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オーシャン東九フェリーの電波状況

オーシャン東九フェリー(びざん/どうご/しまんと/りつりん)のインターネット環境について乗船時の様子が残っていたので参考としてメモ。2年位前だけど基本的には変わらないはず。



⓪繋がる時間帯。

ドコモ回線の電波状況についての情報となります。他社はこれよりもかなり酷くなります。格安simは利用している回線に依存するので、ドコモの回線を使っているものなら同じように繋がります。回線自体は混雑していないので、繋がればそれなりに速度が出ます。720pの動画でも普通に見れると思います。
後述しますが、ごく一部の地点を除き船体の陸側でないと繋がりません。よって2・4名個室の、新門司行きであれば右舷、東京行きであれば左舷の部屋しか繋がりません。エントランスホールもそれぞれ陸側の窓際でないと繋がりにくいです。
運航スケジュールは曜日によって違います。また、運航スケジュール自体変更があるものなので、最終的には船内掲示の運航基準図と照らし合わせて下さい。以下に、繋がらない地点間および私が乗船した2019年某日時点の新門司行きの時間を参考として書きます。地点名は運航基準図の書かれているものです。

ドコモ回線の繋がらない地点間
①剣崎(21:50)過ぎ~伊豆大島(23:06)まで
②御前崎(2:05頃)過ぎ~大王崎(4:59)手前まで
③室戸岬(17:47)過ぎ~宿毛(22:50)過ぎまで、ただし足摺岬(21:22)前後を除く
以上です。上記の地点間でも繋がることはありますが、非常に微弱です。

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運航基準図
無題
ドコモのサービスマップと航路


①wifiはありません。

各社フェリーの中にはwifi設置の船舶もありますが、オーシャン東九フェリーの4船舶は設置されていません。
船舶は鋼鉄製で、wifi、モバイル電波とも非常に届きにくい環境です。なのでwifiを隈なく設置するには大量のwifi機器を設置する必要があり、コストがかかります。また、大元のインターネット回線を引こうにも電波が弱い、コスト高いという問題があります。


②陸側でないとモバイル回線は届きません。

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船内案内図

船舶の中央部に位置するB・Cは繋がりません。B・Cは2等洋室、バリアフリールームです。
繋がるのは新門司行きでは右舷であるD・E、東京行きでは左舷であるAです。
Dのうち、41~43・46~49が2名個室、37~40・44~45が4名個室です。2室あるwithペットルームがEになります。
Aのうち、07~09・12~15が2名個室、01~06・10~11が4名個室です。
要は陸から飛んでくる電波は鋼鉄製の船舶を通さないということです。陸側であっても2等洋室の区画に入ったところで怪しくなり、ベッドのところに入り込んだら不可能です。通路自体がそもそも微妙です。エントランスホールも電波を拾いたい人は陸側の窓際に陣取っています。
部屋番号はいつ決まるのか?これは確たるところは言えませんが、予約段階ではないようです。私が乗船したのは即時完売するような繁忙期でしたが、聞いたところ確定は発券時(=当日)でした。ただ閑散期には部屋番号を希望して指定したという話も聞きます。重量バランスもあるので難しい点もありますね。
2022/5/10便よりWEB予約は船室、船席の指定が可能となりました。


③ドコモ以外は厳しいです。

各通信会社とも、海上での電波の目安をサービスマップで公表しています。既出のドコモと比べれば、雲泥の差であることがお分かりいただけると思います。以下のサービスマップは2021年7月時点のものですが、今後も急激に改善されるとは考えられません。

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ソフトバンクのサービスマップ
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auのサービスマップ


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