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旅日記を、つけてみたくなった。【初投稿】
気付けばあっという間に大学生活の折り返しを迎えた。
人生の夏休みと呼ばれるこの時間は刻一刻と減っていく。
大学3年生になったということは、「大学生活で何に力を入れたのですか?」この質問を受ける時期が迫ってきていることに等しい。ずっと先だと鼻で笑っていたら、いつの間にか背後にいる。音もなくひたひたと迫ってきていたのだ。
あれ、自分は何を頑張ってきたのだろう。何を学び、どんな成長をしたのだろうか。思い返せば、その時その時を生きるのに全力だった。振り返って考えることは少なかった。学業、アルバイト、サークル。確かにこれらに取り組んできたのは事実だ。成績上位を狙いながら、アルバイトもサークルもそれぞれ2つずつ掛け持ちしながら生活していた。とはいえこれらのことは常日頃から話題に上がることが多く、わざわざ特筆すべきことがあるようには思っていない。
それ以外で新しく始めたこと。それが一人旅だった。今の自分を作ってくれたものに確実に含まれると思っている。
少し話が逸れるが、「コミュニケーションはキャッチボール」そんな言葉を聞いたことがある人は多いのではないだろうか。2人で話している時もどちらかが一方的に喋り倒すのではなく、聴いている側が相槌を打ったり、質問をしたり、話し手が「あなたはどう思う?何か話したいことある?」と振って主導権を別の人に譲ったりする。そうしてスムーズな会話ができる。
自分は人の話を聴くのが好きだ。自分中心で話すよりも多くの気づきを得られるし、考え方に触れることができるので。そんな性格なので、ついつい主導権を譲ってしまうことが多い。私が喋り倒すのはどこかこそばゆい感じがある。だから、旅の思い出の話も「こんなところ行って、こんなことして楽しかったよ~」くらいで終わってしまう。だが、体験全てを語れるわけではない故に、消化不良を起こしている感は否めない。
また、体験してきたこと、思ったことを伝えようとすると、どうしても陳腐なことしか言えなくなっている自分に気付いた。「綺麗だった」「美味しかった」「楽しかった」など。文章なら自分が感じたことをもっと的確に表せるのではないかと思った。
毎回計画を立て、沢山写真も撮り、色々な気付きもあったので、自己分析を行うこの機会にゆっくりとこれまでの旅を振り返るのも面白そうだと思って始めることにした。日記代わりにもなるし。
一人旅の最大の弱点は「その時の感情を共有できる相手がいない」こと。ここに記録しておけば、見に来てくれる方や、見返した将来の自分と気持ちを共有できるから少しは気休めになるかなと思う。
次回から少しずつ大学生活での一人旅行記を掲載していきたい。大学卒業までに47都道府県を全制覇するのが夢。果たしてどこまで達成できるのか。
【今回のサムネ写真】
加曾利貝塚に行った時の近くの草原。自然を感じる1枚。
ではまた。
とむ
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