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天国へ向かう妻へのラブレター💌   #56火葬

 妻の死後直ぐに葬儀屋が見つかり!棺に入れられる事に…
僕も息子も、まだ現実を、直視出来ない状態だった…
帰りは、午前2時位だった!息子に、「一緒に寝るか?」と聞いたら!虚な感じて
「うん!」と答えた!まだ現実を直視出来ない感じだったが、疲れたの?直ぐ眠りに、ついた!
僕は、中々寝付く事が出来ず一人で起きていた!
「本当に、死んじゃったのかな?なんか棺が寒くて今ごろおきてそうだな?」
その位穏やかな、眠っているような死顔だった。
そして次の日、妻の、化粧道具入れと、鞄そして洋服「あの髪型じゃ!あっちでも可哀想だろ?」と思い、セミロングのウィッグも持って行った。
家が近所だという、元次女が、偶然来て、妻に、ウイッグをつけてくれた!
その後、皆んなの見てない隙に、冷たくなった妻に、キスをした…
どうやら、僕には、魔法は使えないらしい…
眠ったように、棺入った妻が目覚める事はなかった。
妻が亡くなりその5日後に、葬儀、火葬をする事に、なった、
「これから色々手配する事とかあるから、こっちは、任せて!」と、元娘達が言ってくれた!その間、納骨の手配や、霊園に問い合わせたりと、色々動いていた!幸いお墓は、父の墓があったので、新しく購入する事はなくスムーズに、事は、運んだ…
だか、その作業をなり問い合わせ、打ち合わせなどを、していくうちに、僕の中での妻の死がだんだんと、現実味を、帯びていった!
その中僕の中に、悲しみが、身体を、覆い尽くしていく感覚を覚えた!
息子は?不思議なほど明るい?悲しみと言う感情を、何処かに、置いてきてしまった様だった…
そんな状態で、厳かで、静かに、妻の葬儀は行われた…元子供達は、常に息子に、寄り添い息子のフォローをしてくれた!
とても助かった終わりに、「有難う!これからも息子を頼みます!」とお礼を言った!
「ツトムも、無理しちゃ駄目だよ」
この子達から、妻を奪った僕なのに、とても優しかった。その優しさは、妻から受け継がれたんだろうな?と感じた!
         #最終話へ続く

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ツトム
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