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13 バート家の不審者① 誰かいる。 眠っている少年から目を上げて、カイは何気に窓の外を…
14 バート家の不審者② 今日お姉さん達は、何人かずつのグループいくつかになって出て行っ…
15 カイとデュー① 一応屋敷の周りをグルッと確認したカイが少年の部屋に戻ると、甘い香りが…
16 カイとデュー② てっきり部屋に残るものだと思っていたデューは、カイについて回って来…
17 カイの過去 カイはこの国と隣の国の境にある国境村の出身で、そこは村全体が大きい城壁…
18 リッジとバート① 頭いて… 頭の奥に塊のような重い痛みがある。 時計を見るともはや夕…
19 リッジとバート② 危なかったー… あらぬ誤解を受けそうだったバートは、なんとか勘違いを訂正できて心からホッとした。 多分リッジは火のような感情を持つ人間だ。だが優しげな容姿も相まってうまく隠せていると思う。それでも元々の性質が仄見える瞬間があり、それが例えば、さっき部屋から出て来た時などだ。 どう見ても平気じゃないのに人の手を借りようとしない。倒れていたところを助けられたのも非常に不本意だったようなイラつきを何となく感じる。極め付けが今で、明らかに軽蔑の冷たい光
20 リッジとバート③ 「……ダメですかね?なるべく長く息をして心臓を動かすための理由が…