話を「聴いて」ほしいんだなぁと思った話。
どうも、ともぞう(@tomozou1804)です。
先日、友達のAくんから相談を受けました。
彼曰く「最近、○○ちゃん(奥さん)が僕の行動にイチイチ文句をいう」とのこと。
例えば、
・洗濯物のたたみ方
・食事の時の咀嚼音
・帰宅のときの「ただいま」の言い方
etc...
選択物のたたみ方も、咀嚼も、ただいまの言い方も何も変わってないんだけどなぁ…と。
色々と話を聴いたけど、この時、僕には原因がわかりませんでした。
しかぁーし!!!
僕がA君の家に遊びに行き夕飯をご馳走になった日に、その原因がわかりました。わかりましたよ。
A君は、奥さんの話を全然聴いていなかったのです。
奥さんがA君に話かけても、彼はスマホやテレビをみながら「うん」とか「わかったぁ」とか返事をするだけ。
たまに まともな(まともっぽい)返事をしたかと思えば、全然的外れなことを言っていたりする。
例えば、
奥さんが明らかに憂鬱そうな顔で、憂鬱そうなトーンで「明日、暑いんだって~」と言っても、A君は「あぁ、○○ちゃん暑いの好きだよねぇ♪」とか非常にトンチンカンな返事をしていたり…
そのやり取りをみてとても冷や冷やした僕が奥さんに「明日、何かあるの?」と聞いたら
「明日仕事でスーツ着て行かなきゃだから嫌だなぁ…って。」との答えが返って来ました。
確かに、奥さんは普段暑いのが好きなのかもしれません。
でも、暑い中スーツで出勤することは嫌だったのでしょう。
そして、そのことを聴いてほしかったからこそ「明日暑いんだってぇ~」という言葉が出たんですよね。
でも、A君は奥さんの話を「聴いて」いないから気付か(け)ない。
「こういうことが たまりにたまっているから、普段の些細なことにもイライラしてつい文句を言ってしまうのでは?」
そう思った僕は、A君にLINEを送りました。(その場で言うと何か問題が発生するかもしれないのでLINEで)
僕:「もしかして、奥さんが文句言うのってA君が話聴いてないからじゃない?」
A:「いや、ちゃんと返事してるし、それにそれとこれとは関係ないっしょ」
僕:「いや、全然返事できてなかったよ」
A:「どういうこと?」
僕:「また今度2人で話そう」
このようなLINEのやり取りがあり、その日は普通に楽しく過ごしました(その後も冷や冷やしたことは何度かあったけど)
で、後日A君とご飯に行ったときに「ちゃんと奥さんの話聴いてみ?」という内容のことを伝えました。
(表情や声のトーンを読み取るとか、まず話を聴くときはテレビやスマホから目を離して、奥さんの方を向くとか、何を伝えようとしているのかとか)
その数日後、A君の奥さんからLINEが来ました。
「ともぞうくん、Aに何かアドバイスしたでしょ?」的なLINEだったと思います。
「バレてるww」と思いつつ「いやー、まぁちょっとアドバイスというか…なんというか…ゴニョゴニョ」的な返信をしたところ
「ともぞうくんとご飯食べに行って帰って来た日から、どう考えても様子が変だからw」
「私が話を始めたら一瞬ビクってして、スマホを急いでテーブルの上置いたりしてw」
「目をカッと開いて私の方を凝視したりw」
「でも、前よりちゃんと話ができるようになって良かった。ありがとう」
的な返信が立て続けに返ってきました。
A君も頑張ったんでしょうね(笑)
それから更に数日後、A君とまた「中間報告会」ということでご飯を食べに行きました。
すると、「○○ちゃん(奥さん)が文句を言わなくなった」とのこと。
この体験から僕が思ったこと、、、というか再確認したことは、
「人は人に話を聴いて欲しいんだな」
ということ。
もちろん、A君と奥さんの問題が「A君が話を聴かなかったこと」だけなのかはわかりません。
わかりませんが少なくとも問題の中の一部だったことは、A君の話からも奥さんのLINEからもわかります。
だから、人の話を聴くってとても大事だなと思いました。
そして、もう一つ思ったのが
今回僕はA君のことだから(自分のことじゃなかったから)俯瞰して問題を観ることができたけど、自分のことだったら気付けなかったかもしれないということ。
もっというと、自分もA君が奥さんに取っていた態度に近いことを誰かにやってしまっている可能性もあるなということ。
だから、「人の話を聴く」をちゃんと意識して生きようと、そんな風に思ったできごとでした。
おしまい。