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天国へ向かう妻へのラブレター💌   #8安堵

投薬後、初めての、診察…
採血💉にも、緊張が、走る!
ほかの、血液の、成分量は、すぐ結果がでるのだか、がんマーカーの数値は、出るまで2時間程掛かる!
診察は、そのがんマーカーの数値が出た後だ!
その、待ってる時間が、ドキドキだ!
「どうなんだろうね?」と僕「そうだね」と妻
段々と妻が苛立ち始める「いつまで待たせんのかな〜ねっ!息子!」「うん!お腹空いた〜」
と息子!呑気である!

遂に呼ばれた!呼吸器内科🩺の先生!学者肌のクールな先生!
「うん!イイですね!大分下がってる!」
300近くあったがんマーカーの数値が、200前半まで落ちていた?
ホッと安心する妻、レントゲンの画像を見ても明らかだった。
明らかに、白い影が小さくなっている!
先生「イイ感じに、効いてますね!」
「良かったね」と、家族大喜び!
僕がちょっと聞いてみた「この下がり具合は、一般的には、平均的なんですか?」
「いや通常より良いですね!」
「このまま投薬しつづければがんは、なくなるんですか?」と聞いた所…
「がんは、なくなりません!」と衝撃発言!
「えっ!」だと家族呆然!「最後まで聞いて下さい。この薬では、がんは、完全に、消えません。この右肺に白い点々は、完全に消せますが!この大元は、消せないですね。この薬で、最小限まで、小さくして、放射線で、消すのが方針ですね。」
「最小限までというか、がんが一つになって、手術という選択肢は無いんですか?」
「基本ステージ4Aの方に手術の選択肢は無いです。」
成る程!まず目標は、決まった!薬の効きも良い!この薬で癌が消えないと聞いた時は、チョット凹んだけど…先行きは、明るそうだ!
この前見えた、一筋の光明が、パーっと明るくなって行くような感覚だった!
そんな思いを、打ち消す様に、息子が、「お腹空いた!」「そうだな!ゴメンな!」「2人で
上で、食べてきなよ!後から行くから!」
がんセンターの最上階には、レストランがあった!そこで落ち合うようにした!僕は、血液のデータのコピーと、今回の、レントゲンと、最初の、CTの画像のデータを貰わないとならないので、先に、行ってもらった!オーダーを待ってる間!僕は、「まだ行ける大丈夫!治る!」
と希望を、確信していた。 
            #9 へ続く

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ツトム
もし宜しければ、サポートの、一部は、書籍化の、実現に、利用させていただきます。これからも、がん患者を、サポートする皆様のお力になれれば、とおもってます!