ランペほぼミリ知らだったけどサイヘリ参戦してたまアリで拳を上げて来た
EXILEって、なんかヤンキーみたいなお兄ちゃん達の集まりでしょ?いいよ、私はそういうの……
そう思っていた時期が私にもありました。
EXILE以外のグループの存在どころか「LDH」という名前すら知らない、ましてLDHが「LOVE・DREAM・HAPPINESS」の頭文字を取った物というまるでサンリオみたいな平和すぎる由来など知るよしもない当時の私よ。
お前は将来THE RAMPAGEのツアーに参加して爆沸きする運命にある!!!!!!
というわけで皆さまこんにちは。
気温がオタクの情緒より激しく上下するこの頃、いかがお過ごしでしょうか?
天気は晴れ、空も爽やかに澄み渡り、少し汗ばむ気温に冷たい風が心地よいとある春の日。
過ぎたるは4月12日、私は人生で初めてRAMPAGEさんのツアー、THE RAMPAGE LIVE TOUR 2024 "CyberHelix" RX-16に参加して参りました!
きっかけは、早朝4時に各界隈のオタク達に激震を走らせた、ある者は夢かと二度寝し、ある者は寝ぼけているのかと眠い目を擦り、ある者は「それよりBOTは!?」と叫んだとか叫ばなかったとかというあの伝説のHiGH&LOWシリーズの最新作、その名も「HiGH&LOW THE 戦国」
こちらに私のご贔屓様にして女神兼天使兼妖精筆頭の、宝塚歌劇団専科の瀬央ゆりあさんが出演され、完全ドアウェーの雰囲気にビビり散らかしながらも、LDHの皆様そしてファンの皆様の温かさに触れ、根雪のように固く凝っていた偏見を解かされ、「LDH、おもしれー男ばっかじゃん……」となっていた丁度その頃、RAMPAGEさんのツアーのチケットがまだ取れると聞き、「とりあえず行ってみようか!」のノリで私含めたヅカオタ3人で参戦して参りました。
前置きが長くなりましたが要は「サイヘリ行ってきた!!!」の感想文です。お付き合い頂ける方はどうぞお付き合いください。
特に読む必要はない登場人物紹介
フォロワー①:元々ハイローシリーズのオタクでかつプリレジェ履修済みのため3人の中で一番LDHコンテンツに詳しい。最近プロレスにハマっている
フォロワー②:私と同じくザ戦で初めてLDHコンテンツに触れ、気付いたらやましょーさんに落ちてた。今回で会うのが2回目
私:普通のオタク。特筆すべきことは何もない
結論:なんも知らんでもサイヘリは楽しい!!!
いきなりIQ5の感想を失礼しました。
でも本当に、RAMPAGEさんの楽曲はおろかメンバーの方のお名前すらほぼほぼ存じ上げない、LDHの素養(LDHの素養?)があるかも怪しい私ですら、いざライブが始まれば、飛び跳ね、拳を掲げ、声を上げと大変楽しめましたので、「RAMPAGEのライブ気になるな〜、でも曲とかよく知らないしな〜」と二の足を踏んでる方がいらっしゃったら「とりあえず行け!!細けえことは行ってから考えろ!!」と背中を突き飛ばしたい。本当にそれくらい楽しかったです。
本当はもっとちゃんと予習をしてから行きたかったのですが、年度末と年度初めの忙しさが私にそれを許しませんでした。恨むなら時代を恨めって吏希丸も言ってるので許してください。
まず会場のさいたまスーパーアリーナの前にメンバー16人の幟が立っている!会場の外からもう楽しい!浦川さんと藤原さんの幟が隣り合っているのをみて「あっっ!!!しょへいつだ!!!」とまるで進研ゼミでやったところみたいに大きな声で叫んでしまいました。
風で幟がはためくため、複数人でいらしている方は一人が抑えてもう一人が写真を撮る、という文化があるっぽかったんですが、単騎参戦の方はどうされるんだろうか……というのが気になりました。
そして会場外の別のエリアにはガチャガチャのコーナーもあり、フラフラと引き寄せられる私とフォロワー②。そしてフォロワー①に見守られながらガチャガチャを引き戦利品を確認したその瞬間「あの……」と声をかけられて始まるトレード交渉。
私はフォロワー②がやり取りするのを見ていただけなのですが、日経平均株価くらいのスピード感で次々と交わされていく取引に「これがランダムグッズがある現場……!」と少し戦慄する思いでした。コンプリート癖のある人がハマったら一瞬で破産しそう。
そして、いざさいたまスーパーアリーナへ入場。座席のブロックを1つ間違え階段を無駄に往復するというアクシデントもありつつ無事着席。
開演5分前のカウントダウンが始まり、ここでもカウントダウンあるんだ〜。ひょっとしてLDHの現場って全部カウントダウンするのかな?などと思っているうちに、 CyberHelixは始まりました。
LDHでお馴染み(らしい)オープニングムービーに高まるテンション、動き出すモニター、そしてその裏から現れるメンバーの皆様方……。
め、めちゃくちゃカッコいい……!!!
さいたまスーパーアリーナの最後列なのに、オペラグラス(Vixen10倍)を覗いても表情が見えるかすらギリギリなくらいなのに、ダンスのことなんて何一つわからないのに、それでも確かに耳で、目で、そして何より心で感じる格好よさがありました。
ヴォーカルの御三方の歌が格別なのは言うまでもなく、パフォーマーの皆様の魂を削るような圧巻のパフォーマンスは、さいたまスーパーアリーナの最後列にいてなお、決してその距離を遠いとは感じさせない迫力で、ひと時も目を離すことなど許されないと思わされるような熱量で、確かに私に届きました。
アリーナの最前列にいようが、スタンドの最後列にいようが、たとえ地球の裏で配信を見ていようが、「今」「この瞬間」彼ら16人のパフォーマンスを目撃した人ならば、その全員を自分達が作り出す嵐の中へ巻き込んでいくのだと、そういった覚悟を思い知らされたような感覚でした。
ダンスの満漢全席か!?と思うほど、同じ振り付けであるにも関わらず、各々が全く違うニュアンスでパフォーマンスを披露し、そこにTHE RAMPAGEというグループの強さを感じました。
それぞれ得意分野の違うメンバーが、一つの同じグループとして、自分だけではなく時に他のメンバーとすらもぶつかり合って削り合うような、グローブなしのガチンコで殴り合うような、そんな鬼気迫るパフォーマンス。それを可能にするのが、この16人のTHE RAMPAGEというグループなのだろうなと、感心せずにはいられませんでした。
以下、備忘がてらメンバーの方の印象を残して置きます。お顔と名前が一致してる方だけになってしまいますし、パフォーマンスのこと何も分からないのですが、なんかもうとりあえず「すげえ物を見た!!」の感動が迸るまま筆を運んでおります。ご容赦くださいませ。
・RIKUさん
ライブの途中で女性が聞いてても破裂しそうになる高音を出していて物凄くたまげましたし、途中でなぜか先陣切って踊り出していて「ヴォーカルとは?」となりました。しかもバチバチにパフォーマーの方と渡り合っている。ヴォーカルとは?一人でヴォーカルの定義を書き換えている。
MCコーナーでおそらくその場にいた2万人の中の誰よりも大きな声で「はぁーい!!!」と返事をしていた。お願いだから喉を労ってください
・藤原樹さん
藤原さんをタカラジェンヌだと思っている節があるのでRAMPAGEさんの中で見ると男性でびっくりした。いやだって弦流って線の細いなんとも儚い(by糜爛)男だったじゃん……!?
ザ戦の時から綺麗に踊る人だなと思っていたのですが、RAMPAGEさんの中に戻るとその綺麗さがより引き立ってました!シャツ捲り上げはTLであらかじめ予習していたので、「カラダ仕上がってるねぇ!!ヒュー!!!」と素直に盛り上がれました。鍛え上げられた肉体にヒューヒュー言えるの、シンプルに楽しい。
・浦川翔平さん
ダンスの情報量が多くて本当に最高!!4でカウントを取るところを16に分割して取っているような印象で、そしてその1つ1つがバッキバキにキマってて本当に本当にカッコいい!!こちらもザ戦の時からカッコいいダンスだな〜!と思って見ていましたが、やはりホームでの踊りを見れたのは格別でした!!何というか、「男の筋肉の格好よさ」を一番魅せるようなダンスだな〜!と本当に惚れ惚れします!
また、しょへさんはラップも細かく刻むようなフローが印象的だなと思っているのですが、ダンスの時とラップの時とで共通するリズムの取り方とかがあるのかしらとか勝手に思ってます。その辺りが何もわからないので有識者の方がいらっしゃれば教えてください。
・山本彰吾さん
(※2024/04/22追記 やましょーさんのお名前の漢字を間違えておりました。大変失礼致しました。)
THE RAMPAGEさんの中で黒燕尾が見たいメンバー個人的第一位。
重心が高い軽やかな踊り方が印象的で、特にSleepless Lonely Nightの時の足回りの軽やかさが軽妙洒脱と言うんでしょうか、とにかくお洒落で余裕を感じるスタイルが素敵でした!!ハットとステッキ持ってタップダンスとかしてほしい!!フレッド・アステアみたいに!!
その一方、客席の拍手を煽る時は肩からしっかり力を入れて腕を上げ下げしていて、そのギャップに痺れました。
やましょーさん宝塚に連れて帰りたい。黒燕尾にメロメロになりたい。宝塚に連れて帰るのがダメならいっそのことRAMPAGEさんで黒燕尾やりません!?
・武知海青さん
フォロワー①がプロレス絡みでよくRTしていてそればかりを見ていたせいか、タンクトップ1枚になった瞬間「あっ!!!あの方絶対に武知海青さんだ!!!」と急にピントが合った。
体がとにかくかっこいい。筋肉が勝負服すぎる。誰よりもタンクトップが似合う男!!と思っていたらタンクトップが無くなった。何ということでしょう。
プロレスにも出る肉体派なのに、ジャズダンスが得意なのギャップが過ぎませんか?最後の白いお衣装の時がすごく柔らかな感じで「こ、これか〜〜!!」って大納得しました。
・与那嶺瑠唯さん
ダンスで「撃ち抜かれた」って思ったの、本当に初めてかもしれない。「フォロワーさんの推しだから見てみよう」の軽い気待ちで見ていたら、そのダンスのしなやかさ、優雅さにすっかり魅了されてしまい、「Look down」みたいな歌詞の時のキメで完全に心臓を射抜かれました……。アームカバーって言うんでしょうか、長い腕を引き立てるようなノースリーブのお衣装に白いロンググローブの取り合わせが似合いすぎる。ずるい。堪らない。無理。
バキバキに踊る人が多い中で、全く違う空気感で踊っていらして、凄く色気を感じました。人ならざる物に魅入られる時、こんな気持ちになるのかもしれない。
舞台ではこんなにも色っぽいのにツイッターが面白すぎる。
【検索】与那嶺瑠唯
もしかして:二人いる
ょゎょゎ海馬ながらもこれだけ印象深い方がいらっしゃり、ライブの最中は更に「あの方も見たい!この方も!あぁっ!このお二人がならんだ!!目が忙しい!!えっ、今『Put your hands up』って言いました!?!?無理!!!」と半ばパニックに陥りながらとても楽しませていただきました。
「『剣を握らなければ おまえをまもれない 剣を握ったままでは おまえを抱き締められない』ってこのことか……!!」となりながら、後半は野鳥の会さながらに三連番でオペラを構えるヅカオタ達の図が出来上がっていました。だってもうパフォーマンスを味わいたすぎて……!!
パフォーマーのファンの皆様はこんなノリたい心とご贔屓様を見たい心で心が二つにちぎれそうな葛藤の中でライブに参戦していらっしゃるのかと思うと、なんと甘く苦しい沼だろうかと少し空恐ろしくもなります。
でもそんな葛藤なんて吹き飛ばすくらい、皆様のパフォーマンスが素晴らしく、本当にほぼほぼ何も知らない状態(知ってる曲Cyberhelixとアンコール曲のアドレナリンが止まらないやつしかなかった。これがアンコール曲なのテンション上がりすぎる)でも、全身全霊でブチ上がりました!!!
久々にこんな最上級のエンターテインメントに触れ、血湧き肉躍り魂が奮い立つ経験をし、今回のツアー本当に本当に楽しかったです!!!日和らずに見に行ってよかった!!!
もしこのnoteを最後まで読んでいて、まだツアーの参戦を迷っている方がいるのであれば、全力で参加をオススメします!!前知識などなくても、セットリストやコーレスなど知らなくても、目の前にいるメンバーの皆様が最高にブチ上げてくれます!!!
そして最後までこんな怪文書にお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました!
「サイヘリ楽しんだんやなぁ」ということが伝わったのなら大満足です。
THE RAMPAGEさんがこれからどんな物を作り出していくのか、1回ライブに参加しただけの通りすがりみたいなオタクの私ですら、まるで劇薬しかない科学実験のようでとてもワクワクさせられます!
ドーム公演も決まったらしいというお話も聞きましたし、THE RAMPAGEさんとファンの皆様がこれからも思う存分暴れ回れますように!!!
サイヘリ、本当に楽しかったです!!!
おわり