日本の保育園と同じく、
いくつかのクラスに分かれています。
Infant, Pre-Toddler, Toddler, Pre-School
Infantは0歳児の、ベビちゃんたちです。
その頃は5人くらいいました。
5人のオムツやミルクの時間が決まっているので、ここに入るとあっという間に時間がきます(笑)
休む暇はありません。
Pre-Toddlerは、よちよち歩きの1歳から2歳くらいの子。
言葉もまだまだですが、ハンドサインを使って
「more」や「done」、トイレなど教えてくれます。
歩くようになった子ばかりなので、
このクラスを一人で見るのも中々大変です。
Toddlerは、お話しするとある程度理解できる年齢で、自分の思いも"強めに"主張してきます。笑
なのでこちらも、日本人の殻を破って辛抱強く接する必要がありました。
(日本の保育園ではありえない光景も多々あり)
Preschoolは、人数が多い分やはりハード。
日本の幼稚園で年長さんを30人をみていましたが、そっちの方が何倍も楽でした。
とにかく、激しい。
10人それぞれが違う方向を向いていました(良いこと◎)
ここに来て、一番良かったのは周りのスタッフ。
Teenagerのボスと対立気味(少し)の私を支えてくれたのは、アメリカ人やフィリピン人のスタッフでした。
すぐに休憩代わってくれるし、
私が英語で上手く伝えれない時は
代わりにボスにはっきり言ってくれたりと
あの時の恩は、今でも忘れられません。
あそこで働いてなかったら、
ここまではっきり言える人になってないだろうな。と言うのが本音です。
(その後転職先で、気が強いと指摘を受けることも)
日本人にはあまりない、
"我の強さ、自分1番、全部楽しもうぜ精神"
はしっかりと育った気がします。
ボスとは、差別や偏見、価値観の違いから
何度も言い合いをしました。
その分、私もかなり強くなった(笑)
そして味方、友達ができて
今でも付き合う仲間ができたことが
何よりの救い。
全てのことに意味があるのだな、、、