ミュージシャンとして生き残るヒントはグルーヴにあり!?
僕は普段、ミュージシャンとして
仕事をしています。
ミュージシャンは常日頃から
「グルーヴ」という正体不明の何かと
向き合う機会が多いです。
グルーヴとは何か。
これに明確に答えられる人はないだろうし
唯一絶対的に正しい答えなどないでしょう。
だけど、あえて「グルーヴ」に
失礼を承知で、非常に乱暴にまとめるなら
「グルーヴとは【ズレ】である」
と言えます。
もちろん、
基本的なリズムはあるけれど、、、
そして、
そのリズムは当然共通の
ルールとして意識するんだけど、、、
やっぱり人によって
多少のズレが生まれるんですよね。
そのズレは人によって
少しずつ違って個性があります。
その個性的なズレが混ざり合って
結果心地よく感じられるのがグルーヴ。
さて、
グルーヴの正体が「ズレ」だとすると、
現状、これは人間特有のモノであると言えます。
たとえば、AIにはグルーヴは出せません。
これまた乱暴な言い方になるけど、
AIは優秀な機械だからです。
AI技術を駆使した演奏の音源を
ちゃんとした環境で聴いたことがあるけど
良くも悪くも「ピッタリ」なんですよね。
当然、ピッタリの良さもあるんだけど
そこにはグルーヴ感はないな…と。
少なくとも、僕にはグルーヴを感じられなかったし
一緒にAIの音源を聴いたミュージシャンの方たちも
同じ意見でした。
「ミュージシャンもAIに仕事を奪われる」
なんて話もたまに聞こえてくるけど、
それも部分的には正しいんだろうけど、
グルーヴという視点でいえば、
圧倒的に人間が優位であると
僕は感じています。
ミュージシャンとして生き残る道は
その辺にあるんじゃないかな。
なんて思う昨今です。
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