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天国行き向かう妻へのラブレター💌   #53宣告

 この頃、西野亮廣さんの絵本、「チックタック約束の、時計台」の、朗読動画を、見た!感動し、涙した!
その当時の僕の時計は、2020年3月11日22時10分で、止まったままだった…
その日は、妻が、亡くなった日付だ!
その当時、僕は、「このまま僕の時計は、動かないままなのか?悲しみと、寂しさに、押し潰され!一生を、過ごして行くのか?」
と思っていた!
 運良く!素敵な方々に、出会い!少しずつではあるが、僕の、時計は、少しずつではあるが、動き出した…
ここで!支えてくださった皆様におれいを、言いたい。
有難う御座います、
 
 ホスピス入院3日目…
その日は、妻の姉が、来てくれた。
本当は、家に見舞いに、来てくれる予定だったが、入院してしまい!そちらに、来てくれた!
まだ多少の、意識は、あり会話は、出来た様だ!
まだ、元気な頃、姉に、「この頃調子が悪いんだ!」とだけ伝えて!自身が、がんである事は、伝えて無かった…
僕には、「ちゃんと、言ったよ!」と嘘をついていた!
状況のわからない姉は、変わり果てた、妻を見て、「もっと私が、踏み込んで心配してればよかった」と泣きながら後悔していた…
「奴なりに、心配かけたく無かったんでしょう!でも、会いに来てくれてありがとうございます!」
僕は、お姉さんと、入れ違いで、病院に、着いた!
もうほとんど、食事の取れない妻の為!
妻の好きだった!クリームシチューを、作っていたからだ!その合間に、息子の弁当も作り病院へ!
運良く!まだ意識はあった!
着くなり息子は、妻に、べったり!
微笑で迎える妻!
状況は、最悪なのに、微笑ましいと、感じてしまった!「こんな状況でもイイ!1日でも長く…このような時間が続いて欲しい…」
と、僕は、思った!
そして先生との面談で、「持って今週いっぱいですね!」と告げられる!
「そうですか!なるべく苦しまないように、してあげて下さい!」
僕は、なるべく、最期の日が、来るまで、穏やかな時間を、作ろうと、努力した…
そして、食事の時間、「今日は、クリームシチュー作ったんだよ!チョット食べる?」
「うん」と妻!一口だけ与えると、
「塩っぱい💢!でも、濃厚で美味しい!笑」
「良かった」そしてみんなでお弁当を食べた!
まさか、このシチューが、妻の最期の食事に、なるとは、この時、誰も知らない!
           #54へ続く

もし宜しければ、サポートの、一部は、書籍化の、実現に、利用させていただきます。これからも、がん患者を、サポートする皆様のお力になれれば、とおもってます!