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ヨーロッパ音楽祭に参加するスウェーデン代表を決めるイベントMelodifestivalen

今年もやってきました、Melodifestivalen2021

 年に一回、好きな人は必ず見る、ヨーロッパの紅白みたいな番組、"Eurovision Song Contest"。ヨーロッパ中(またはそれ以外)の国の代表が集まって、歌を歌い、ヨーロッパナンバーワンを決める大規模コンテストです。その前にスウェーデンの中で国の代表を決めるコンテストが開かれるわけですが、それがMelodifestivalen(メロディーフェスティバーレン)、通称メッロです。今日は6週間にわたって毎週土曜日に予選から敗者復活戦まで行われていたこのコンテストの決勝戦でした。

 昨年はまさかのヨーロッパ音楽祭 "Eurovision Song Contest" が中止になってしまい、この国内大会で選ばれたグループが全ヨーロッパを舞台に歌うことはありませんでした。
 ちなみにそのグループはこちら Mamas

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 今年もこのMamasは出場しました。でも残念ながら優勝することはできず。代わりに優勝したのが若干19歳の男の子Tusse(トゥッセ)で「Voices」という曲でした。

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 ピュアなキャラクターと確かな歌唱力、パフォーマンスもよくわかってる、という感じでした。最初に予選で見た瞬間からああ、この人で決定だろうなという印象を大多数の視聴者に植え付けたことでしょう。スウェーデンにはコンゴ共和国から難民として幼いころに移住してきたそうです。そういった背景を背負っている「新しい」スウェーデン人が選ばれることはあまり珍しいことではありません。というかオーラがこの人だけ違うかったわ。
 けどあまり歌の上手さを生かしきれない若干ポップに走りすぎた雰囲気のある曲だったのが残念だったと勝手に思っています。この人の声を生かす局はきっとほかにもあるだろうに。

 ただ個人的に一番好きだったのは若い女性アーティストの中で唯一アイドルっぽい雰囲気のなかったClara Klingenström(クララ・クリンゲンストレム)でした。失恋の歌を歌っているのですが、自分と向き合って立ち上がっていく様子が音楽からもめちゃくちゃシンプルなパフォーマンスからも歌詞からも鮮明に表現されていて、ぐっとくるものがありました。

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 失恋そのものよりも、自分を取り戻す力強さみたいなものの表現が濃くて、めーちゃかっこいいと思いました。聞いているだけで自分もそんな力が湧いてくるような気になります。タイトルは「Behöver inte dig idag」(今日はもうあなたは必要ない、的な意味合い)。興味がある人はぜひ歌詞を検索してみてください。そんなに難しい内容ではないのでグーグル翻訳で十分内容がわかるはず。

とりあえず感想をどこかで吐き出しておきたかったので満足です。

トップ画像はSVTから

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