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【素人の独りごと】騎手による通信機器の持ち込みについて

最近の騎手による通信機器の持ち込み問題について

近年、騎手による通信機器の持ち込みが相次いで報告されています。2023年5月には、河原田菜々騎手、小林美駒騎手、古川奈穂騎手、永島まなみ騎手、今村聖奈騎手、角田大河騎手が通信機器の持ち込みにより30日間の騎乗停止処分を受けました。

さらに、2024年3月には水沼騎手が調整ルームでスマートフォンを使用していたとして、2024年5月31日から2025年2月28日までの騎乗停止処分を受けました。また、藤田菜七子騎手は通信機器の使用について虚偽の申告をしていたとして処分を受け、それを機に引退を発表しました。

加えて、2024年11月には永野猛蔵騎手が長期間にわたり調整ルーム内でスマートフォンを使用していたことが発覚し、1年間の騎乗停止処分を受けたため、引退を表明しました。

こうした騎手による通信機器の持ち込み問題は様々な意見を呼んでいます。例えば、

  • 「可哀そう」や「厳しすぎる」という同情的な意見。

  • 「当然だ」や「もう二度と競馬界にかかわらせるな」という厳しい意見。

このように、処分についての感じ方は人それぞれで、大きな議論を巻き起こしています。みなさんはどう思われますか? 

私はどちらかというと後者です。
そもそもなぜ通信機器の持ち込みを禁止しているか。これは公正競馬を担保するためであり、つまりは八百長を防止したいのです。もちろん通信機器の持ち込みを禁止したからといって八百長をすべて防止できるかといったらそうではないかもしれませんが、だからと言って防止できないから持ち込んでもいいよねとはならないと思います。この辺が持ち込んだ騎手の方は「このくらい」という感覚なのでしょう。一方で、我々競馬ファンとしたら自分たちのお金を賭けている訳ですから、「通信機器の持ち込み」=「八百長されているのではないか」と疑心暗鬼を生じてしまうわけです。ここに大きなギャップがあると思います。

ただ「もう二度と競馬界にかかわらせない」というのは、例えばTV出演を邪魔するくらいのことはJRAができたとしても、今はYOUTUBEやtiktokのように自分で発信してお金を稼ぐこともできてしまうわけで、現実的にそんな抑止力を保持するのはあまり実現は難しいと思います。

ただ、仮に通信機器を使用した目的が「八百長」に加担するものだとしたらたかだか30日の騎乗処分では抑止力として意味がないし、長い騎乗処分を下しても辞めて他の仕事で稼げばいいやって思う人がいたら全く意味ないんですよ。だから私が思うのは「予防策を考える」ことと「ばれたときのリスクがリターンに見合わない」これに尽きると思っています。

「予防策」についてですが、なぜそもそも持ち込みをしたのか。これについて騎手たちがこぞって「競馬関係者と仕事内容についてやり取りした」と言っています。調教の追切だったり指示の確認をしたい、ということなのでしょうが、それ自体はよいことだとするならば、JRAがそのやり取りをする方法について整備すればよいだけでしょう。例えば通話記録をJRAが記録しておける通信機器を渡すなどをすればよいでしょう。また、それ以外のスマートフォンを使用できないようなジャミング的な技術も有効かもしれません。

次に「ばれたときのリスクがリターンに見合わない」罰則の提案として以下を提案します。
「通信機器持ち込みが判明した期間に自分に賭けられた馬券代を騎手自身がJRAに対し払う」これです。JRAは回収した馬券代を払い戻しに上乗せし、購入者に還元します。

結局八百長をするひとたちは「金」が目的な訳で、リターンがリスクに見合っていなければ止めるはずです。今のままではやったもん勝ちが横行してしまうので是非ご検討いただきたいですね。


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