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シンプルで勝てる【テラパゴスex軸デッキ】※期間限定掲載
新弾「ステラミラクル」の顔である「テラパゴスex」を軸としたデッキの紹介記事です。
初級者に使い易い構築ですので、参考になれば幸いです。
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なお、一定期間掲載後に非公開となる可能性があります。
1.デッキ成り立ちの経緯
「ベンチポケモン8体並べて攻撃する」というデッキコンセプトは、過去に「MレックウザEX」や「ムゲンダイナVmax」のように大会で活躍したコンセプトであり、とても強力です。
テラパゴスexも同じコンセプトとなります。
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実際に大会に出てみると、「パルキアVSTAR」と組み合わせた構築と多く対戦しました。エクストラレギュでスタジアム「スカイフィールド」と組み合わせた構築を知っていたので(なるほど~)と思いつつも、後攻1ターン目の弱さとエネ供給の面で課題が多いデッキに見受けられました。
そこで、世にあまり出ていないテラパゴスexを軸としたデッキを作ってみることにしました。
2.作成の過程
新デッキを作成するとき、デッキの「最大打点」を設定します。
テラパゴスexは、ベンチ8体で240ダメージ出せますが、基本エネ2枚を付け続けるのは難易度が高い印象です。そこで「ダブルターボエネルギー」のみでアタックするコンセプトに割り切った最大打点「220ダメージ」に設定しました。次に、この「220ダメージ」を軸とした戦略を分析しました。
・1回の攻撃で倒せるポケモン:進化前たねポケモン、非exの進化ポケモン
→取得サイド1枚
・2回の攻撃で倒せるポケモン:exポケモン
→取得サイド2枚
テラパゴスexがサイド2枚取られるexポケモンであることから、「1体のテラパゴスが2回の攻撃でサイドを2枚取る」、言い換えると「テラパゴスが2ターン耐える」という中打点戦略でデッキを組み始めました。
その構築方針は、海外強豪プレーヤーのAzullGGさんを参考にしました。
彼は、大会成績が素晴らしいだけでなく、とても美しいリストを作成するプレーヤーです。僕自身、彼がYoutubeで紹介するデッキリストを常に真似しています。
実は、テラパゴスデッキも真似したかったwのですが、海外ではまだ発売されていません。(世界大会で忙しいのかも?)
そこで彼の特徴である「4-2-1枚構築」を取り入れました。
・4枚採用:全ての対戦で必ず1枚以上使う重要カード
・2枚採用:対戦で使うと勝率が上がるカード。
・1枚採用:対戦で使わないこともあるカード、いわゆる保険。
なんと3枚採用が皆無です。更に4枚採用が多いため、シンプルなリストが特徴です。
「強固なコンセプトを高い確率で遂行する」、初級者におすすめ出来るリストを目指しました。
3.デッキリストと解説
叩き台を作り、数戦の対戦を経て出来たリスト。
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◆ポケモン
・テラパゴスex:主役はフル投入の4枚。ワザは「ユニオンビート」しか使いません。
・ヨルノズクライン:4-3と悩んだ挙句、終盤のナンジャモに対抗するため4-4。
・バッフロン:耐久力向上のため4枚必須。大きな理由は、サマヨール入りリザやドラパ対面でボムで気絶(カーリーウォール無効化)して3枚取りされるリスクを避けるため。3体場に並べため、余裕のある4枚採用です。
・スピンロトム:2枚。1ターン目の展開役。非exたねポケモンを技で倒すケース、意外に多いです。
・アカツキガチグマ:1枚。後述しますが、エネ枚数を削った構築のため、エネなしでアタック出来るコイツが終盤に活躍します。
・テツノツヅミ:1枚。対2進化デッキの場合、こちらのゲームスピードが速いので活躍します。特性でたとこサイクロン持ちトルネロスも候補でした。
・ネオラントV:1枚。後攻1ターン目の「クセロシキのたくらみ」やホーホーが場に居ないときの手札補充が採用目的です。
◆グッズ
ポケモンを持ってくるカード10枚と入れ替えカード2枚。
・エネくじ:は4枚入れたいけど枠が無く2枚。
・ロストスイーパー:相手の道具をはがすだけでなく、自分の「ゼロの大空洞」を外して、ベンチの手負いポケモンをトラッシュする疑似「崩れたスタジアム」のような動きも。
◆道具
・勇気のお守り:4枚。基本的にはテラパゴスexの耐久力アップです。ただし、対ドラパルトでベンチポケモンに付けるプレイも重要になるのでフル投入。
この「勇気のお守り(50)」&「バッフロン2体(特性カーリーウォール60)」の併用による「実質HP340のテラパゴスexでゴリ押しする」のが基本戦略です。
◆サポート
とても特徴的な構成です。ヨルノズクの特性により、場面によって必要なサポートを手札に加えやすいので、4枚フル投入でなく2枚採用が多いです。
・クセロシキのたくらみ:ロトムV特性「そくせきじゅうでん」後を狙って、相手の動きを鈍らせる狙いです。テラパゴスが2進化デッキに対して、逆転される展開が多いです。そこで、序盤に大きく躓かせる目的で採用しました。実戦の手応えも良かったです。
・博士の研究:主にポケモンとエネを補充したいときに使います。
・ジャッジマン:後1ターン目、場のスピンロトムの特性を残した状態で打つとが狙いめ。
・ボタン:手負いのテラパゴスexを回復させる目的。(プレイングが上達したら1枚にする予定)
・ボスの指令:4枚入れたいけど枠が無い。
以上が2枚採用。
・スグリ:役割は二つ。HP230~240のたねポケモンを一撃するための打点向上。また進化デッキに多く採用されるてカウンターキャッチャーで非アタッカーを呼び出されたポケモンを逃がすため。異なるデッキに対して役割があるので腐りづらいです。とはいえ、サポート権が重いので、2枚目の「ポケモン入れ替え」と悩みました。
・アクロマの執念:1枚。エネくじ4枚やスタジアム4枚の枠が取れず、中間を取って採用。(キュレム怖いから無くしたい)
以上が1枚採用。
◆スタジアムとエネルギー
・ゼロの大空洞:1ターン目に殴る機会が少なく3枚に妥協。
・ダブルターボ:フル投入の4枚。
・ジェットエネ:前述の通りカウンターキャッチャー対策。2枚欲しいけど1枚に妥協。手札補充のギフトエネも候補でした。
スピンロトムがサイドを取るほど活躍する環境(例.進化デッキ多い)ならば、エネとスタジアムは増やして良いかも?
4.大会結果
出来上がったデッキで、宝島一宮店で開催されたゆりパパさんのイベントに参戦しました。
戦績は、5戦全勝と望外の結果。初見殺しのクセロシキが刺さり過ぎたw
@hanji_h ゆりパパさんのイベントに参加してきました。
— トムリン (@tom_ring_) August 16, 2024
戦績は、【テラパゴス】を使って5戦全勝でした!
対戦して頂いた方&運営の方、ありがとうございました。 pic.twitter.com/isVP9MoEPQ
【ドラパルト・サマヨール(ボム)】に2戦2勝だったのですが、お守りとバッフロンの4枚採用が活きた対戦になりました。
今回掲載した構築は、大会経験から数枚差し替えたリストです。
5.回し方やプレイング
エネをテラパゴスexに付けて、ベンチポケモン並べてアタック、以上!
もう少し詳しくw
・exたね系(ミライドンex、タケルライコウex)
ワザ「ユニオンビート」に制約があるので、1ターン目に攻撃することが少ないです。よって、1ターン目に目指す盤面は、バッフロンをバトル場とベンチに出して相手の速攻に対してサイドを取りづらい状況を作ること。それゆえ、テラパゴスは、お守り&バッフロン2体が準備出来そうな手札のときだけ出します。逆に言えば、出さない選択肢も視野。
2ターン目からベンチフル展開して攻撃開始。
ジャッジマンで手札を妨害しながら相手バトル場を倒すか?
ベンチのHPが低い(160~220)ポケモンをボスで呼び出すか?
の2択が多いです。
中盤に「ボタン」を使って回復するターンが出来ると勝利が近づきます。
・2進化exデッキ(最近多いカーストボム採用型を想定)
相手のゆっくりした展開をクセロシキの企みやジャッジマンで妨害しながら、攻撃してサイドを先制します。進化前アタッカーやヨマワルが1体ならばボスで呼んで芽を摘み、2体ならばバッフロン3体盤面を目指し、というのが基本プレイ。
上述のexたねデッキと異なり、ナンジャモやカウンターキャッチャーの採用が多いです。ベンチに「ホーホー」を常に置いて「ヨルノズク」の特性(又は、ベンチを空けてネオラントVの特性)が使える盤面にします。また、「ポケモン入れ替え」「ボタン」などの逃がす用途のカードを大切にすること、中盤以降にこの2点を意識して逆転負けしないよう心がけます。
6.最後に
ポケモン構成がシンプルですが、トレーナーズ構成によってプレイングが変わるのがテラパゴスデッキの面白いところだと思います。
今回は、オーソドックスな耐久型に妨害要素を盛り込んだコンセプトにしてみました。
たねポケモンがメインアタッカー&エネ1枚でアタック出来るので、初級者でも使い易いデッキ。シングル価格も落ちてきたので、作りやすいデッキかな?と感じてます。
実際に使ってみた感想や改良アイデアをお待ちしております。
・引用元
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