天国へ向かう妻へのラブレター💌 #11奇跡
1か月の投薬が無事終わり!
2か月目に突入!相変わらず、数値も、下がり続け、二桁に!画像も、良くなりがんも小さくなってきた!「そろそろ放射線とかできないんですか?」と僕!
「う〜ん?チョットまだ?微妙ですね?右に転移してるがんは、ほとんどもう無くなって来てるんですが…この気管の近くのでかいのと、左肺の無くなりかけてるのが!もう少しちいさくなると?確実なのですが?」少し沈黙が有り
「このまま1クール行きましょう。」
この【キイトルーダ】は、3か月投薬し、1か月のクールダウン期間がある!
あんまり免疫力を高め過ぎると、他の臓器に、影響を及ぼすようだ!
「取り敢えず今日は、CTの予約をして、投薬して終わりです。」
もう何かの検査の時は、いつも同意書だ!
もう数枚は、書いてる?
妻も、言葉には、出さないが、「また〜面倒臭いんですけど〜」って顔してる?チョット僕はおかしかった。そんな顔を見て、妻が、「なに💢!」と怒り気味!「後で話すよ。」
診察が終わり薬の準備をしている時の待ち時間で!「さっきっ!なんで笑ったの?」
「ガンが見つかったのが、半年くらい前でしょ
よく手術もしないでここまで行ったな!ってさ」 「私は、何とかなる!って信じてたよ!」と妻「だってこんな小さい子のこして死ね無いもん!もしあのまま何の手段もなく死んだら、ずっと化けてでてやる!」
「お〜怖っ!でも本当に良かったなってさ!妻も元気になって、ちょと大人になってさ」
「だってあの時、我慢してたでしょっ!」
「言いたくてウズウズしてた顔だったもん!」
照れ気味に、妻が「うん」と頷いた。
次の週CTを取り、呼吸器科の、診察で、
「やっぱりまだ様子見ましょう。チョットまだ大きいな!」
「でも大丈夫小さくなるから。」この先生の割には、なかなか力強い台詞!
この先生あまり感情を表に出さない…
なので、2人してビックリしたが、期待は、して良さそうだ。
3か月目…大腸の診察だ!「オッ!なんか調子良さそうだね!」大腸の先生は、フランクな方だ。本をだしたり、趣味で絵を描いたりする🖼先生だ。
本は、医学系の本だが、手術後の食事のケアの本を出してると言う…
「来週、内視鏡入れようか?」
チョット妻嫌そう?気落ちした感じで「はい」
と答えた。
「数値も随分落ちてるし、でも大腸は、あんまり関係ないから」
「これで、大腸のがんが消えてたら、学会で偉い事になる!」と笑っていた!
検査の段階で、肺のがんと、大腸のがんは、別物で、肺から転移した物では無く、種類の違うがんと言う事は、分かっていた!
そして内視鏡当日、その“まさか”?な事になる
大腸の先生の診察で「あれ〜居ないんだよね!がんが?」僕らが画像を観ても明らかだった。この前見た時小さな白い出来物が出来て居たが!無い!まさに、「偉い事!」だった!
「これっ!効いたな!レアケースですね!」
「だから今度から一年後でいいです。」
治った様だっ!まさに、奇跡が起きたっ!
このまま肺の治療に専念出来る!
診察が終わった後、2人で大喜びした!「やったね!」「やったな!」「凄いな!【キイトルーダ】」このまま妻の免疫力に感謝した!
「このまま頼むぞ!免疫君!」
#12 に続く