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スウェーデンの離島でワクチン接種一回目完了しました

ファイザー社のワクチン1回目接種しました。

 去る3月11日、ついにワクチン一本目接種しました。
 その前夜は大風雨、当日朝はまさかの雪のちみぞれ、暴風というこの一年で最悪と言ってもいい気候でした。お天道様は1年も自主隔離生活続けてきたのに最後の段階になってもこんなちっちゃい関門を用意してやがる。
 まだみぞれが眼鏡ごしの視界を執拗に攻撃してくる中、ぐっちゃぐちゃの足元にとらわれながらも、緊張と興奮であんまり気にもならず。
 ただこちらの人にとっては全く生活習慣にないマスク着用を行い、近隣の島の医療センターから訪問してきてくれた看護師さんたちの待つ島民会館へ徒歩10分。
 10:30の予約でしたが私たちは少し遅れて到着してしまいました。とはいえ現在ワクチン接種の対象になっているFas2、第2優先グループに該当するのは私たちのほかには高齢者の方たちばかりなので、小さな島では今回の予約に間に合った人も限られているのか、私たちの前には1人待っているだけでした。
 ロビーにあるテーブルで、問診票に記入して呼ばれるのを待ちます。ちなみに問診票といってもA4一枚で、名前、パーソナルナンバーと4つの問診にチェックを入れるだけです。アレルギーの有無、妊娠の有無と、あと2つは忘れてしまいましたが簡単な質問でした。

ついにワクチン接種です

 名前を呼ばれて次の処置室の代わりとなっているカフェテリアのようなテーブルとイスがたくさん入っている部屋に入りました。私たちは5人で訪れたのですが、同じ場所で生活しているので全員で処置の部屋に通してもらえました。部屋の端と端2か所で看護師さんたちがそれぞれ待機していて、私たちも二手に分かれます。
 一応用意していたIDカードや給与明細は見せる必要もなかったようで、問診票を渡すと、にこやかな看護師さんが忍びのような素早さで速攻で注射器を片手に近づいてきます。
 ビビる暇もなく、「はーい、右腕出してくださいね」と我々に腕を選ぶ余地もなく、
ピッと腕の肉つまんで
ピュッと針さして
ギュッと注入して
パッと抜いて
はい、終了~でした。
 意気込む前に終わってしまってなんだかもう拍子抜けでした。針も献血に比べたらめっちゃ細くて、注入されてる時もインフルの時ほど何か冷たい異物が入ってきているような妙な感覚もなく、ん?痛いのかしらこれ…と考えている間に終わってしまった感覚です。
 最後に絆創膏をして、次回2回目の接種の確認用の連絡先を伝え、各自カードに1回目の接種が終わった旨を書き込んだものを渡され、次回も持参するように言われました。カードはこんな感じです↓

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 その後、また隣にある体育館に移動して、アレルギー反応が出ないか15分待機して確認します。バスケットボールコート台の体育館には私たち5人のほかには2人座っているだけでした。そのころにはみんな安心した表情。
 待機時間を過ぎて会場を後にする頃にはみぞれも上がって、大曇天でしたが皆心は晴れ晴れ穏やかに帰路につきました。

 この島には2週間に一度医療センターからワクチン提供に来てくれるそうなので、必然的に次回の接種は4週間後となります。そこからさらに2週間待機して、抗体が完成、つまり自由、すなわち隔離生活終了となります。まだもう少しかかりますが、ようやくはっきりとXデーがわかりました。

予後は少しの痛みありでした

 その日は一日みんな安静にして過ごしましたが、私は水分補給を怠り気味だったからか、家に帰ってきて1時間ぐらいしてからめっちゃ頭痛くなりました。しばらく薬飲まずにほったらかしにしてたら余計ひどくなり、鎮痛剤結局2粒要しでも治らず、無理して何かあっても困るので夜8時半に就寝しました。家のほかの人たちも倦怠感があったり、血管が収縮している感覚が足元で強くあったりとか、何らかの変化を感じていたようですが大事に至った人はいませんでした。
 ただ翌日は私はなんとなく血圧が低くて上がってこないときの頭のぼんやり感と、腕を上げて伸ばすと注射をした部分の筋肉に少し青タンができたときのような痛みを感じました。実際注射あとの周りは少し青みがかっています。
 ファイザー社のワクチンはDNAに働きかけるタイプで、あまり副作用はない、という話でしたが、一部では2本目の後の方が重い副作用がやってくる可能性があるとかなんとか。とにかく今のところ家の人も全員無事です。
 ただ周囲のアストラゼネカ社のワクチンを受けた人はもれなく重めの副作用、体の痛み、吐き気、倦怠感、発熱などをもよおしているようですので、今後ワクチン接種予定の方は大事をとってワクチン接種の後は何も予定を入れないほうがいいかもしれません。

 そんなかんじで、ワクチン1本目体験談でした。

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