天国へ向かう妻へのラブレター💌　　#37退院3

　相変わらずの、回復力！またICUに、いったら、「もう一般病棟に、移りました」とさ？
「ここには、居ないってさ！16階行こう！」
息子を、連れて16階へ、妻のいる病室へ…
また、いつもの通り、息子を待合室で待たせ。
「相変わらず！の回復力だね！」
「まだ息子と居たいからね？」
「俺は？」
「もういいかな？笑」
「は？」
「嘘だよ！笑」
「歩けるの？」
「息子の所行く？」
「うん！会いたい！」
「じゃあ行こう！何か言わなくて大丈夫なの？」
僕を支えにしながら、まだ頭が、フラフラすると言う！ゆっくり、転ばない様に…
「息子！」　「ママ〜！」
やっぱり！ベッタリだ！「ママ大丈夫？」と息子！「大丈夫だよ！」と笑顔で、答えた！
リハビリも、相変わらず、「辛い！辛い！」言いながら、何とか、持ち堪え、無事退院！
その後1週間ほどで、僕は、仕事復帰！
「何とか手術おわりました。改めてよろしくお願いします！」と復帰
病院からは、「取れる所は、全部取り除き！幕の方にも、広範囲にレーザー当ててるので、脳からの、転移は、早々起こらないと思います！」
「では、今回は、成功ですか？」
「だと思います！人の体なので明確には、言えませんが、現時点では！」
慎重な、言い方を、しているが、主治医の先生は、笑顔だ！
明らかに、前回の顔とは、違う！
妻も、その先生の笑顔に、喜んだ！
「また、平穏が、訪れる…」
一先ず、安堵だ！
まず変わったこと！全員で、妻を、フォローする意識が出てきたこと、何か、妻に、異変があれば、息子は、僕に報告する様に、なった！
妻と、僕で話し合い、「学校は、休ませよう！
私も不安だし」という事で、妻の希望で、休ませた…何か弱気に、なっている気がした…
正直、しょうがないとも思う！
同じところを、1年で、3回も手術してるんだ！
これまで、後遺症が無い事、多少の不自由があるにせよ、五体満足でいることが、奇跡なんだから…生きてる事が奇跡なんだから…
でも、当の本人に、それは、言えない！
その言葉を、使わずに、僕は、励まし続けた！
ペテンだろうが、嘘付きと、周りに言われようが、励まし続ける！妻に、がんが見つかった時から、決めてた事だ！いっそう決意を固めた…
最後の時が、近づきだしてることもしらず。
　　　　　　　　　　 #38 へ続く