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建築デザインとブランディングの相乗効果
建築デザイン×ブランディング
事務所をはじめた頃、住宅以外の店舗の仕事が入って来た時、とてもうれしかったのを今でも鮮明に覚えている。特に店舗の場合、不特定多数の人達にデザインを見て頂く良い機会となるからだ。そして住宅では出来ないデザインが出来たり、住宅では使いたくないけど、店舗なら使ってみたい材料もあったりと住宅以外の仕事の楽しみ方があった。
店舗の依頼を頂き、オーナーと何度も打合せを重ね、お店のコンセプトを考え、お店のデザインや家具など細かなデザインやコーディネートをし、ようやく完成した店舗にWEB会社やメニューや販促物を作る広告代理店(印刷会社)のデザインが並ぶ。長い時間をかけて考えたコンセプトや空間のデザインと全く違うコンセプトのものが仕上がって来て、何度も非常に悔しい思いをしたことを覚えている。
要はディンレクションする人が不在で、何もわからないオーナーが中心となり、それぞれ打合せをしてしまった経験から、自らディレクションして、店舗や企業をブランディングすることを考えるようになった。
では建築デザインとブランディングをすることでどのような効果があるのか?
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1. 独自の価値を創出し、競争優位性を確立
元々建築デザインは、単に建物の機能性や美しさを追求するだけでなく、クライアントのブランドイメージや理念を具現化する手段となります。
ブランディングは、クライアントの企業文化や価値・強みを明確にし、ターゲット層に響くメッセージを発信するプロセスです。
この2つを掛け合わせることで、競合他社との圧倒的な差別化を図り、独自の価値を創出することができます(独自化)。
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2. 顧客体験の向上
建築デザインは、顧客の体験に大きな影響を与えます。例えば、店舗の設計であれば、商品の魅力を最大限に引き出し、購買意欲を高める空間を作ることができます。
ブランディングは、顧客との接点をデザインし、一貫したブランド体験を提供します。
建築デザインとブランディングを組み合わせることで、顧客の五感に訴えかける、記憶に残る体験を創り出すことができます。
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3. 企業価値の向上
建築デザインは、企業の顔となります。印象的な建物は、メディアに取り上げられたり、SNSで話題になったりすることで、企業認知度を高めることができます。
ブランディングは、企業の信頼性や魅力を高め、投資家や優秀な人材を引き付ける力となります。
建築デザインとブランディングを掛け合わせることで、企業価値を向上させることができます。
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4. 従業員エンゲージメントの向上
快適で働きやすいオフィス環境は、従業員のモチベーションを高め、生産性を向上させます。
ブランディングは、従業員に企業理念やビジョンを共有し、帰属意識を高めます。
建築デザインとブランディングを組み合わせることで、従業員エンゲージメントを高めることができます。
※エンゲージメントとは?・・・愛着や貢献の意志を抱いている状態のこと
を指します。
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5. 建築デザイン×ブランディングで投資価値を高めるポイント
経費ではなく投資になる: 納得のブランディングが出来れば、デザインは経費ではなく投資になります。無駄な経費は省いても、会社の価値を高めるには積極的に投資すべきです。それがあとで利益に変化します。
明確な目的設定: 建築デザインとブランディングを行う目的を明確にすることで、より効果的な投資を行うことができます。
ターゲット層の理解: ターゲット層のニーズや嗜好を理解することで、より魅力的な建築デザインやブランド体験を提供することができます。
専門家との連携: アトリエボンドだけでなく、様々な業種の専門家と連携することで、より質の高い建築デザインとブランディングを実現することができます。
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以上のように、建築デザインとブランディングを掛け合わすことで、想像以上に投資効果の高い売上と利益を得ることが可能となります。これから創業する方や、安定的に売上を上げているけど、もう少し売上を上げたいと思う企業や店舗の皆さんにおすすめしています。経営者の頭の整理にもなり、売上を上げるだけでなく、無駄な経費の削減につながることもありますので、是非、建築や内装をお考えの際はお声がけ下さい。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
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![戸村聡里 AKINORI TOMURA](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/168604391/profile_5772308b516b3e04804cedc65b7a3781.png?width=600&crop=1:1,smart)